テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

大きなプリンに御用心♪

2007-10-18 23:06:16 | 美味
「できゃッ!
 できゃいでスよゥ、ネーさ! 
 この……ぷりン……?……ぷりん、でスよねェ??」

 そうです、プリンですよ、テディちゃ。
 本日、コンビニで発見して、記念にケータイのカメラでパチリ。
 この特大サイズ、笑えちゃいますね♪

「おあじはァ、ふつうの、ぷりン、なのでスかァ?」

 はい、お味は普通です。
 以前に買って食べた時、確認しましたから。

「えェッ!
 ネーさ、こんなできゃいのォ、たべたのでスかッ??」

 食べました。
 と言っても、一人ではなくて、皆で分けあって、ですけど。

「ふァ~、なァ~んだァ」

 これはね~余程じゃないと
 1人では食べ切れませんでしょ。
 お腹を空かせた男子高校生なら食べちゃう……かも知れませんが、
 カップヌードルと同じくらいのサイズのプリン、ですよ。
 カロリーだって……カロリー……
 えー、カロリーは……えへん、
 そこらへんはね、ちょっぴり心することにいたしまして。

 ついでですが、
 大ぉ~きなこのプリン、
 よぉし首尾よく手に入れたぞ、食べよう!という場合には、
 ひっくり返し、お皿にプッチン!するのを怠ってはいけません。
 おお、お皿の上のその姿!
 迫力満点!です。
 エンタメ度もたっぷりのデザートなんですから、
 楽しみながらいただきましょう。
 パーティなどに向いていますね。

「……テディちゃ、ひとりじめしたいィ、のでスゥ」
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中世の修道士ライフをコミックで。

2007-10-18 14:11:01 | ブックス
「きょうはァ、こみっく、でスか、ネーさ?」

 そうなの、テディちゃ。
 昨日『モップガール』を今週のイチオシ!なんて言っちゃったから、
 今日はミステリや小説ではない何かを、と思いまして
 こちらのコミックスを御紹介。



          ―― 修道士ファルコ ――



 著者は青池保子さん、単行本第一巻は1992年に発行されました。
 現在は文庫化もされているようです。

 中世の僧院を舞台にした作品、と聞いて
 読書マニアが真っ先に思い浮かべるのは、何と言っても
 『薔薇の名前』でしょう。
 映画になって、ヒットもして、
 でも僧院生活ってあれだけじゃないんだと
 じっくり絵解きしてくださるのが、本書『修道士ファルコ』です。

「あのね、テディちゃはァ、
 えいが、あんまりよくゥ、わかんなかッたのでス」

 暗くて、おどろおどろしかったですからね。
 原作の小説の方は、割にさっぱりしてたと思うんですけど。

 青池さん描く中世の僧院は、
 解りやすさの点では小説以上ですね。
 キリスト教の御坊さまの日常生活とはこういうものであったと
 過不足なく描き、教えてくれちゃうのです。

 主人公のファルコさんは修道士。
 つい先頃、修道の誓いを立てたばかりの、
 ほぼ新人修道士さんです。
 所属しているのは、シトー派の修道会。
 別派の或る僧院に滞在しているのは、
 井戸掘りを頼まれたから。

「いどほりィ??」

 シトー派の修道会が得意とするのは開拓事業、なんだそうです。
 建築や、土木工事のことですね。
 中世の昔、御坊さまが高度な建築作業に携わるのは
 洋の東西問わず、よくあることでした。
 深大なデータベースを所持し、
 先端の技術を駆使できる知識階級、
 それが僧侶だったのです。

 シトーの修道士ファルコも、日夜道具を手に、ここかあちらか、
 井戸掘り作業の日々だったのですが
 ……邪魔が入りました。
 おそろしい邪魔が!

「じゃまァ? どしたでスか?」

 かつて騎士だったというファルコに
 王様が目をつけたのです。
 剣の腕を磨きたくてうずうずしている王様、
 こっそり僧院を訪ねてゆくのですが……。

 欄外に、青池さんは
 『嘘か本当か分らない
 何でもありの中世昔話風の世界を描いてみたかった』
 そう書いておられます。
 確かに、嘘かまことか、見極めつき難い!
 何故って、時代考証がとてもしっかりしているのです。
 教科書を読むより、
 辞典や図鑑で調べるよりも、
 中世ヨーロッパがどんなところだったのか、
 僧院が人々の生活とどう関わっていたのか、
 本当によく分かります。
 漫画の、素晴らしい力、なんですね。

 中世に興味がなくても、もちろん楽しめます!
 ミステリ調あり、笑い話あり、ロマンスは……ないとしても?

 2巻まで出ていますが、
 続編をぜひぜひ読みたい!そんな作品です。
 普段はコミックを読まない人にも!お薦め!ですよ!

「おぼうさんらいふ、かいどく!なのでス」
 
 
 
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