こんにちは、ネーさです。
今日1月17日は、阪神大震災より17年……
関東ではお昼過ぎに地震があり、
哀しい暗合にいっそう心が痛みました。
「こんにちわッ、テディちゃでス!
なまずさんッ、もうあばれないでくださいッ!」
「がるる!ぐるぐるがるがるー!」(←訳:虎です!お鎮まりあれー!)
震災後は、
歴史書や地層・地形に残された地震災害痕跡の再調査が進んでいるようですが、
では、本日の読書タイムも歴史関連の御本を!
こちらを、どうぞ~!
―― 危険な世界史 運命の女篇 ――
著者は中野京子さん、2011年10月に発行されました。
大ヒットとなった『怖い絵』シリーズ、
そして、やっぱり大好評なのが、こちらの『危険な世界史』シリーズです!
「ひょうしはァ~、えりざべーとォこうひさまッ♪」
「ぐるがるるがるがるる~!」(←訳:もう憶えちゃったよね~!)
この御本は、著者・中野さんが
朝日新聞公式ブログ『ベルばらKidsプラザ』に寄稿した
『世界史レッスン』と『世界史レッスン《映画篇》』をもとに構成されたものです。
「えいがッ??」
「がるるがるぐる~?」(←訳:絵画じゃなくて~?)
ええ、映画です。
ムーヴィーで、シネマで、フィルムです♪
第一章『騒がしい時代』は美術評論、
それが、
第二章『映画が騙る世界史』に突入すると、
中野さんの筆は明らかに映画評論家に変身変容いたします!
「むむゥ!
でもォ、なぜェ、えいがッ?」
「がるぐるるるぐるがるる~?」(←訳:なぜ美術じゃなくて映画なの~?)
《歴史》は、
映画製作者さんたちにとってはネタの宝庫なのですよ。
そこには、偉大な王さまがいて、
美男美女もいて、勇敢な英雄がいて、
悲劇の将軍や王子さまもいる……
逆説的に言えば、
“まるで映画の主人公になるために生まれてきたような人たち”。
著者・中野さんは、ドラマの主役となった偉人たちを、
現代の視点から、
彼らが存在した当時の視点からも、
冷静かつ公平に眺めます。
ルキノ・ヴィスコンティさんの『ルートヴィヒ 神々の黄昏』で描かれた、
皇妃エリザベートと
従弟のルートヴィヒ二世。
トリュフォーさんの『アデルの恋の物語』のモデルとなったのは、
文豪ヴィクトル・ユゴーさんの次女アデルさんの生涯。
ケン・ラッセルさんの『恋人たちの曲/悲愴』は
音楽家チャイコフスキーさんと
富豪の後援者・メック夫人の“すれ違い”の悲劇……
「みんなァ、れきしじょうのォ、ゆうめいじんッでスねッ!」
「がるるぐるがるるーるぐる!」(←訳:イザベル・アジャーニさんきれい!)
そして中野さん、
『怖い絵』で日本画に踏み込むことはありませんでしたが、
この御本では日本映画を取り上げてくださいましたよ!
「えェッ? にほんのォ??」
「がるる~ぐるがるる?」(←訳:どんな映画だろう~?)
三池崇史さんの『十三人の刺客』で
観る者の憎しみの的となった
冷酷にして残忍無比、狂気のお殿さまは……実在していた!
史実によれば、
その振る舞いたるや、
凶行というしかありません……!
増村保造さんの『華岡青洲の妻』では、
妻の心を動きを
ひっそりと、
しかし説得力をもって推し量ります。
麻酔の実験台となった女性たちの、ほんとうの想い、とは……?
「うわわァ~、にほんえいがァもォ、すごいッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:凄くで怖くて!)
ひんやりした怖さだけでなく、
ときにはほっこりと温かく、
また、ヒースの野のように荒々しく、美しく。
歴史を愛する活字好きさん、
スペクタクル映画も恋愛映画も歴史書も大好き!な御方、
『怖い絵』ファンの方々に
おすすめの一冊です!
