こんにちは、ネーさです。
雪の予報が出ていた今日の東京地域、
結局、殆ど積雪はなかったようですが……
さっむ~い~っ!!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
すとーぶのォそばッ、はなれたくないィでス!」
「がるるー!ぐるがるるがるるるぐる!」(←訳:虎ですー!室内でも息が白くなるよ!)
そうね、怪獣映画のように、
吐く息がボワーっと……ん?
怪獣?怪獣といったら……
はーい、本日の読書タイムは、もう怪獣一色!のこちらを、どうぞ~!
―― トワイライト・テールズ ――
著者は山本弘さん、2011年11月に発行されました。
以前に御紹介いたしました山本さんの作品『MM9』――
台風や地震と同様に自然災害の一種として《怪獣による災害》が存在する世界を舞台とする、
意欲的なSF作品の、
この御本は続編……というか、姉妹編、になります。
「かッ、かいじゅうゥ~!」
「がるぐっるっ?」(←訳:出てくるのっ?)
この世界では、怪獣が当たり前に生息しているのですから
ええ、出てきますとも!
ただ、まあね、出てこられちゃうと、大変です。
なんてったって怪獣ですから、
歩くだけでビルは壊れるし、家は潰されちゃうし、
田んぼは泥沼になり、
高速道路はペシャンコにされてしまいます。
なので、出来得れば怪獣さんには、
密林の奥や火山の火口、深海あたりで、
静かにしていてもらいたい、んですよね。
でももし、
不幸にして不運にも、怪獣が出現した場合には
気象庁が誇る《特異生物対策室》の出番!
自前の飛行艇やロケット砲を持って……はいませんけれど、
知恵と勇気で怪獣災害と闘う、
いわばウルトラ警備隊のような青年たちの活躍を描いたのが
『MM9』でした。
「ふァいッ! だいかつやくゥでしたでスゥ!」
「がるるぐるぐるがるがる!」(←訳:きっと今回もやってくれるよ!)
そうね!
今度はどんな大冒険をやってくれるのかしら♪と
期待して御本を開いてみれば……あら? あらら?
《特異生物対策室》は……出番なし?
「えェ~ッ??」
「がるぐる~??」(←訳:そうなの~??)
この御本――『トワイライト・テールズ』に登場するのは、
怪獣と闘う人々、
ではなく、
怪獣が居る世界に暮らすふつうの人びと。
怪獣と闘うことを役目としていない彼らが、
怪獣と出逢ってしまったら……?
彼らにとって、
怪獣とは何なのか?
怪獣に、彼らはどのような感情を抱いているのか?
『MM9』が『ウルトラ警備隊』のアナザーサイドストーリーだとしたら、
こちらの『トワイライト・テールズ』は
『ウルトラQ』、
あるいは
確か昔の米国のTV番組にありましたよね、
『トワイライトゾーン』という
SFとファンタジーが混在する作品群――
あの世界観に近いもの、だと申せましょうか。
「れーざーこうせんはァ、でてこないィけどッ!」
「ぐるがるるるがる!」(←訳:山ほどミステリアス!)
また、SF好きさんは
読み始めればすぐお分かりになることでしょう、
この御本全体が、
或る有名な《巨匠》さんへのオマージュである、と!
あの《巨匠》さんの、
あの名作、この傑作も、
この御本のあちこちに形を変えて潜んでいます。
影法師のようにひっそりと、
蜃気楼のようにゆらゆらと……。
「もふゥ?
きょしょうさんッてェ、だれェでスかッ?」
「がるぐるるぐるがるるぐる!」(←訳:皆が知ってるあの御方だよ!)
「むッ! そうかッ!」
敢えてタネ明かしは、いたしません。
活字マニアの皆さま&SFマニアさんは、
どうか御自分の眼で発見なさって下さいな♪
怪獣を、恐竜を、
誰より愛するあの巨匠さんへの恋歌を!
