テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

原作、映画、どちらから……?

2010-02-26 23:14:58 | ブックス
 寒かったり暖かかったり……ふぅ~、皆さま、体調を崩しちゃってませんか?
 こんにちは、心配性のネーさです。
 風邪にはやっぱりビタミンC!

「こんにちわゥ、テディちゃでス! こぐまはァ、かぜのこッ!」
「がるる、がるーるる!」(←訳:虎です、風邪より花粉がやばい!)

 では、2月最後の週末は、体調に充分配慮しながら、
 この御本で――或いは映画で、エンタ気分にひたりましょう!
 活字マニアさんも映画ファンさんも、こちらを、どうぞ~!


 
                ―― シャッター・アイランド ――


 
 著者はデニス・ルヘインさん、原著は2003年に、
 画像の日本語文庫版は’06年9月に発行されました。
 デニス・ルヘインさん……イーストウッドさん監督作品『ミスティック・リバー』等、
 映画人さんにとても愛される作家さん、と御紹介すべきでしょうか。

「ふむうむッ!
 テディちゃ、てれびィのォ、せんでんでェ、みましたでスよッ!」
「がるるるがる!」(←訳:映画のCMだね!)

 はい、そうですね。
 マーティン・スコセッシさん監督、ディカプリオさん主演で、
 ’10年4月に公開予定の映画が、
 『シャッター・アイランド』。
 CMの映像に惹かれ、
 ネーさはまず原作に挑戦してみましたよ~♪
 
「みすてりィ、なのでスかッ」
「がるるるがるぐるっ!」(←訳:ネタばらしは駄目だよっ!)

 ネタばれにならない範囲で説明いたしますと、
 《吹雪の山荘》系の筋立て、と申しましょうか。

「ぽえッ?? ふぶきィ??」
「がるるー?」(←訳:山のおはなしなのー?)

 いえ、舞台は山ではなくて、海なんです。
 《吹雪の山荘》を海へ遷せば、それは《嵐の孤島》……
 今しも嵐が襲いこようとしている海上を、
 一隻の小型フェリーが進んで行きます。
 その甲板で青い顔をしているのは
 連邦保安官のテディ・ダニエルズさん。
 相棒のチャックさんとともに彼が向かうのは、島――
 シャッター島と呼ばれる、
 連邦政府管理下の、特異かつ特別な島なのです。

 島には病院があり、そこに収容されているのは、
 精神を病んだ犯罪者たち。
 その中の一人が突然いなくなったと、
 連邦保安事務所に急報が寄せられたのでした。
 ダニエルズ保安官は島に乗り込み、調査を始めます。
 
 消えるはずのない人間が、どうして、どうやって消えたのか?
 それに……いるはずのない人間が、この島にはいるらしい……?
 病院長、医師たち、看護士たち、囚人たち、
 みなが何かを隠匿しているのでしょうか……?

「なんだかァ、ただならぬゥふんいきィ、でスッ!」
「がるるー……」(←訳:怖いかも……)

 詩的&視覚的な表現や描写が多く、
 スコセッシ監督さんはそのあたりに魅力を感じたのかなぁ、とも思います。
 第二次世界大戦のすぐ後の、
 美術や衣装も見もの、ですね!

 活字マニアさんには、まず原作から!とおすすめし、
 映画ファンさん&レオさまファンの方々には
 映画を観てから原作を!とおすすめしたい作品です。
 御本も映画も、
 船酔いしないよう御用心しつつ、お楽しみくださいね!

「はやくゥ、えいがをォ、みたいィでスゥ!」
「がるるーぐるぐる!」(←訳:レオくんの熱演に期待しちゃうぞ!)
コメント
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