今日1月17日は、阪神大震災より17年……
関東ではお昼過ぎに地震があり、
哀しい暗合にいっそう心が痛みました。
「こんにちわッ、テディちゃでス!
なまずさんッ、もうあばれないでくださいッ!」
「がるる!ぐるぐるがるがるー!」(←訳:虎です!お鎮まりあれー!)
震災後は、
歴史書や地層・地形に残された地震災害痕跡の再調査が進んでいるようですが、
では、本日の読書タイムも歴史関連の御本を!
こちらを、どうぞ~!
―― 危険な世界史 運命の女篇 ――
著者は中野京子さん、2011年10月に発行されました。
大ヒットとなった『怖い絵』シリーズ、
そして、やっぱり大好評なのが、こちらの『危険な世界史』シリーズです!
「ひょうしはァ~、えりざべーとォこうひさまッ♪」
「ぐるがるるがるがるる~!」(←訳:もう憶えちゃったよね~!)
この御本は、著者・中野さんが
朝日新聞公式ブログ『ベルばらKidsプラザ』に寄稿した
『世界史レッスン』と『世界史レッスン《映画篇》』をもとに構成されたものです。
「えいがッ??」
「がるるがるぐる~?」(←訳:絵画じゃなくて~?)
ええ、映画です。
ムーヴィーで、シネマで、フィルムです♪
第一章『騒がしい時代』は美術評論、
それが、
第二章『映画が騙る世界史』に突入すると、
中野さんの筆は明らかに映画評論家に変身変容いたします!
「むむゥ!
でもォ、なぜェ、えいがッ?」
「がるぐるるるぐるがるる~?」(←訳:なぜ美術じゃなくて映画なの~?)
《歴史》は、
映画製作者さんたちにとってはネタの宝庫なのですよ。
そこには、偉大な王さまがいて、
美男美女もいて、勇敢な英雄がいて、
悲劇の将軍や王子さまもいる……
逆説的に言えば、
“まるで映画の主人公になるために生まれてきたような人たち”。
著者・中野さんは、ドラマの主役となった偉人たちを、
現代の視点から、
彼らが存在した当時の視点からも、
冷静かつ公平に眺めます。
ルキノ・ヴィスコンティさんの『ルートヴィヒ 神々の黄昏』で描かれた、
皇妃エリザベートと
従弟のルートヴィヒ二世。
トリュフォーさんの『アデルの恋の物語』のモデルとなったのは、
文豪ヴィクトル・ユゴーさんの次女アデルさんの生涯。
ケン・ラッセルさんの『恋人たちの曲/悲愴』は
音楽家チャイコフスキーさんと
富豪の後援者・メック夫人の“すれ違い”の悲劇……
「みんなァ、れきしじょうのォ、ゆうめいじんッでスねッ!」
「がるるぐるがるるーるぐる!」(←訳:イザベル・アジャーニさんきれい!)
そして中野さん、
『怖い絵』で日本画に踏み込むことはありませんでしたが、
この御本では日本映画を取り上げてくださいましたよ!
「えェッ? にほんのォ??」
「がるる~ぐるがるる?」(←訳:どんな映画だろう~?)
三池崇史さんの『十三人の刺客』で
観る者の憎しみの的となった
冷酷にして残忍無比、狂気のお殿さまは……実在していた!
史実によれば、
その振る舞いたるや、
凶行というしかありません……!
増村保造さんの『華岡青洲の妻』では、
妻の心を動きを
ひっそりと、
しかし説得力をもって推し量ります。
麻酔の実験台となった女性たちの、ほんとうの想い、とは……?
「うわわァ~、にほんえいがァもォ、すごいッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:凄くで怖くて!)
ひんやりした怖さだけでなく、
ときにはほっこりと温かく、
また、ヒースの野のように荒々しく、美しく。
歴史を愛する活字好きさん、
スペクタクル映画も恋愛映画も歴史書も大好き!な御方、
『怖い絵』ファンの方々に
おすすめの一冊です!