テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

おくちなおしに。

2007-05-26 22:53:05 | どうぶつ
「きゃッ、このこナーニ、ネーさ?」

 私の伯母さんが作ってくれました。
 フクロウのお人形ですね。
 縁起を担いで、その名も
 『不苦労』くん。

「ふぅーんン?」

 おや、疑ってますね。
 『不苦労』転じて、難を逃れる御守り、
 夜行性であるため、受験生の守り神、
 学問・合格の神、ともいわれてるのですよ。

 ……ぽぷー……

「ひゃッ、ないたッ」

 良いお友達が出来て良かったですねえ。

「なんかちがーうッ???」
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ぬめりみょーん、再び。

2007-05-26 22:29:31 | どうぶつ
「ぎゃあわああーッ、またでたでスよぅおおおッ」

 そんなにビビらなくても、テディちゃ。
 かたつむりの、たった一匹。

「ちがうーッ、きっときっと、いっぴきいれば、
 さんじゅっぴきは、みえないとこにかくれてるのでスよおッ!」

 それは、コレとは違う方の一匹、じゃないかと……。

「ぬめっこは、きらいッ!きらいでス!」

 梅雨もそろそろ近いからね、
 こちらが嫌いと言ってもあちらでは、ねえ~。

「むききゃぷぴーッ」
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101はバンドワゴン。

2007-05-26 22:16:14 | ブックス
 本日で第101回目、さて何をご紹介いたしましょうか。

「ひゃくいち、ひゃくいちでス!」

 では、騒がしいテディちゃと同じくらい騒がしい大家族が登場する、
 この物語にいたしましょう。


      ―― 東京バンドワゴン ――


 著者は小路幸也さん。’06年に発行された本作品は、
 あの〈本屋大賞〉にもノミネートされておりました。
 私、密かに応援していたのです。
 もっと注目されてほしかったなあ……。

「ばんどわごん、て、おんがくのほん、なのでスか?」

 いいえ、東京バンドワゴンは古本屋さんです。
 店名の由来は不明、と作品の中で書かれています。
 何故バンドワゴンなのか、いつか明かされるのでしょうか
 ……なんて悩む暇もなく、主人公一家には次から次へ事件が。
 小さな、けれどとても深長な謎が交差して、みな大忙し。
 大人数の家族って、大変です。
 頼りになるけど、やっぱりたいへん。
 でも、あたたかくて、笑いは絶えません。
 春、夏、秋、冬。
 季節ごとの騒動の中で、私が好きなのは夏のお話ですね。
 
「うぐー、っと。うううーッ、うぐッ」

 どうしたの、テディちゃ?
 お腹でもいたむの? 唸り声だしちゃって。

「でてくるひとが、おおくて、おぼえるのたいへん、でスようぅ」

 まさに、そこが踏ん張りどころ。
 登場人物一覧をアタマに刻んで、ねじり鉢巻き!
 憶えさえすればもう大丈夫。
 面白さも倍増します。
 だってね、このストーリーは、どうしたって大家族でないと。
 おじいちゃんやら孫やら近所の人たちやら、
 わんさか出て来ないと楽しくないわ♪

「がんばり、まス……」

 つい先日、続編にあたる、
『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』が発売されました。
 そちらについては、後日詳しく!
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