「こんにちわッ、テディちゃでス!
べすとォえいとォ、そろいィましたッ!」
「がるる!ぐるるるがるーる!」(←訳:虎です!欧州最強8チーム!)
こんにちは、ネーさです。
チャンピオンズリーグのベスト8が出揃いました!
準々決勝の組合せを決める抽選会は明日17日に行われます。
どこだ?我らがユーヴェと当たるのはどこっ?
と、ちょっとドキドキの時間を過ごしながら、
さあ、ここで読書タイムもしっかりと!
本日は、こちらのミステリ作品を、どうぞ~♪
―― 屋上の名探偵 ――
著者は市川哲也(いちかわ・てつや)さん、2017年1月に発行されました。
『ROOFTOP SYMPHONY』と英語題名が付された
文庫オリジナルのこの作品、
荒川眞生さんによる表紙画の雰囲気からもお分かりのように、
舞台は“学校の屋上”ですよ。
「ふァ~? おくじょうゥ?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:ドラマみたいだ!)
現役の学生さんも
かつて学生であった方々も、
校舎の屋上には思い出や思い入れがあることでしょう。
だらら~んと暇ツブシしたり、
お勉強したり、お昼ごはんを食べたり。
私ネーさも、ええ、読み進むうちに記憶が鮮明になってきました。
陽の光で温まったコンクリートの上に座って、
よく皆でお弁当食べたんだったわ。
「いまはァ、しませんッ!」
「がるぐるるぅる!」(←訳:日に焼けちゃう!)
そもそも、イマドキの中学校や高校って
屋上を自由に使えるのかしら?
生徒は屋上立ち入り禁止!という学校も
多いのかもしれませんけど――
ここ、澄雲(すみくも)高校の屋上は、
幸いなるかな、
生徒も教師も気ままに出入りできるようです。
「のんびりィ、らんちたァ~むゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:お昼寝も!)
語り手の“おれ”こと中葉悠介(なかば・ゆうすけ)くんが
屋上を訪ねたのは、
お弁当やお昼寝のためではありません。
名探偵を探しているんです。
「あッ! いたいたァ!」
「がるるぐる?」(←訳:あの人かな?)
校舎の屋上の、給水タンクの影になっている場所で、
お弁当をパクついているのが、
はい、中葉くんのたずね人たる
蜜柑花子(みかん・はなこ)さんです。
「……みかんッ?」
「……ぐるがる?」(←訳:……花子さん?)
中葉くんは、情報を得ていたのです。
転校生の蜜柑花子さん、
前にいた高校では、
《名探偵》と綽名されていたのだと。
実際、その名に恥じず、推理力を何度も発揮したのだと。
「ほええェ? とてもォ、そうはァ~」
「がるるる!」(←訳:見えない!)
お下げ髪にメガネ、
目立たぬルックスの蜜柑花子さん、
確かに、そのぅ、頼りなさそうではありますが、
或る《謎》をどうしても解決したい中葉くん、
躊躇することなく頼み込みます。
犯人捜しを手伝ってくれないか?
「うゥ~んッ? どうしようゥ~?」
「ぐるるるがるるるる~?」(←訳:いきなり言われても~?)
頼みに頼んで、ようやく蜜柑さんのOKを取り付けた中葉くん。
蜜柑さんという知恵袋とともに挑むのは、
正統派《アリバイくずし》?
「ふむふむゥ! ねらッたァえものはッ!」
「がるるるる!」(←訳:逃がさない!)
ネタばらしになってしまうので、
これ以上はお喋りできないんですけど、
ミステリ作品である以上に、
《学校生活のあれこれ》を描いた短編集でもあるこの御本、
屋上でお弁当を食べた経験をお持ちの方々に
おすすめしたい一冊です。
屋上階へ通じる階段、
明ければ空が広がるスチールの(アルミの?)ドア、
フェンス越しに見下ろせば、
野球部やサッカー部の部員さんたちが
グラウンドを走り回っている――
「てにすゥぶいんさんッ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:卓球部員さんも!)
