テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

植物画の王国へ!

2014-06-15 21:39:55 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 W杯観戦で全力を使い果たした皆さま、お疲れさまでした!
 朝の英×伊戦から見始めちゃった私ネーさ、もうクタクタです~…。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ばろてりィおにいさんッ、つよしッ!」
「がるる!ぐるるるがーるーるる!」(←訳:虎です!どうしたルーニーさん!)

 決勝戦までの一ヶ月、この緊張と興奮は続くのかしら?
 では、その合間の息抜きとして、
 本日の読書タイムは、この美しい御本を、どうぞ~!

  



           ―― イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々 ――



 著者はスチュアート・デュラントさん、クリストファー・ミルズさん、大場秀章さん、
 2014年5月に発行されました。
 『The Royal Botanic Gardens,Kew English Garden Showcase of Flowers and Plans of the World』と
 英語題名を付されたこの御本は、
 2014年から2016年にかけて日本各地を巡回する、
 《イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々 展》の公式図録を書籍化したものです。

「わはァ~♪ てんらんかいィ~♪」
「ぐるるるるっ!」(←訳:行きたいねっ!)

 ところが、ですね、
 噂によるとその《イングリッシュ・ガーデン展》、
 東京を素通りしちゃうらしいのよ。

 
 つい先日までは、広島県の三次市というところで開催されていて、
 6月28日~8月24日は福島県の郡山市立美術館、
 その次は山口県へ巡回する予定なんですって。

「えェ~ッ、みたいィのにィ~~」
「がるるる?」(←訳:来ないの?)

 観たい!けど観れない!
 そんな方々のために、でしょうか。
 展覧会で公開される英国のキュー王立植物園所蔵の
 植物画と植物を題材にした装飾芸術が
 この御本の中で詳しく取り上げられています。

 16世紀、17世紀に制作された植物画。
 18世紀の植物画家たち。
 植物を求め、船出するプラントハンターたちと……

「あッ、このおじさんはッ!」
「ぐーるぅるがるる!」(←訳:ダーウィンさんだ!)

 19世紀に到って、キュー植物園は大きく発展します。
 大英博物館の傘下に組み込まれるのを
 断固として拒否!
 独自の路線を歩みつつ、
 世界の植物研究をリードしてゆく存在へ。

 その頃、商業デザイナーさんたちは
 “花のとりこ”状態でした。
 やがて、ウィリアム・モリスさんたちによって図案化された花々が、
 国境を超えて広まってゆく……。

 
「いまでもォ、だいにんきィ!」
「がるるるるるぐるる!」(←訳:インテリアに衣服に!)

 そして20世紀、21世紀。
 植物画は、写真に取って代わられることなく、なかなか元気!

「げんだいのォ、しょくぶつがもォ、きれいィでスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:写真よりリアル!)

 展覧会が近所に巡回してくるまで待ちきれないわ!という御方、
 筋金入りのガーデンマニアさん、
 図鑑好きさんに、ぜひのおすすめですよ。

 華麗な図版が多数、
 しかも印刷の精度も発色も上々!の一冊を
 アート好きさんも、じっくり御覧くださいね♪



 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする