「こんにちわッ、テディちゃでス!
はるのォ、みなみふらんすゥ!」
「がるる!ぐるるがーる!」(←訳:虎です!激戦のゴール!)
こんにちは、ネーさです。
“ツール・ド・フランスの前哨戦”ともいわれる自転車のロードレース
《パリ~ニース》が開催され、
コロンビアのエナオ選手(チームスカイ所属)が総合優勝しました。
初のビッグタイトル獲得おめでとうございます、エナオさん!
ニース近郊やプロヴァンスの美しい光景にうっとりした後は、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 大きなかぶ ――
著者はアントン・チェーホフさん、2017年2月に発行されました。
『チェーホフ ショートセレクション』と副題が付されたこの御本は、
《世界ショート セレクション》シリーズの第5作目であり、
ロシアの作家・戯曲家アントン・パヴロヴィッチ・チェーホフさんの
短編作編10作品から構成されています。
……ていうか、かぶ?
「おおきなァ、かぶゥ??」
「ッるぐるがる?」(←訳:ってあのカブ?)
そうですね、
大抵の人は、活字マニアさんもそうでない御方も含めて
はあ?
って目を丸くするのじゃないかしら。
かぶ。
大きなかぶ。
それって、むか~し絵本で読んだあの『大きなかぶ』のこと?
auさんのCMでは、三太郎さんたちが
うんしょうんしょと踏ん張っていましたよね、
巨大なカブを地面から引き抜こうとする
有名なあのお話のことでしょうか?
あのお話と、文豪チェーホフさんが
どこでどうやったらつながるんでしょう……?
「たぶんッ、きょうつうゥてんはァ!」
「がるる!」(←訳:ロシア!)
はい、その通りなんですよ、実は。
御本巻末の『訳者あとがき』で訳者・小宮山俊平が記しておられますが、
『大きなかぶ』は、そもそもロシアの昔ばなし、なのだそうです。
「あはァ!ろしあァだからァ~」
「ぐる!」(←訳:かぶ!)
カブは耐寒性に優れる作物です。
気温が低くても、土壌の栄養値が豊かではなくても、
けっこう大きく育ってくれる頼れるヤツ。
そして、人間のみならず家畜たちにも
食糧として大好評♪
ロシア料理のボルシチにも
赤カブは欠かせません。
と考えてみると、
ふむふむ、ロシアの昔ばなしの主役が『大きなかぶ』であることは
大いに納得できますけれども。
その『かぶ』噺を、
チェーホフさんが“チェーホフ風”に料理したら。
「みじかいィ、けどッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:なんともまあ!)
表題作品『大きなかぶ』は
本文の7番目に収められています。
おじいさんとおばあさんが育てる、
『大きなかぶ』。
わずか3ページにすっぽり納まってしまう短編作品に
私ネーさが連想したのは……
『竹取物語』!
「かぶがッ??」
「ぐるる!」(←訳:かぶが!)
チェーホフさんの中で昔話がどう変換を遂げたのか、
戯曲好きな御方もロシア文学好きな御方も、
御自身の眼で確認してくださいね♪
もちろん、ともに収録されているチェーホフさんの傑作
『犬を連れた奥さん』
『ワーニカ』
『かわいいひと』といった作品も、
そしてヨシタケ シンスケさんによる表紙画&各話の扉画も
必読必見の面白さ!
「むずかしそうゥだけどッ?」
「がるるるぐるるがるるぐる?」(←訳:ホントは楽しいロシア文学?)
先ずはチェーホフさん版『大きなかぶ』をとっかかりに、
皆さま、ぜひ、一読を!
はるのォ、みなみふらんすゥ!」
「がるる!ぐるるがーる!」(←訳:虎です!激戦のゴール!)
こんにちは、ネーさです。
“ツール・ド・フランスの前哨戦”ともいわれる自転車のロードレース
《パリ~ニース》が開催され、
コロンビアのエナオ選手(チームスカイ所属)が総合優勝しました。
初のビッグタイトル獲得おめでとうございます、エナオさん!
ニース近郊やプロヴァンスの美しい光景にうっとりした後は、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 大きなかぶ ――
著者はアントン・チェーホフさん、2017年2月に発行されました。
『チェーホフ ショートセレクション』と副題が付されたこの御本は、
《世界ショート セレクション》シリーズの第5作目であり、
ロシアの作家・戯曲家アントン・パヴロヴィッチ・チェーホフさんの
短編作編10作品から構成されています。
……ていうか、かぶ?
「おおきなァ、かぶゥ??」
「ッるぐるがる?」(←訳:ってあのカブ?)
そうですね、
大抵の人は、活字マニアさんもそうでない御方も含めて
はあ?
って目を丸くするのじゃないかしら。
かぶ。
大きなかぶ。
それって、むか~し絵本で読んだあの『大きなかぶ』のこと?
auさんのCMでは、三太郎さんたちが
うんしょうんしょと踏ん張っていましたよね、
巨大なカブを地面から引き抜こうとする
有名なあのお話のことでしょうか?
あのお話と、文豪チェーホフさんが
どこでどうやったらつながるんでしょう……?
「たぶんッ、きょうつうゥてんはァ!」
「がるる!」(←訳:ロシア!)
はい、その通りなんですよ、実は。
御本巻末の『訳者あとがき』で訳者・小宮山俊平が記しておられますが、
『大きなかぶ』は、そもそもロシアの昔ばなし、なのだそうです。
「あはァ!ろしあァだからァ~」
「ぐる!」(←訳:かぶ!)
カブは耐寒性に優れる作物です。
気温が低くても、土壌の栄養値が豊かではなくても、
けっこう大きく育ってくれる頼れるヤツ。
そして、人間のみならず家畜たちにも
食糧として大好評♪
ロシア料理のボルシチにも
赤カブは欠かせません。
と考えてみると、
ふむふむ、ロシアの昔ばなしの主役が『大きなかぶ』であることは
大いに納得できますけれども。
その『かぶ』噺を、
チェーホフさんが“チェーホフ風”に料理したら。
「みじかいィ、けどッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:なんともまあ!)
表題作品『大きなかぶ』は
本文の7番目に収められています。
おじいさんとおばあさんが育てる、
『大きなかぶ』。
わずか3ページにすっぽり納まってしまう短編作品に
私ネーさが連想したのは……
『竹取物語』!
「かぶがッ??」
「ぐるる!」(←訳:かぶが!)
チェーホフさんの中で昔話がどう変換を遂げたのか、
戯曲好きな御方もロシア文学好きな御方も、
御自身の眼で確認してくださいね♪
もちろん、ともに収録されているチェーホフさんの傑作
『犬を連れた奥さん』
『ワーニカ』
『かわいいひと』といった作品も、
そしてヨシタケ シンスケさんによる表紙画&各話の扉画も
必読必見の面白さ!
「むずかしそうゥだけどッ?」
「がるるるぐるるがるるぐる?」(←訳:ホントは楽しいロシア文学?)
先ずはチェーホフさん版『大きなかぶ』をとっかかりに、
皆さま、ぜひ、一読を!