カシミア100%よりもアンゴラ100%のニットの方が絶対に暖かいわ!
と思うネーさです、こんにちは。
立春なのに、冷え込んだ一日でしたね。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
本日ご紹介いたします物語の季節も……冬。
街角に、事件現場に、寒風が吹きつけておりますよ。
さあ、活字マニアの皆さま、こちらを、どうぞ~!
―― インビジブルレイン ――
著者は誉田哲也さん、’09年11月に発行されました。
警視庁捜査一課捜査係の警部補・姫川玲子さんを主人公とするシリーズの
最新刊です。
「うむむッ! みすてりィでスねッ!」
「がるーるぐる!」(←訳:警察小説かも!)
ええ、そうですね。
ミステリにして警察小説……ですが、
ややノワールなハードボイルドとも言えましょうか。
年の瀬も押しつまる12月の半ば、
姫川警部補の携帯にかかってきたのは……ああ、仕事絡みの急報です。
帰宅途中だった姫川さん、タクシーをつかまえ、
現場に到着しましたものの……おや、何やら様子が変?
「だいこんらんッ、なのでスかッ?」
「がるるるっ?」(←訳:野次馬いっぱいとかっ?)
姫川さんの注意を惹いたのは、
既に現場に到着していた捜査員さんたちの顔ぶれでした。
所轄署の四課の警部補さんがいる……?
ということは、この事件、被害者は暴力団関係者……?
捜査一課と四課(組織犯罪対策部四課)の合同捜査は、
いえ、四課が主導権を握る捜査は、
姫川さんたちの行動をややこしくします。
また上司たちは上司たちで、何事かを隠しているらしく、
捜査の現場はますます混乱し、
士気は低迷するのでした。
姫川さん、歯噛みいたします。
このままでいいわけはない!
「むぽぽゥ!
それでこそォ、けいぶほさんッ!」
「がるーる!」(←訳:腕利きだ!)
しかし、姫川さんが見出す事件の深部は、
悲劇としか言いようのない様相を呈し始めます……
解決しても、誰も幸福になれない、安堵できない――
これは、そんな事件なのでしょうか。
直木賞を受賞した原りょうさんの名作ハードボイルド『私が殺した少女』や
『さらば長き眠り』を想い起こさせる、
硬質なミステリ作品です。
題名の、インビジブルレインとは?
姫川さんが暴く真相とは?
「れいんッてェ、あめッ、でスねッ?」
「がるーる?」(←訳:見えない雨、って?)
えへん、
ここで、雨についての格言をひとつ。
ハワイでは、こう言うのだそうですよ。
『NO RAIN、NO RAINBOW』――
雨なくして、虹なし。
雨が降らなければ虹も出ないんだよ、といった意味ですね。
『見えない雨』が過ぎた後、
姫川さんを迎えるのはどのような未来なのか……
できるなら明日にも次作が読みたくなる一冊です。
ミステリ好きさんには、とりわけおすすめ!ですよ~♪
「いッきよみィ、すべしッ!でスねッ」
「ぐるがるっ!」(←訳:でも徹夜はだめだよっ!)
と思うネーさです、こんにちは。
立春なのに、冷え込んだ一日でしたね。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
本日ご紹介いたします物語の季節も……冬。
街角に、事件現場に、寒風が吹きつけておりますよ。
さあ、活字マニアの皆さま、こちらを、どうぞ~!
―― インビジブルレイン ――
著者は誉田哲也さん、’09年11月に発行されました。
警視庁捜査一課捜査係の警部補・姫川玲子さんを主人公とするシリーズの
最新刊です。
「うむむッ! みすてりィでスねッ!」
「がるーるぐる!」(←訳:警察小説かも!)
ええ、そうですね。
ミステリにして警察小説……ですが、
ややノワールなハードボイルドとも言えましょうか。
年の瀬も押しつまる12月の半ば、
姫川警部補の携帯にかかってきたのは……ああ、仕事絡みの急報です。
帰宅途中だった姫川さん、タクシーをつかまえ、
現場に到着しましたものの……おや、何やら様子が変?
「だいこんらんッ、なのでスかッ?」
「がるるるっ?」(←訳:野次馬いっぱいとかっ?)
姫川さんの注意を惹いたのは、
既に現場に到着していた捜査員さんたちの顔ぶれでした。
所轄署の四課の警部補さんがいる……?
ということは、この事件、被害者は暴力団関係者……?
捜査一課と四課(組織犯罪対策部四課)の合同捜査は、
いえ、四課が主導権を握る捜査は、
姫川さんたちの行動をややこしくします。
また上司たちは上司たちで、何事かを隠しているらしく、
捜査の現場はますます混乱し、
士気は低迷するのでした。
姫川さん、歯噛みいたします。
このままでいいわけはない!
「むぽぽゥ!
それでこそォ、けいぶほさんッ!」
「がるーる!」(←訳:腕利きだ!)
しかし、姫川さんが見出す事件の深部は、
悲劇としか言いようのない様相を呈し始めます……
解決しても、誰も幸福になれない、安堵できない――
これは、そんな事件なのでしょうか。
直木賞を受賞した原りょうさんの名作ハードボイルド『私が殺した少女』や
『さらば長き眠り』を想い起こさせる、
硬質なミステリ作品です。
題名の、インビジブルレインとは?
姫川さんが暴く真相とは?
「れいんッてェ、あめッ、でスねッ?」
「がるーる?」(←訳:見えない雨、って?)
えへん、
ここで、雨についての格言をひとつ。
ハワイでは、こう言うのだそうですよ。
『NO RAIN、NO RAINBOW』――
雨なくして、虹なし。
雨が降らなければ虹も出ないんだよ、といった意味ですね。
『見えない雨』が過ぎた後、
姫川さんを迎えるのはどのような未来なのか……
できるなら明日にも次作が読みたくなる一冊です。
ミステリ好きさんには、とりわけおすすめ!ですよ~♪
「いッきよみィ、すべしッ!でスねッ」
「ぐるがるっ!」(←訳:でも徹夜はだめだよっ!)