雪の予報が出ていた今日の東京地域、
結局、殆ど積雪はなかったようですが……
さっむ~い~っ!!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
すとーぶのォそばッ、はなれたくないィでス!」
「がるるー!ぐるがるるがるるるぐる!」(←訳:虎ですー!室内でも息が白くなるよ!)
そうね、怪獣映画のように、
吐く息がボワーっと……ん?
怪獣?怪獣といったら……
はーい、本日の読書タイムは、もう怪獣一色!のこちらを、どうぞ~!
―― トワイライト・テールズ ――
著者は山本弘さん、2011年11月に発行されました。
以前に御紹介いたしました山本さんの作品『MM9』――
台風や地震と同様に自然災害の一種として《怪獣による災害》が存在する世界を舞台とする、
意欲的なSF作品の、
この御本は続編……というか、姉妹編、になります。
「かッ、かいじゅうゥ~!」
「がるぐっるっ?」(←訳:出てくるのっ?)
この世界では、怪獣が当たり前に生息しているのですから
ええ、出てきますとも!
ただ、まあね、出てこられちゃうと、大変です。
なんてったって怪獣ですから、
歩くだけでビルは壊れるし、家は潰されちゃうし、
田んぼは泥沼になり、
高速道路はペシャンコにされてしまいます。
なので、出来得れば怪獣さんには、
密林の奥や火山の火口、深海あたりで、
静かにしていてもらいたい、んですよね。
でももし、
不幸にして不運にも、怪獣が出現した場合には
気象庁が誇る《特異生物対策室》の出番!
自前の飛行艇やロケット砲を持って……はいませんけれど、
知恵と勇気で怪獣災害と闘う、
いわばウルトラ警備隊のような青年たちの活躍を描いたのが
『MM9』でした。
「ふァいッ! だいかつやくゥでしたでスゥ!」
「がるるぐるぐるがるがる!」(←訳:きっと今回もやってくれるよ!)
そうね!
今度はどんな大冒険をやってくれるのかしら♪と
期待して御本を開いてみれば……あら? あらら?
《特異生物対策室》は……出番なし?
「えェ~ッ??」
「がるぐる~??」(←訳:そうなの~??)
この御本――『トワイライト・テールズ』に登場するのは、
怪獣と闘う人々、
ではなく、
怪獣が居る世界に暮らすふつうの人びと。
怪獣と闘うことを役目としていない彼らが、
怪獣と出逢ってしまったら……?
彼らにとって、
怪獣とは何なのか?
怪獣に、彼らはどのような感情を抱いているのか?
『MM9』が『ウルトラ警備隊』のアナザーサイドストーリーだとしたら、
こちらの『トワイライト・テールズ』は
『ウルトラQ』、
あるいは
確か昔の米国のTV番組にありましたよね、
『トワイライトゾーン』という
SFとファンタジーが混在する作品群――
あの世界観に近いもの、だと申せましょうか。
「れーざーこうせんはァ、でてこないィけどッ!」
「ぐるがるるるがる!」(←訳:山ほどミステリアス!)
また、SF好きさんは
読み始めればすぐお分かりになることでしょう、
この御本全体が、
或る有名な《巨匠》さんへのオマージュである、と!
あの《巨匠》さんの、
あの名作、この傑作も、
この御本のあちこちに形を変えて潜んでいます。
影法師のようにひっそりと、
蜃気楼のようにゆらゆらと……。
「もふゥ?
きょしょうさんッてェ、だれェでスかッ?」
「がるぐるるぐるがるるぐる!」(←訳:皆が知ってるあの御方だよ!)
「むッ! そうかッ!」
敢えてタネ明かしは、いたしません。
活字マニアの皆さま&SFマニアさんは、
どうか御自分の眼で発見なさって下さいな♪
怪獣を、恐竜を、
誰より愛するあの巨匠さんへの恋歌を!