こんにちは、ネーさです。
祝!2012ロードレースシーズン開幕!
自転車競技ファンにとっては嬉しい季節の到来ですよ~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
……こんなにィ、さむいィのにッ、じてんしゃッ??」
「がるーる!ぐるぐるるがるー!」(←訳:虎でーす!タイヤも凍りそうー!)
御安心めされ♪
南半球は、いまが夏!
オーストラリアを舞台に行われる『ツアー・ダウンアンダー2012クラシック』が
今年のプロツアー初戦なのです。
強豪チーム『サクソバンク』所属の日本人選手・宮澤崇史さんの活躍に期待だわ!
さあ、そこで!
本日の読書タイムは、
ロードレースをテーマにした作品の数々で知られる、
こちらの作家さんの新作を御紹介いたしましょう~!
―― ホテル・ピーベリー ――
著者は近藤史恵さん、2011年11月に発行されました。
『HOTEL PEABERRY』と英題名が付されています。
ロードレースに題材をとった近藤さんの作品『サクリファイス』『エデン』『サヴァイヴ』とは異なり、
この御本に自転車は出てまいりませんが……
「ではァ、しゅじんこうさんはッ?」
「がるる?」(←訳:背景は?)
そこは、日本ではないけれど、
日本の文化が感じられなくもないところ。
日本人を見かけたり、
日本語を耳にすることもあります。
常夏の島、
というイメージが強いその地は――
ハワイ。
「わはッ♪ はわいィ~♪」
「がるる~ぐるる~!」(←訳:アロハ~マハロ~!)
ブーゲンビリア咲き、
虹かかる青空と、
火山、フラ、サーフィン、ホエールウォッチング、パラセール、
免税ショッピング!
……いえいえ、そうじゃありません。
この御本に出てくるハワイは、
観光カラーに染まったホノルルを中心とするハワイではないのです。
ホノルルが在るオアフ島から、
飛行機で一時間。
ハワイ島の空港に降り立ったのは、
木崎淳平(きざき・じゅんぺい)くん。
「さいとしーいんぐゥッ?」
「がるるるぐる!」(←訳:ハイ観光です!)
木崎くん、観光客さんではあるのですが……
どうも様子がヘンです。
もし女性だったら、
センチメンタルジャーニーとでも評されそうな風情、ですねえ?
「せッかくのォ、はわいィ~なんでスからァ~!」
「ぐるるるぐるがるー!」(←訳:もっと楽しもうよー!)
ホテル・ピーベリー――
旅行好きの友人から教えられ、
木崎くんが予約したホテルも、
どこか様子がヘンです。
日本人経営の小さなホテルで、日本語は通じるし、
部屋は綺麗で、食事は美味しい。
ただ、奇妙なルールがある……。
リピーターはなし。
つまり、
ホテルに滞在できるのは、
初めてここに泊まるお客さんだけ。
どれほどここが気に入ったとしても、
二度目はない――
「ふぁうゥ~???」
「がるがるぐる!」(←訳:たしかに奇妙!)
ホテルの意図は、どこにあるのでしょう?
お客さんたちもまた、
それぞれに何か隠しているような?
秘密を抱えているような……?
「こッ、こわくゥなッてきたでス!」
「がるーぐるるっ」(←訳:ホラーですかっ)
南の島、
奇妙なホテルと、
クセのありそうな滞在客たち、
そして事件が????!
と聞いて、活字マニアさんは
景山民夫さん著『ボルネオホテル』を思い浮かべるかもしれません。
『ボルネオホテル』は、歴としたホラー作品ですが、
こちらの『ホテル・ピーベリー』は……
ホラーストーリーではないようですけれども、
怪しく、穏やかならぬ空気が、そこかしこに……?!?
「はわいィなのにッ、ひんやり~ッ?」
「ぐるがるぐるがるっ!」(←訳:ドキドキするようっ!)
異国で見るほの昏い夢、
活字マニアの皆さまも、束の間、その夢の一場を体感されたし~!
