今日は暦で「入梅」──すなはち“梅雨入り”。
定番の“週明け雨”が朝にザッと降ったあとに少し青空が覗いて、それからは曇り空の一日。
今年の梅雨入りは、今月下旬の予想云々。
ならば無くてよい。
この頃は手加減の無い降り方をするので、さういふのはもうウンザリである。
昨年の今頃は、すでに夏のやうに蒸し暑かった記憶があるが、その元凶であった「エルニーニョ現象」なる異常氣候が、やうやく終熄したとみられる云々。
なれば今年の夏は、昨年のやうな連日熱暑に見舞はれずに済むか──?
さにあらず!
『「ラニーニャ現象」が起きると、日本では夏の気温が高くなる傾向があります。』──
結局、今年の夏も近頃の例年通りらしい。
糠喜び。
ガッカリ。
そして、ウンザリ。
しかし、秋に樂しみな報(しらせ)が届く。
鈍雲の向かふに、先を見る。