テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2012新春特別企画!《黄金色い依頼人》その3!

2012-01-01 23:13:23 | 2012も!新春特別企画♪
 さあ、御話の第三回でございます。

 新年の訪れを告げる鐘の音とともに、
 名探偵テディちゃムズの下宿があるベイカー街を訪れた依頼人――
 ドラゴンくんは言いました。

 行方知れずの
 ぼくのダディを探してください!
 ヒントなら、ぼく、持ってます!

「ひんとォ?」
「ヒント!」
「がるるぐる?」(←訳:ヒントって?)
 
   

 名探偵テディちゃムズ、
 シロクマのユキノジョン・H・ワトソン博士と
 虎くんは口々に訊ねました。

 行方不明のドラゴンを探し当てるヒントですって??

「ダディが家に忘れていった携帯用電動ウロコ磨き機のポーチに、
 こんな紙が入っていたんです!」

 差し出された紙片を覗き込んだ
 名探偵テディちゃムズは、

「うむッ!」

  

「テディちゃムズ!
 それは何だい?」

「これはねェ……いわゆるゥ、あんごうッだよッ!」

「がる!」(←訳:暗号!)

  

 暗号、とな?
 どれどれ、ちょっとその紙片に書かれた内容をば、読んでみましょうか――

  『ささやき より 南へ
   フェニックスふたつはばたき

   ながれに さからい
   ヒッポグリフにかいスキップ

   むかしの みちを
   ペガサスひとまたぎ』

「ええっ? 何なのコレっ??」
「ぐるがるがるる~!」(←訳:意味わかんない~!)

 う~ん?と腕組みするユキノジョン・H・ワトソン博士と、虎くん。
 失踪中のドラゴンくんのパパは、
 この文章で一体何を言わんとしていたのか、
 見当もつきません。

 が、しかし。

「あはァ!
 ひんとォ、いただきィッ~♪」

 おお!
 名探偵テディちゃムズ、
 早くも手がかりを摑んだようですよ!
 

  ~その4!に続く!~
 
コメント
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