祝!2012ロードレースシーズン開幕!
自転車競技ファンにとっては嬉しい季節の到来ですよ~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
……こんなにィ、さむいィのにッ、じてんしゃッ??」
「がるーる!ぐるぐるるがるー!」(←訳:虎でーす!タイヤも凍りそうー!)
御安心めされ♪
南半球は、いまが夏!
オーストラリアを舞台に行われる『ツアー・ダウンアンダー2012クラシック』が
今年のプロツアー初戦なのです。
強豪チーム『サクソバンク』所属の日本人選手・宮澤崇史さんの活躍に期待だわ!
さあ、そこで!
本日の読書タイムは、
ロードレースをテーマにした作品の数々で知られる、
こちらの作家さんの新作を御紹介いたしましょう~!
―― ホテル・ピーベリー ――
著者は近藤史恵さん、2011年11月に発行されました。
『HOTEL PEABERRY』と英題名が付されています。
ロードレースに題材をとった近藤さんの作品『サクリファイス』『エデン』『サヴァイヴ』とは異なり、
この御本に自転車は出てまいりませんが……
「ではァ、しゅじんこうさんはッ?」
「がるる?」(←訳:背景は?)
そこは、日本ではないけれど、
日本の文化が感じられなくもないところ。
日本人を見かけたり、
日本語を耳にすることもあります。
常夏の島、
というイメージが強いその地は――
ハワイ。
「わはッ♪ はわいィ~♪」
「がるる~ぐるる~!」(←訳:アロハ~マハロ~!)
ブーゲンビリア咲き、
虹かかる青空と、
火山、フラ、サーフィン、ホエールウォッチング、パラセール、
免税ショッピング!
……いえいえ、そうじゃありません。
この御本に出てくるハワイは、
観光カラーに染まったホノルルを中心とするハワイではないのです。
ホノルルが在るオアフ島から、
飛行機で一時間。
ハワイ島の空港に降り立ったのは、
木崎淳平(きざき・じゅんぺい)くん。
「さいとしーいんぐゥッ?」
「がるるるぐる!」(←訳:ハイ観光です!)
木崎くん、観光客さんではあるのですが……
どうも様子がヘンです。
もし女性だったら、
センチメンタルジャーニーとでも評されそうな風情、ですねえ?
「せッかくのォ、はわいィ~なんでスからァ~!」
「ぐるるるぐるがるー!」(←訳:もっと楽しもうよー!)
ホテル・ピーベリー――
旅行好きの友人から教えられ、
木崎くんが予約したホテルも、
どこか様子がヘンです。
日本人経営の小さなホテルで、日本語は通じるし、
部屋は綺麗で、食事は美味しい。
ただ、奇妙なルールがある……。
リピーターはなし。
つまり、
ホテルに滞在できるのは、
初めてここに泊まるお客さんだけ。
どれほどここが気に入ったとしても、
二度目はない――
「ふぁうゥ~???」
「がるがるぐる!」(←訳:たしかに奇妙!)
ホテルの意図は、どこにあるのでしょう?
お客さんたちもまた、
それぞれに何か隠しているような?
秘密を抱えているような……?
「こッ、こわくゥなッてきたでス!」
「がるーぐるるっ」(←訳:ホラーですかっ)
南の島、
奇妙なホテルと、
クセのありそうな滞在客たち、
そして事件が????!
と聞いて、活字マニアさんは
景山民夫さん著『ボルネオホテル』を思い浮かべるかもしれません。
『ボルネオホテル』は、歴としたホラー作品ですが、
こちらの『ホテル・ピーベリー』は……
ホラーストーリーではないようですけれども、
怪しく、穏やかならぬ空気が、そこかしこに……?!?
「はわいィなのにッ、ひんやり~ッ?」
「ぐるがるぐるがるっ!」(←訳:ドキドキするようっ!)
異国で見るほの昏い夢、
活字マニアの皆さまも、束の間、その夢の一場を体感されたし~!