テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

新作?お菓子……って?

2007-10-23 22:42:23 | 美味
「おかしィ♪ おかしでスよ、ネーさッ♪」

 そうなんだけど、テディちゃ、このお菓子に心当たりは?

「ぽぺッ??」

 不二家の『ミルキーチョコボール』、 
 このお菓子、新作なのかしら?
 買ってはみたんですけれどね、どうも分りません……
 ずっと以前から売っていたのかな?
 それを見落としていただけで、新作じゃない、のかなぁ?

「おいしければァ、いいのでスよ?」

 う~ん、美味しいことは美味しいのよね、とっても。
 ミルキー味のソフトキャンディを、
 チョコレートでコーティング。
 こういった甘さはネーさの好みです♪
 それだけに気になるんです。
 正体を知りたいんです!

 フタを開けて、そこにペコちゃんマークがあったら、
 5枚集めて応募してね、と箱裏面に書いてあります。
 すると、秘密の宝箱が当たる……って、
 森永のチョコボールみたいね?
 真似ッコしたのかな?
 じゃ、やっぱり新作?
 う~ん、わからない~。

「えッ? たからばこォ?!?」

 はッ……!

「たからばこッ!!
 テディちゃ、ほしいでスッ!」

 えー、と。
 もっと買って来い、っていうこと?
 テディちゃは、《キョロちゃん命!》だったんじゃないの?

「きょろちゃ、だいすきでス!
 でもォ……たからばこ、みたいでス!
 ほしいでスッ!」

 どうも私、墓穴を掘ってしまったみたいですね……。
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本棚、拝見いたします。

2007-10-23 14:18:55 | ブックス
 『博士』ときて、この作家さんとくれば、
 彷彿とするのは、あの名作ですね。
 でも、本日ご紹介いたしますこの御本、小説ではありません。



            ―― 博士の本棚 ――


 
 著者は小川洋子さん、’07年7月発行の作品です。
 
「テディちゃ、しッてるでスよゥ!
 えいがになッた、あのおはなしィ!」

 そうですよ、テディちゃ。
 『博士の愛した数式』の著者である小川洋子さん。
 本作は、小川さんが読書や映画、旅について書いたエッセイを
 集めた御本、といったらいいのでしょうか。
 子どもの頃に読んだ本のお話、
 折に触れ読み返す愛読書のお話、
 日本数学会の出版賞授賞式に招待され
 そこで知り合った数学者さんのお話、
 また、愛犬のお話も載っています。

「いぬゥ? ぎゃるるッ! がう~ッ!」

 どうどう、テディちゃ、落ち着いて。
 メインはね、犬じゃなくて、本のお話なんですから。
 
 とは言え、他にも気になるお話はありました……。

「ふェ? どこがでスかァ」

 友人の御子さんが重い病に罹ってしまったことを
 小川さんは記しています。
 心臓病で、移植以外に治療方法ありません――
 小川さんは治療に要する費用の募金運動に携わり、
 その過程で数えきれない程の善意に出会ったと
 感謝の言葉を述べておられます。

 読んでいて、
 なんだか、心配と不安で一杯になってしまいました。
 どうか手術が成功していますように、
 ひたすらそう願っています。

「げんきになってると、いいのでス……」

 優しい表紙の画が、なぐさめてくれているようで
 泣けそうになります。
 装画は、戸田ノブコさん。
 各章の扉、巻末にも、
 戸田さんの画が掲載されています。
 さりげないけれど、鮮烈な印象です。

 『博士の愛した数式』のファンの方々には、
 数学者さんのお話がグッとくるでしょうね。
 私は『ミーナの行進』ファンなので、
 カバのお話はないかな~と期待したのでしたが。

「きゃばッ??」

 『博士の……』そして『ミーナ……』を読んだ後、
 この御本をひもとけば、感慨深いものがありますね。
 小川さんの本棚を覗かせていただいたかのような。

 博士とルートくんが大好きな御方(大勢いますね!)に、
 お奨めしたい一冊、です!
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