テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

その古書店さんには、いつも音楽が。

2014-06-22 21:34:21 | ブックス
「がるーる!ぐっるるるるがっる!」(←訳:虎でーす!メッシさんがやった!)
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こんしんのォ、しゅーとッ!でしたッ!」

 こんにちは、ネーさです。
 今日も2014W杯のニュースで賑わってますね。
 では、本日の読書タイムも負けじと
 大賑わい&大騒ぎ♪な作品を御紹介いたしましょ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



          ―― オール・ユー・ニード・イズ・ラブ ――



 著者は小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん、2014年4月に発行されました。
 息の長~い人気シリーズ《東京バンドワゴン》!
 その9番目の作品が、こちらの御本ですよ。

「♪るる~♪こんかいィもォ~♪」
「ぐーるるる!」(←訳:ビートルズ!)

 そこは、東京の“下町”と呼ばれる一角。
 古い木造家屋の古書店さんがあります。
 古書店さんにはカフェも同居していて、
 お店は繁盛してるようじゃありませんか♪

 古書店のレジ……いえ、帳場に座って睨みをきかせているのは、
 堀田勘一(ほった・かんいち)さん。

「とうきょうばんどわごんのォ、てんしゅさんッ!」
「がるるる!」(←訳:主(ぬし)だよね!)

 勘一さんの息子さんだけど、
 ロケンロール♪なスターの我南人(がなと)さん。
 我南人の息子の紺(こん)さん、青(あお)さん。

 そして、紺さんの息子さんで中学二年生の研人(けんと)くんも
 今回は重要な役どころで活躍いたします。

「だいかぞくゥでス!」
「ぐるるがるるる~」(←訳:孫とか曾孫とか~)

 ビートルズの名曲『オール・ユー・ニード・イズ・ラブ』を背負って、
 さて、新たに繰り広げられる物語は、
 秋・冬・春・夏、
 季節ごとの短編4作から成る連作集ですが、
 そうですね~、
 もっとも《東京バンドワゴン》らしさが感じられるのは……

 春の季節の、
 『歌って咲かせる実もあるさ』
 ですかしら♪

「ちょッとォ、ふしぎィでェ~」
「がるぐるるるがるる!」(←訳:古本ウンチクもあり!)

 知人の常連さんが持ち込んできたのは、
 所有者を不幸にする?という、
 古書界では伝説となっている《呪いの本》。

 一方カフェでは、
 常連客さんの不思議な振舞いが話題になっていました。
 お客さんはなぜ、
 珍しい古銭でコーヒーの代金を払ったのでしょう……?

「のろいィ~?!?」
「ぐる~??」(←訳:古銭~??)

 古銭と古書、ふたつのエピソードが楽しいハーモニーを奏でます。
 おすすめの一編ですよ♪

 とはいえど、
 《東京バンドワゴン》の本当の楽しさ面白さは
 シリーズ全編を通して読まないと
 分かりにくい、かもしれません。
 未読の御方は、ぜひ、シリーズ一冊目の
 『東京バンドワゴン』から、
 順番に読破していってくださいね~!

「びなんびじょがァ~た~くさんッ、でてきまスゥ♪」
「がるるぐるる!」(←訳:ヘンな人もね!)
「ぷふふッ♪」



コメント
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