「こんにちわッ、テディちゃでス!
あうゥ~、ひきわけェだッたのでスゥ~…」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!惜しい~!)
こんにちは、ネーさです。
我らがユヴェントスが久々に勝ちを逃してしまい、
月曜日の朝からしょんぼり……なぁんてことはありませんよ!
本日の読書タイムは↓こちらの!
“志”みなぎる小説作品を、どうぞ~♪
―― 屋根をかける人 ――
著者は門井慶喜(かどい・よしのぶ)さん、2016年12月に発行されました。
12月の後半という刊行時期だったために、
各メディアの2016年ベスト本ランキングからは漏れておりますものの、
そのままスルーしてはいけない作品がこの御本ですよ!
「ふむふむゥ? やねをォかけるッてェ~…?」
「ぐるがるぐるる?」(←訳:何のことだろう?)
鎖国が終わり、維新を経て、
日本への渡航が全面的に可能になった時代、
先ず《お雇い外国人》と呼ばれる技術者さんたちが
明治の日本にやって来ました。
その中のひとり、
現代でもよく話題になる人物として
ジョサイア・コンドルさん(1852~1920)がいます。
鹿鳴館を設計した建築家さん、
画家・河鍋暁斎さんの弟子としても知られるコンドルさんに
遅れること約四半世紀――
1905年(明治38年)1月、
初めて日本の土を踏んだひとりの青年がおりました。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズさん、24歳。
「きょくとうのォ、しまぐにへェ!」
「がるるる!」(←訳:ようこそ!)
ヨコハマに入港する船のデッキから、
ヴォーリズさんの目に
フジヤマはどのように映ったのでしょうか。
夢の国の、神の山か。
遠く遠く、
故郷からこんなにも遠いところへよくぞ来たものよと、
ひそかに吐息したのか。
「それでェ、にほんへはァ~」
「ぐるがるる?」(←訳:何のために?)
コンドルさんは政府に招かれての来日でしたが、
ひと周りふた廻りコンドルさんから遅れて
ヴォーリズさんが来日したのは、
英語の教師として、でした。
「あはァ! やくもさんッみたいィ!」
「がるー!」(←訳:先生ー!)
英語の教師であり、
かつ、伝道師でもあったヴォーリズさんが赴任したのは、
関東ではなく関西、
琵琶湖のほとりの、近江八幡。
このあたりは本当に、
小泉八雲さんを彷彿とさせる、
若き英語教師さんの日本での冒険の始まり始まり!
と言いたいくだりです♪
「なれないィいこくでェ~」
「ぐるるがる!」(←訳:お目々白黒!)
しかし、ヴォーリズさんは。
英語教師とはずいぶん畑違いの道を
歩む運命にありました。
ヴォーリズさんこと“メレルさん”が、
ときに近代日本の荒波に翻弄されながらも、
まっすぐに進んでいった道とは――
「いまでもォ、のこッてまス!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:大事にされてます!)
メレルさんのその後のお仕事を御存知の方々、
まったく知らないという方々も、
著者・門井さんが語る
《屋根をかける》ひとりの人間の足跡を、
さあ、ぜひ!
全活字マニアさんに、おすすめですよ♪
あうゥ~、ひきわけェだッたのでスゥ~…」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!惜しい~!)
こんにちは、ネーさです。
我らがユヴェントスが久々に勝ちを逃してしまい、
月曜日の朝からしょんぼり……なぁんてことはありませんよ!
本日の読書タイムは↓こちらの!
“志”みなぎる小説作品を、どうぞ~♪
―― 屋根をかける人 ――
著者は門井慶喜(かどい・よしのぶ)さん、2016年12月に発行されました。
12月の後半という刊行時期だったために、
各メディアの2016年ベスト本ランキングからは漏れておりますものの、
そのままスルーしてはいけない作品がこの御本ですよ!
「ふむふむゥ? やねをォかけるッてェ~…?」
「ぐるがるぐるる?」(←訳:何のことだろう?)
鎖国が終わり、維新を経て、
日本への渡航が全面的に可能になった時代、
先ず《お雇い外国人》と呼ばれる技術者さんたちが
明治の日本にやって来ました。
その中のひとり、
現代でもよく話題になる人物として
ジョサイア・コンドルさん(1852~1920)がいます。
鹿鳴館を設計した建築家さん、
画家・河鍋暁斎さんの弟子としても知られるコンドルさんに
遅れること約四半世紀――
1905年(明治38年)1月、
初めて日本の土を踏んだひとりの青年がおりました。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズさん、24歳。
「きょくとうのォ、しまぐにへェ!」
「がるるる!」(←訳:ようこそ!)
ヨコハマに入港する船のデッキから、
ヴォーリズさんの目に
フジヤマはどのように映ったのでしょうか。
夢の国の、神の山か。
遠く遠く、
故郷からこんなにも遠いところへよくぞ来たものよと、
ひそかに吐息したのか。
「それでェ、にほんへはァ~」
「ぐるがるる?」(←訳:何のために?)
コンドルさんは政府に招かれての来日でしたが、
ひと周りふた廻りコンドルさんから遅れて
ヴォーリズさんが来日したのは、
英語の教師として、でした。
「あはァ! やくもさんッみたいィ!」
「がるー!」(←訳:先生ー!)
英語の教師であり、
かつ、伝道師でもあったヴォーリズさんが赴任したのは、
関東ではなく関西、
琵琶湖のほとりの、近江八幡。
このあたりは本当に、
小泉八雲さんを彷彿とさせる、
若き英語教師さんの日本での冒険の始まり始まり!
と言いたいくだりです♪
「なれないィいこくでェ~」
「ぐるるがる!」(←訳:お目々白黒!)
しかし、ヴォーリズさんは。
英語教師とはずいぶん畑違いの道を
歩む運命にありました。
ヴォーリズさんこと“メレルさん”が、
ときに近代日本の荒波に翻弄されながらも、
まっすぐに進んでいった道とは――
「いまでもォ、のこッてまス!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:大事にされてます!)
メレルさんのその後のお仕事を御存知の方々、
まったく知らないという方々も、
著者・門井さんが語る
《屋根をかける》ひとりの人間の足跡を、
さあ、ぜひ!
全活字マニアさんに、おすすめですよ♪