縁あって訪れた寺院で、縁起ものに逢ふ。
なんてん
せんりゃう
来る年に良きことへ望みをかける、さういふひと時が、いちばん樂しい時間なのかもしれない。
浮世では、感染者數が少なく推移してゐることを受けて、觀光事業の再開を計画云々。
昨年ならば、なにをばかな……! と呆れるところだが、今ではそろそろ可能なところから再開してみても良いのではないか、と思ったりする。
けっきょく浮世が動かなければ、
私自身も動けないのだ。
ただし、自分はそれにすぐ乗ったりはしない。
あくまで他人を斥候に、様子見をしてからじゃ……。