テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

百花な華のパリごはん♪

2012-01-10 23:20:23 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 昨日1月9日の夜空には、輝くまる~いお月さまが♪
 よし!モッくんがCMしてる新品カメラをちょいっとネーさ弟から拝借!
 撮ったるぞ~!と寒い戸外で奮闘したのですが……

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぷふふッ! ネーさッ、へたぴィでス!」
「ぐるる!ぐるがるるるがるがるる!」(←訳:虎です!これじゃ何だか判りません!)

 ふぅ~、天体写真の難しさ……!
 専門家さんの技術と凄味に脱帽です。
 本日の読書タイムは、
 これもまた、
 餅は餅屋!な一冊を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  


 
               ―― パリのパン屋さん ――


 
 著者は川村明子さん、2011年10月に発行されました。
 表紙の写真こそ素っ気ないモノクロームではありますが、
 ページを捲ると……?
 ああ、空腹時には危険な……!

「わひゃッ♪
 ぱんぱんッ!」
「ぐるるがるるがるー!」(←訳:パンがいっぱーい!)

 この御本は、題名の通り、
 フランスの首都パリで
 美味しい!
 と評判のパン屋さんのガイド本ではありますが、
 《食》についても深く考察し、
 パンの歴史にも踏み込んでいます。

 バゲット――日本でいうフランスパンは
 世界的に有名ですよね。
 でも、それは、今だからこそ。

 バゲットのもととなったパンが生まれたのは、
 20世紀初めの頃、であったそうです。
 
「ふァ~??
 ひゃくねんまえェッ??」
「ぐるるがるるがるがる!」(←訳:もっと昔からあると思ってた!)

 当時発売された、
 細長く、皮の部分がパリっとしたパン。
 『細い棒』を意味する『バゲット』の名を得て、
 パリと周辺に浸透していったのは第一次世界大戦後。
 観光客や外国人に好まれて、
 世界中へ広まってゆくのは第二次世界大戦後のこと。

 そののち、
 フランス国内での消費量が低下してしまったバゲット……
 しかし、1980年代以降、
 盛り返します!

「おいしィばげッとッ、ふたたびィ!」
「ぐるがるがるぐる!」(←訳:伝統の美味復活!)

 伝統的な製法、
 良質な材料。
 本物の味を求め、
 皮パリッ!のバゲットを、
 サクサクのクロワッサンを探し、
 著者・川村さんは
 お家からやや離れたパン屋さんへも出掛けます。

 このお店のバゲット、おいしい!
 クロワッサンは、日によって出来に差があるけど。
 こっちのお店は、
 サンドイッチがいい!
 このお店のパン・ドゥ・ミーはカツサンドに最適~!

「……むむむゥ、おなかがァ、すいてきたでスゥ!」
「ぐるがるるぐるがる!」(←訳:どのお店もかっこいいし!)

 パン屋さんそれぞれの人生や信念も丁寧にすくいあげるこの御本は
 パリ大好き!パン大好き!な方々だけではなく、
 パン作りを勉強中の御方、
 美味しいものならいつでもウェルカム♪な活字マニアさんにおすすめです。
 体重計の数字は……
 しばし忘れて、お読み下さい!

「ぱんやさんのォ、かおりィはァ~」
「ぐるがるる!」(←訳:幸せの香り!)
 
 
コメント
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