「こんにちわァ、テディちゃでッス!
だいひょうゥちィむゥ、ふんせんちゅうゥ!」
「がるる!ぐるるるー!」(←訳:虎です!負けるなー!)
こんにちは、ネーさです。
予選突破へ!勝ちぬけよう日本代表!
W杯の切符をつかむのだ!と
今夜も精一杯の声援を送りながら、
さあ、読書タイムもベストを尽くしましょう♪
本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~!
―― 花魁さんと書道ガール ――
著者は瀬那和章(せな・かずあき)さん、2016年1月に発行されました。
文庫オリジナルのこの御本は、
ふっふっふ、前回記事に続いて、
《怪》がうようようよ~っと?
「むぎゃあァ! かいだんッ??」
「ぐるがるぐるるっ?」(←訳:怖いお話ですかっ?)
そうねえ、まあ何というか、
“怖い”系の現象が起きないこともない、
って感じでしょうかしら。
御本裏表紙のあらすじ部分に
しっかり書かれているので、
ここでお喋りしてもネタバレにはならない、と
思うんですけど……
幽霊さんが出てきます。
「やなぎのォしたにィッ?」
「がぅ~るるるる!」(←訳:ひゅ~どろろん!)
柳だとか、夏の宵闇だとか、
そういうものは関係なくとも、
出るときは出ちゃうらしいのが、
幽霊さん。
この御本の主人公にして語り手の“私”――
花沢多摩子(はなざわ・たまこ)さんの場合、
それは、簪(かんざし)でした。
「かんざしィ、ッてェ~…」
「ぐるるる?」(←訳:装身具の?)
ええ、昔の日本女性が愛用していた、
あの簪です。
現在ではもう、バレッタやシュシュ、カチューシャ、
といったヘアアクセサリーの方が主流になっていますけど、
まだ完全に廃(すた)れてしまったわけでもないものですから。
多摩子さん、警戒することもなく手に取り、
すっ、と挿してみたのが、
運のツキ。
「うゥ~んッ? これはァ~…」
「がるるぅ?」(←訳:夢かなぁ?)
簪を手にしたその後。
一緒に暮らしているお祖母ちゃんが入院してしまい、
不安で堪らなかったものの
心配するような病状ではないと聞かされ、
ひと安心した多摩子さん、
その夜はぐっすり、いえ、くたくたっと
朝まで目覚めないほど深く眠る……眠る……
眠りたかったのに?
「なにごとッ?!?」
「ぐるっ?」(←訳:何者っ?)
これは、夢でしょうか。
テレビの時代劇に出てくるような、
着飾った女性がこちらを、
多摩子さんを見下ろしている?
「おッ、おきれいィでスけどッ!」
「がるるぐるっ!」(←訳:華やかすぎっ!)
書道科のある大学に進学し、
書道部に所属し、
書の道を邁進(まいしん)せん!と志している多摩子さん、
自分でいうのもナンですが、
女子力に自信がありません。
それなのに、
かくも華々しいルックスの美女幽霊にとり憑かれるとは……!
「こまッちゃいィまスねェ~」
「ぐるるるる??」(←訳:どうしよう??)
花魁(おいらん)の春風、と堂々名乗る幽霊さん。
多摩子ちゃんにとり憑いた目的は?
幽霊を背負うはめになった多摩子ちゃんは、
はたしてどうする?
「えェ~とォ、そのゥ~?」
「がるぐるるるるがる~?」(←訳:退散してくれるかな~?)
花魁・春風さんと
書道に打ち込む多摩子ちゃんの
不思議でトンチンカンなふたり旅。
ほんのり怖くて、
いきいきと愉しい《怪》なる物語、
ミステリ好きさん&時代小説好きさん、
ライトノベル好きな御方にもおすすめです。
続巻も刊行されていますので、
ぜひ、併せて一読を♪
だいひょうゥちィむゥ、ふんせんちゅうゥ!」
「がるる!ぐるるるー!」(←訳:虎です!負けるなー!)
こんにちは、ネーさです。
予選突破へ!勝ちぬけよう日本代表!
W杯の切符をつかむのだ!と
今夜も精一杯の声援を送りながら、
さあ、読書タイムもベストを尽くしましょう♪
本日は、こちらの小説作品を、どうぞ~!
―― 花魁さんと書道ガール ――
著者は瀬那和章(せな・かずあき)さん、2016年1月に発行されました。
文庫オリジナルのこの御本は、
ふっふっふ、前回記事に続いて、
《怪》がうようようよ~っと?
「むぎゃあァ! かいだんッ??」
「ぐるがるぐるるっ?」(←訳:怖いお話ですかっ?)
そうねえ、まあ何というか、
“怖い”系の現象が起きないこともない、
って感じでしょうかしら。
御本裏表紙のあらすじ部分に
しっかり書かれているので、
ここでお喋りしてもネタバレにはならない、と
思うんですけど……
幽霊さんが出てきます。
「やなぎのォしたにィッ?」
「がぅ~るるるる!」(←訳:ひゅ~どろろん!)
柳だとか、夏の宵闇だとか、
そういうものは関係なくとも、
出るときは出ちゃうらしいのが、
幽霊さん。
この御本の主人公にして語り手の“私”――
花沢多摩子(はなざわ・たまこ)さんの場合、
それは、簪(かんざし)でした。
「かんざしィ、ッてェ~…」
「ぐるるる?」(←訳:装身具の?)
ええ、昔の日本女性が愛用していた、
あの簪です。
現在ではもう、バレッタやシュシュ、カチューシャ、
といったヘアアクセサリーの方が主流になっていますけど、
まだ完全に廃(すた)れてしまったわけでもないものですから。
多摩子さん、警戒することもなく手に取り、
すっ、と挿してみたのが、
運のツキ。
「うゥ~んッ? これはァ~…」
「がるるぅ?」(←訳:夢かなぁ?)
簪を手にしたその後。
一緒に暮らしているお祖母ちゃんが入院してしまい、
不安で堪らなかったものの
心配するような病状ではないと聞かされ、
ひと安心した多摩子さん、
その夜はぐっすり、いえ、くたくたっと
朝まで目覚めないほど深く眠る……眠る……
眠りたかったのに?
「なにごとッ?!?」
「ぐるっ?」(←訳:何者っ?)
これは、夢でしょうか。
テレビの時代劇に出てくるような、
着飾った女性がこちらを、
多摩子さんを見下ろしている?
「おッ、おきれいィでスけどッ!」
「がるるぐるっ!」(←訳:華やかすぎっ!)
書道科のある大学に進学し、
書道部に所属し、
書の道を邁進(まいしん)せん!と志している多摩子さん、
自分でいうのもナンですが、
女子力に自信がありません。
それなのに、
かくも華々しいルックスの美女幽霊にとり憑かれるとは……!
「こまッちゃいィまスねェ~」
「ぐるるるる??」(←訳:どうしよう??)
花魁(おいらん)の春風、と堂々名乗る幽霊さん。
多摩子ちゃんにとり憑いた目的は?
幽霊を背負うはめになった多摩子ちゃんは、
はたしてどうする?
「えェ~とォ、そのゥ~?」
「がるぐるるるるがる~?」(←訳:退散してくれるかな~?)
花魁・春風さんと
書道に打ち込む多摩子ちゃんの
不思議でトンチンカンなふたり旅。
ほんのり怖くて、
いきいきと愉しい《怪》なる物語、
ミステリ好きさん&時代小説好きさん、
ライトノベル好きな御方にもおすすめです。
続巻も刊行されていますので、
ぜひ、併せて一読を♪