テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

秋の新作お菓子に突進!其の6!

2007-10-01 22:36:55 | 美味
 寒くなった途端、猛然とチョコレートが食べたくなってきました。
 
「ネーさ、テディちゃもッ、たべたいでスッ!」

 はいはい、分けたげるから、待ってなさい。
 これは『ちょこづつみ』、
 お店に並んだばかりの最新作だそうよ。

「あッ、おもちでスッ!」

 ふむむ。
 直径2cmくらいの、柔らかいオモチですね。
 中にチョコが入っているのでしょうか?
 解明と検証のためにも……いただきまーす。

「いただきまァス!」

 やわらかなオモチが、ミニ大福みたいな食感ですね。
 想像通り、オモチの中にはクリーミィなチョコレートが……むむむ。

「おいしでス♪」

 そうね、美味しいですね……。

「もぐもぐ。ネーさ、きにいらないのでスかァ? おいしのにィ」

 いいえ、気に入ってますよ。
 求肥タイプの御餅は大好物です。
 でも、これって、どちらかというと
 『チョコ菓子』ではなくて、『お餅のお菓子』だわ。
 そこが、つらい……。
 ネーさが、いま!食べたいのは、
 チョコレート!!
 なんです。
 
「ややこしでスゥ~」

 お餅菓子系がお好きな方にはお奨め、なんですね。
 ただ、チョコ濃度の高いお菓子をお望みの方は、
 物足りなく思うかも。

「おつきみだんご、みたいでェ、テディちゃはァ、すきでス♪」

 月見団子を食べ損ねたこと、
 まだ根に持ってるんですか……。

「たべものの、うらみィ~、おそろしィのでスよッ」
 
 
 

 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王道踏み外しまくり?なファンタジー本。

2007-10-01 12:30:31 | ブックス
 ずんずんずん、と。
 さあ、ファンタジー本の発掘を続行いたしましょう。
 本日ご紹介しますのは……ヒネくれていますねえ。
 相当なヒネくれファンタジー物件です。


 
         ―― プリンセス・ブライド ――


 
 著者はウィリアム・ゴールドマンさん、原著は1973年発行です。
 ゴールドマンさん、脚本家さんとして有名な御方で、
 『明日に向かって撃て!』『華麗なるヒコーキ野郎』等を
 執筆しておられます。
 
「ゆうめいじん、でスね、ネーさ」

 有名だからと油断しちゃいけませんよ、テディちゃ。
 昔むか~しの物語は、王子さまの花嫁探し&冒険譚、と思いきや、

「……ちがう、のでスか?」

 王子さまは性格最悪の嫌なヤツだし、
 花嫁さんはきれいだけどちょっとヌケてるし、
 花嫁さんのホントの恋人さんは格好いいんだか悪いんだか判んないし、
 仇敵を付けねらう変な剣士さんやら、
 頭があまりよろしくない巨人さんやら、
 登場人物はみな、端役に至るまで《なんかヘン》路線。
 さらには、現代の《語り手》さんが口を挟んで、
 あちこちで注釈や回想を書き込んでは
 流れをぶち壊してくれちゃいます。
 まるで、
 正統派騎士道物語を一刀両断せよ!
 と誰かから指令されていたかのように。

「うきャ、たいへんでスゥ」

 でも、この、語り手さんの《破壊》が滅法面白いのですよ。
 上手なテーブルマジックを見せられている、みたいな。
 
 出だしは、少しばかり取っ付きにくいかもしれません。
 そこを堪えて、第一章に辿り着いたら、はい、もう大丈夫!
 作者ゴールドマンさんのお遊びを楽しめるようになります。

 陰険な王子様の企みは成功するのか?
 花嫁さんはホントの恋人さんと再会できるのか?
 剣士さんは敵討ちできるのだろうか?

「テディちゃはァ、えーとォ、びじん、おうえんするでス!」

 ふむ、花嫁さん派ですね。
 頑張って下さい、陰険王子さまとの戦いは山あり谷ありです。

「が、がんばるでス……」

 この作品は、映画にもなりました。
 映像化によって、
 お話はより分かりやすくなった……ように見えますが、
 映画は映画で、またヒネくれてます。
 監督はロブ・ライナーさん、
 『スタンド・バイ・ミー』を撮った才人さんですからね。
 ちゃちなセット(わざとですね)、
 半端なメイク(これもわざと)、
 なのにフェンシングのシーンは素晴らしい出来、とは
 (エロール・フリンへのオマージュでしょうか?)。
 
 出来れば、御本を読んでのち、
 映画をご覧下さいますよう!

「よろしくでスッ」

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする