テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

火花の《ダービー・マッチ》!

2014-06-27 21:37:17 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむッ! でそろッたでスね!」
「がるる!ぐるるるるるがる!」(←訳:虎です!2014年の16強!)

 こんにちは、ネーさです。
 まだまだ続く2014ブラジルW杯!
 帰国したザックジャパン一行を拍手で迎えつつ、
 本日の読書タイムはサッカーをテーマにした御本でキックオフいたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― ダービー!! ――



 著者はアンディ・ミッテンさん、原著は2008年に、日本語版は2009年10月に発行されました。
 『フットボール28都市の熱狂』と日本語副題が付されています。

 サッカー=フットボールをあまり御存知ない活字マニアさんも、
 噂を聞いたことはおありでしょう、
 世の中には《ダービーマッチ》というものがあって……

「たたかいィ、でス!」
「ぐるぐる!」(←訳:激闘です!)

 いちばん有名な《ダービー》は、というと、
 マンチェスターユナイテッド対マンチェスターシティの
 マンチェスター・ダービー、
 それとも、
 アソシアツィオーネ・カルチョ・ミランことACミランと
 インテルナツィオナーレ・ミラノことインテルがぶつかり合う
 ミラノ・ダービーでしょうか。

「もえあがるゥのだッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:大騒ぎなのだ!)

 サッカーの歴史に関しては浅く、
 子どもたちも女性も
 楽しく安全にスタジアムで観戦できるここ日本と違って、
 《ダービーマッチ》は危険です。

 飛び交う怒号!
 相手チームを嘲笑する歌が大音量で響き、
 放送禁止用語連発で敵のエースを罵倒!

「こッ、こわいィ~!」
「ぐるるっ!」(←訳:冷や汗っ!)

 そんな《ダービーマッチ》が、
 実はあっちの国でも、
 こっちの都市でも行われているのだと
 フットボールライターである著者・ミッテンさんは
 各地からレポートします。

 ボスフォラス海峡で炎上するのは、
 フェネルバフチェ対ガラタサライの
 イスタンブール・ダービー。

 ノースロンドンに火花を散らす
 アーセナル対トッテナム。

 警官隊が警備を固める
 アヤックス対フェイエノールトのオランダ・ダービー。

 永遠の都を二分する
 ローマ対ラツィオのローマ・ダービー。

 オールド・ファーム競技場を揺るがす
 レンジャーズ対セルティックの
 グラスゴー・ダービー。

「けんかはァ、だめだよゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:暴力もNO!)

 ファン目線で追う、《ダービー・マッチ》の熱狂。
 それぞれのチームのサポーターさんにとって、
 応援する、とはどういうことなのか。
 なぜ、このチームを応援するのか。
 
 煽情的とも取れる題名や御本の表紙の雰囲気……ですが、
 内容はなかなかに社会派&硬派!
 このW杯をきっかけに
 海外サッカーの魅力に目覚めた活字マニアさんは
 ぜひ一読くださいね♪


 で、16強に残ったどのチーム、
 どの選手さんを応援しましょうか?

「やぱりィ、ねいまーるおにいさんッ!」
「ぐっるるるがるー!」(←訳:メッシさんだよー!)



コメント
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