さあ、御話の第三回でございます。
新年の訪れを告げる鐘の音とともに、
名探偵テディちゃムズの下宿があるベイカー街を訪れた依頼人――
ドラゴンくんは言いました。
行方知れずの
ぼくのダディを探してください!
ヒントなら、ぼく、持ってます!
「ひんとォ?」
「ヒント!」
「がるるぐる?」(←訳:ヒントって?)
名探偵テディちゃムズ、
シロクマのユキノジョン・H・ワトソン博士と
虎くんは口々に訊ねました。
行方不明のドラゴンを探し当てるヒントですって??
「ダディが家に忘れていった携帯用電動ウロコ磨き機のポーチに、
こんな紙が入っていたんです!」
差し出された紙片を覗き込んだ
名探偵テディちゃムズは、
「うむッ!」
「テディちゃムズ!
それは何だい?」
「これはねェ……いわゆるゥ、あんごうッだよッ!」
「がる!」(←訳:暗号!)
暗号、とな?
どれどれ、ちょっとその紙片に書かれた内容をば、読んでみましょうか――
『ささやき より 南へ
フェニックスふたつはばたき
ながれに さからい
ヒッポグリフにかいスキップ
むかしの みちを
ペガサスひとまたぎ』
「ええっ? 何なのコレっ??」
「ぐるがるがるる~!」(←訳:意味わかんない~!)
う~ん?と腕組みするユキノジョン・H・ワトソン博士と、虎くん。
失踪中のドラゴンくんのパパは、
この文章で一体何を言わんとしていたのか、
見当もつきません。
が、しかし。
「あはァ!
ひんとォ、いただきィッ~♪」
おお!
名探偵テディちゃムズ、
早くも手がかりを摑んだようですよ!
~その4!に続く!~
新年の訪れを告げる鐘の音とともに、
名探偵テディちゃムズの下宿があるベイカー街を訪れた依頼人――
ドラゴンくんは言いました。
行方知れずの
ぼくのダディを探してください!
ヒントなら、ぼく、持ってます!
「ひんとォ?」
「ヒント!」
「がるるぐる?」(←訳:ヒントって?)
名探偵テディちゃムズ、
シロクマのユキノジョン・H・ワトソン博士と
虎くんは口々に訊ねました。
行方不明のドラゴンを探し当てるヒントですって??
「ダディが家に忘れていった携帯用電動ウロコ磨き機のポーチに、
こんな紙が入っていたんです!」
差し出された紙片を覗き込んだ
名探偵テディちゃムズは、
「うむッ!」
「テディちゃムズ!
それは何だい?」
「これはねェ……いわゆるゥ、あんごうッだよッ!」
「がる!」(←訳:暗号!)
暗号、とな?
どれどれ、ちょっとその紙片に書かれた内容をば、読んでみましょうか――
『ささやき より 南へ
フェニックスふたつはばたき
ながれに さからい
ヒッポグリフにかいスキップ
むかしの みちを
ペガサスひとまたぎ』
「ええっ? 何なのコレっ??」
「ぐるがるがるる~!」(←訳:意味わかんない~!)
う~ん?と腕組みするユキノジョン・H・ワトソン博士と、虎くん。
失踪中のドラゴンくんのパパは、
この文章で一体何を言わんとしていたのか、
見当もつきません。
が、しかし。
「あはァ!
ひんとォ、いただきィッ~♪」
おお!
名探偵テディちゃムズ、
早くも手がかりを摑んだようですよ!
~その4!に続く!~