そんな光景をなつかしみつつ、
ぜひ、一読を♪
べすとォえいとォ、そろいィましたッ!」
「がるる!ぐるるるがるーる!」(←訳:虎です!欧州最強8チーム!)
こんにちは、ネーさです。
チャンピオンズリーグのベスト8が出揃いました!
準々決勝の組合せを決める抽選会は明日17日に行われます。
どこだ?我らがユーヴェと当たるのはどこっ?
と、ちょっとドキドキの時間を過ごしながら、
さあ、ここで読書タイムもしっかりと!
本日は、こちらのミステリ作品を、どうぞ~♪
―― 屋上の名探偵 ――
著者は市川哲也(いちかわ・てつや)さん、2017年1月に発行されました。
『ROOFTOP SYMPHONY』と英語題名が付された
文庫オリジナルのこの作品、
荒川眞生さんによる表紙画の雰囲気からもお分かりのように、
舞台は“学校の屋上”ですよ。
「ふァ~? おくじょうゥ?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:ドラマみたいだ!)
現役の学生さんも
かつて学生であった方々も、
校舎の屋上には思い出や思い入れがあることでしょう。
だらら~んと暇ツブシしたり、
お勉強したり、お昼ごはんを食べたり。
私ネーさも、ええ、読み進むうちに記憶が鮮明になってきました。
陽の光で温まったコンクリートの上に座って、
よく皆でお弁当食べたんだったわ。
「いまはァ、しませんッ!」
「がるぐるるぅる!」(←訳:日に焼けちゃう!)
そもそも、イマドキの中学校や高校って
屋上を自由に使えるのかしら?
生徒は屋上立ち入り禁止!という学校も
多いのかもしれませんけど――
ここ、澄雲(すみくも)高校の屋上は、
幸いなるかな、
生徒も教師も気ままに出入りできるようです。
「のんびりィ、らんちたァ~むゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:お昼寝も!)
語り手の“おれ”こと中葉悠介(なかば・ゆうすけ)くんが
屋上を訪ねたのは、
お弁当やお昼寝のためではありません。
名探偵を探しているんです。
「あッ! いたいたァ!」
「がるるぐる?」(←訳:あの人かな?)
校舎の屋上の、給水タンクの影になっている場所で、
お弁当をパクついているのが、
はい、中葉くんのたずね人たる
蜜柑花子(みかん・はなこ)さんです。
「……みかんッ?」
「……ぐるがる?」(←訳:……花子さん?)
中葉くんは、情報を得ていたのです。
転校生の蜜柑花子さん、
前にいた高校では、
《名探偵》と綽名されていたのだと。
実際、その名に恥じず、推理力を何度も発揮したのだと。
「ほええェ? とてもォ、そうはァ~」
「がるるる!」(←訳:見えない!)
お下げ髪にメガネ、
目立たぬルックスの蜜柑花子さん、
確かに、そのぅ、頼りなさそうではありますが、
或る《謎》をどうしても解決したい中葉くん、
躊躇することなく頼み込みます。
犯人捜しを手伝ってくれないか?
「うゥ~んッ? どうしようゥ~?」
「ぐるるるがるるるる~?」(←訳:いきなり言われても~?)
頼みに頼んで、ようやく蜜柑さんのOKを取り付けた中葉くん。
蜜柑さんという知恵袋とともに挑むのは、
正統派《アリバイくずし》?
「ふむふむゥ! ねらッたァえものはッ!」
「がるるるる!」(←訳:逃がさない!)
ネタばらしになってしまうので、
これ以上はお喋りできないんですけど、
ミステリ作品である以上に、
《学校生活のあれこれ》を描いた短編集でもあるこの御本、
屋上でお弁当を食べた経験をお持ちの方々に
おすすめしたい一冊です。
屋上階へ通じる階段、
明ければ空が広がるスチールの(アルミの?)ドア、
フェンス越しに見下ろせば、
野球部やサッカー部の部員さんたちが
グラウンドを走り回っている――
「てにすゥぶいんさんッ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:卓球部員さんも!)
そんな光景をなつかしみつつ、
ぜひ、一読を♪