テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

虹のトップ・オブ・トップ!

2012-01-24 23:30:26 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ふはぁ~、今が夏!の南半球が羨ましくなっちゃう雪と寒波ですね。
 その南半球・オーストラリアで開催されていたロードレース2012プロツアー第一戦
 『ツアー・ダウンアンダー』は無事閉幕!
 ときに気温40℃を超える過酷な環境で
 みごと総合優勝を遂げたのはサイモン・ゲランスさん!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 げらんすゥおにいさんッ、おめでとゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!祝!地元の星!)

 ええ、オーストラリア人のゲランスさんは、
 地元オーストラリアで初のプロチーム『グリーンエッジ』の選手さん!
 母国とチームにとっては非常に喜ばしい結果となりました♪
 そこで本日の読書タイムは、
 自転車競技のシーズン到来を祝し、
 こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  


 
            ―― マーク・カヴェンディッシュ ――


 
 著者はマーク・カヴェンディッシュさん、原著は2009年に、日本語版は2012年1月に発行されました。
 原題は『BOY RACER by MARK CAVENDISH』、
 2012年現在、最も注目される、いえ、最も注目すべきプロ自転車競技選手である
 マーク・カヴェンディッシュさんが
 自身の半生を綴った一冊です。

 この御本の、表紙写真でいうと……

「どれッどれッ??」
「ぐるるがるがるる~?」(←訳:大勢写ってるよ~?)

 何人もの選手が写っている表紙写真の、
 いちばん左側――
 赤と青を基調にしたウェアを着けているのが、
 マーク・カヴェンディッシュさんです。

 この写真は、2011年9月の世界選手権の時のもの。
 マークさんは、英王室属国マン島の出身ですので、
 英国チームの一員として、
 ユニオンジャックの色の代表ジャージで
 男子エリートロードレース部門に出場、
 エースの重責に屈することなく、
 国家の栄誉と威信を賭けたプロジェクトを成功させました。
 すなわち、
 優勝!

 世界ナンバーワンロードレース選手の座に就いたのです!

「すごいィれーすゥ、でしたでスッ!」
「ぐるるがるがるるがるる!」(←訳:最後の追い込みは凄かったよね!)

 自転車競技選手として
 誰もがその名を聞いたことがあるアスリートは、というと、やはり、
 ランス・アームストロングさん、でしょうか。

 しかし、マークさんは、
 ランスさんとは全く異なるタイプの競技者です。

 ランスさんは『オールラウンダー』と呼ばれる、
 平地で早い・山岳でも強い・タイムトライアルも上々!なタイプ。

 対してマークさんは、
 平地ではまあまあ・山岳はズタボロ・タイムトライアルは……う~ん?な、
 けれど、
 レース終盤での先頭争いでは爆発的な脚力をもって
 トップでゴールに飛び込む
 『スプリンター』と呼ばれるタイプの選手です。

「それがァ、せかいいちィのォ、ひけつゥ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:なんという瞬発力!)

 この御本には、
 自転車競技を始めた少年時代からプロ選手になるまでの日々の回想と、
 2008年のツール・ド・フランスでの各ステージの模様が
 記されています。

 総合優勝を狙う選手たちとは一味もふた味も違う、
 『スプリンター』マークさんは
 どうやって戦うのか?
 トップでゴールするとき、彼は何を思っているのか――

 自転車競技に興味がない方々には、
 ちーっとも面白くないわと言われちゃう御本、かもしれません。
 でも!
 今年2012年は、オリンピックイヤーです!
 しかも、開催国は英国!
 ロンドンで、マークさんは金メダルを摑み取ることが出来るのでしょうか?
 オリンピック期間中は間違いなく、
 英国中がその話題でもちきりになりますよ!

「らいばるさんたちもォ、だまッてませんよゥ!」
「がるぐるがるるるがる~!」(←訳:壮絶な争いになりそう~!)

 日本の選手さんたちだって、負けてません!
 2月上旬にはクアランプールでアジア選手権が行われます!
 いよいよ、シーズンは頂点のツール・ド・フランスへ、
 そしてオリンピックに向けて走り出しました。
 自転車競技ファンさんは、マークさんの半生記を、ぜひ!
 ロードレースファン初心者の方々も
 頑張る選手さんたちの活躍を見守って下さいねー!
 
 
コメント
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