テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

チクリ、と!

2008-12-18 22:50:23 | ブックス
「いやだァ~、いやでスゥ~!
 つつしんでェ、えんりょォするのでスゥ~ッ!」(←じたばた中です)

 遠慮している場合じゃありません、テディちゃ。
 インフルエンザの予防注射ですよ!
 ここが年貢の納め時、
 いさぎよ~く、ドクターにお注射していただくのよ!

「やだようッ、やだやだァ、
 ちゅうしゃァ、きらいィッ!」

 諦めなさい、ネーさも注射してきたんですから。
 よぉし、こうなったらもう実力行使!

「みぎょッ?!?」

 (ネーさ、看護士さんと連繋瞬殺技でテディちゃを捕獲、
  消毒!注射!絆創膏!
  はい、一丁あがり!)

「ぴィ~~~~ッ!!」 (←ああ、抵抗むなしく……)

 皆さま、予防接種はお早めに~♪ 
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名作劇場《クリスマスにクリスティーを!》②

2008-12-18 12:39:24 | ブックス
 クリスマスシーズンらしからぬ?暖かな東京・多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃですゥ!
 せーのッ!
 くりすますゥにィ、くりすてィーをッ!」

 はい、合言葉ありがとうございました。
 引き続き《クリスマスにクリスティーを》と参りましょう!
 本日ご紹介いたしますのは、こちらです! どうぞ~!



            ―― ヘラクレスの冒険 ――


 
 著者はアガサ・クリスティさん、原著は1947年に発行されました。
 英原題は『THE LABOURS OF HERCULES』、
 HERCULES=ヘラクレスは、仏語風に読むならエルキュール、ですね。

「えるきゅーるッ?
 むぽッ! しッてるでスゥ! そのおなまえはッ!」

 はい、そうです。
 ミス・マープルと並び立つクリスティ作品の探偵役さん、
 エルキュール・ポアロさんが、
 この短編集で大活躍いたします。
 
 どうしてまた、大活躍を?といいますと……
 ポアロさんの心に火をつけたのは、或る決心でした。

 神話の勇者ヘラクレスと同じように、
 十二の難業、いや、十二の難事件を解いたら、
 ウィ! 私、偉大なる探偵ポアロは引退しよう!

「えッ? いんたいィ?
 だめでスよゥッ、そんなのォ!」

 それが……ポアロさん、本気みたいですね。
 毎日届けられる沢山の手紙や依頼の中から、
 ヘラクレスの難業を彷彿とさせる《謎》を選び始めました。
 
 難業に倣うなら、
 そうだなあ、
 ライオンが出てきたり、
 ヒドラや、アルカディアの鹿や、
 地獄の番犬ケルベロスが出てこなくちゃ!
 といった具合です。

「まさかァ!
 けるべろすはァ、ろんどんにはァいないィもんッ!」

 本当に、いませんか?
 《悪》や《怪物》は意外な形に姿を変え、
 ポアロさんの依頼人を苦しめているのかもしれません。
 ならば、相手にとって不足はなし。
 華々しく!
 颯爽と!
 難事件に、ポアロさんは挑戦します。
 引退の花道を飾るべく――

「えェ~? ぽあろさんッ、けるべろすゥとォ、
 たたかえるのかなァ~??」

 マープルさんの『復讐の女神』と違い、
 ポアロさんの『ヘラクレスの難業』は
 ユーモアや、時にはアイロニーもピリリときいて、
 クリスマス休暇向きの楽しい読み物となっています。

 さあ、《クリスマスにクリスティーを》!
 週末のひとときに、
 愉しいホリディの気分転換に、
 ポアロさんの冒険12章をお召し上がれ!

「ぽあろさんッ、けるべろすゥにィ、よろしくゥ!でスッ」
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