テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

花と嵐の激動誌史!

2014-06-13 21:45:12 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やっぱりィ、ねいまーるゥおにいさんはァ、すごッ!」
「がるる!ぐっるるるぅ!」(←訳:虎です!持ってるねぇ!)

 こんにちは、ネーさです。
 プレッシャーもオウンゴールも跳ね返してのけたブラジルパワーに拍手!
 日本もかくあれ!と地球の裏側に念を送ったら、
 さあ、次は読書タイムです♪
 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

  



             ―― 銀座 Hanako 物語 ――



 著者は椎根 和(しいね・やまと)さん、2014年3月に発行されました。
 『バブルを駆けた雑誌の2000日』と副題がふされています。

「ふァいィ! にんきィざッしィ、でスねッ!」
「ぐーるるがるるる!」(←訳:ネーさも読んでる!)

 《週間読書人》2011年5月20日号~2013年3月22日号に連載された
 『銀座を変えた雑誌Hanako!』に加筆修正を加えて書籍化したこの御本の、
 著者・椎根さんは、
 1988年創刊の『Hanako』編集長さんでした――
 
 いわば、『Hanako』さんのお父さん!

「いだいなるゥ、ぱぱさんッ♪」
「がるるぐるるがるる――」(←訳:雑誌を生んで育てて――)
「ながァ~くゥ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:刊行し続ける!)

 現在と違い、
 まだ女性誌の種類がさほど多くなかった頃……
 ではありましたが、
 新しい雑誌の企画構想から始めて、
 誌面を創り、
 ファンを獲得して、
 息の長い《媒体/メディア》に育て上げる、
 というのは大変なことです。

 加えて、世は“バブル”などとのちに評される一種独特の時代。

 わさわさと落ち着きがなくて、
 でも何かが起こっている時代。

「そんなときにィ、うまれちゃッたッ!」
「がるる!」(←訳:新雑誌!)

 創刊の準備から、第一号の発刊。
 誌面を飾る特集、その影響力。

 そして、『Hanako』の成長と時を同じくするように、
 ファッション業界のありかたも
 変貌を遂げてゆく――

「りゅうこうがァ、たくさんッ、うまれましたッ♪」
「ぐるるがるるぅ!」(←訳:世界が変わるぅ!)

 『Hanako』のヘッドラインとなったのは、例えば、

 東京のウォーターフロント。
 憧れは、エルメス、シャネル。
 銀座の徹底ガイド。
 ホノルル、香港、シンガポール。
 デザートの新女王・ティラミス。

「わはァ! そういわれればァ!」
「がるぐるる!」(←訳:思い当たる!)

 とある雑誌が、とある国の、流行、経済を左右する。

 そんなことあるかなぁ?と首を傾げた方々は、
 先ず読んでみてくださいね、この御本!
 銀座の移り変わりについて興味をお持ちの活字マニアさんにも、
 おすすめの一冊です~♪

「いまもォ、げんきなァ、はなこさんッ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:これからも長寿で!)



 
 
 
 
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