「こんにちわッ、テディちゃでス!
わわッ、でたでス!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!今日も怖いぞ!)
こんにちは、ネーさです。
はい、本日の読書タイムも《怖い》路線です。《怖い》物件です。
それも、読む《怖さ》ではなく、
見る《怖さ》……いえ、
視えてしまう《怖さ》が凝る一冊を、
さあ、どうぞ~♪
―― 月岡芳年 妖怪百物語 ――
監修は太田記念美術館さん、著者は日野原健司さん+渡邉晃さん、
2017年7月に発行されました。
『YOSHITOSHI TSUKIOKA GHOST STORIES OF UKIYO-E』と
英語題名が付されています。
「あうゥ、ごーすとォすとーりィ!」
「ぐるぅ!」(←訳:出たぁ!)
ここ数年、注目度うなぎ上りな画師さんと言えば、
御一方はニャンコ愛が微笑ましい
歌川国芳(うたがわ・くによし)さん♪
聞いたところでは、現在フランスのパリで
国芳さんの展覧会が開催されているらしいわ。
「ええッ? ぱりィ?!?」
「がるるるるるぐるるる!」(←訳:おフランスで猫浮世絵!)
そして、国芳さんに劣らぬ勢いのもう御一方が、
月岡芳年(つきおか・よしとし)さん(1839~1892)。
芳年さんは、幕末から明治にかけて活躍した
浮世絵師さんであり、
国芳さんのお弟子さんでもありました。
国芳さんが得意としたのは、
武者絵、戯絵(ざれえ)等の作品で、
ニャンコたちを描いた画も戯絵のジャンルに含まれます。
そんな師の流れを汲んでか、
弟子の芳年さんも、武者絵、歴史画、美人画は
大の得意でありましたけれど……
「とくべつゥなのはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:この分野!)
妖怪。
怪奇。
幽霊。
この御本では《妖怪画》と呼称されている作品たちによって
芳年さんは大いに名を馳せました。
「おばけェなのにィ~?」
「がるるぐるるる!」(←訳:なぜか生き生き!)
そうね、生き生きでも活き活きでもいいわ、
芳年さんが描く幽霊さんや妖怪さんは、
どうしてなのか、人間よりも血が通っているかのような、
リアルじゃないはずなのにリアルな存在になっています。
こういうオバケさんたちには、
ちょっとね、会いたくないわよね。
「どんなァおばけェでもッ」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:会いたくないです!)
なぜ、芳年さんの妖怪画は
かくもリアルなのか――
本文中のコラムには、
芳年さんが幽霊を見た、というエピソードが紹介されています。
「ほッ、ほんとにィ??」
「がるぅっるる!」(←訳:見ちゃったの!)
北斎さんも《怖い》画を多数制作していますし、
浮世絵師さんたちにとって
妖怪画は基礎の一つともいえる画題でもありましたが、
うっすらユーモアをまぶしながらも
比類なき“真に迫る怖さ”を
最晩年まで描き続けた芳年さん――
「きッとォ、おふらんすゥでもォ、うけまスゥ!」
「ぐるがるるるぐるるる~…」(←訳:次に世界進出するのは~…)
「よしとしィさんッ??」
江戸アート好きな方々に
おすすめしたいこの御本、
本屋さんのアートブックのコーナーで
探してみてくださいね♪
わわッ、でたでス!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!今日も怖いぞ!)
こんにちは、ネーさです。
はい、本日の読書タイムも《怖い》路線です。《怖い》物件です。
それも、読む《怖さ》ではなく、
見る《怖さ》……いえ、
視えてしまう《怖さ》が凝る一冊を、
さあ、どうぞ~♪
―― 月岡芳年 妖怪百物語 ――
監修は太田記念美術館さん、著者は日野原健司さん+渡邉晃さん、
2017年7月に発行されました。
『YOSHITOSHI TSUKIOKA GHOST STORIES OF UKIYO-E』と
英語題名が付されています。
「あうゥ、ごーすとォすとーりィ!」
「ぐるぅ!」(←訳:出たぁ!)
ここ数年、注目度うなぎ上りな画師さんと言えば、
御一方はニャンコ愛が微笑ましい
歌川国芳(うたがわ・くによし)さん♪
聞いたところでは、現在フランスのパリで
国芳さんの展覧会が開催されているらしいわ。
「ええッ? ぱりィ?!?」
「がるるるるるぐるるる!」(←訳:おフランスで猫浮世絵!)
そして、国芳さんに劣らぬ勢いのもう御一方が、
月岡芳年(つきおか・よしとし)さん(1839~1892)。
芳年さんは、幕末から明治にかけて活躍した
浮世絵師さんであり、
国芳さんのお弟子さんでもありました。
国芳さんが得意としたのは、
武者絵、戯絵(ざれえ)等の作品で、
ニャンコたちを描いた画も戯絵のジャンルに含まれます。
そんな師の流れを汲んでか、
弟子の芳年さんも、武者絵、歴史画、美人画は
大の得意でありましたけれど……
「とくべつゥなのはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:この分野!)
妖怪。
怪奇。
幽霊。
この御本では《妖怪画》と呼称されている作品たちによって
芳年さんは大いに名を馳せました。
「おばけェなのにィ~?」
「がるるぐるるる!」(←訳:なぜか生き生き!)
そうね、生き生きでも活き活きでもいいわ、
芳年さんが描く幽霊さんや妖怪さんは、
どうしてなのか、人間よりも血が通っているかのような、
リアルじゃないはずなのにリアルな存在になっています。
こういうオバケさんたちには、
ちょっとね、会いたくないわよね。
「どんなァおばけェでもッ」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:会いたくないです!)
なぜ、芳年さんの妖怪画は
かくもリアルなのか――
本文中のコラムには、
芳年さんが幽霊を見た、というエピソードが紹介されています。
「ほッ、ほんとにィ??」
「がるぅっるる!」(←訳:見ちゃったの!)
北斎さんも《怖い》画を多数制作していますし、
浮世絵師さんたちにとって
妖怪画は基礎の一つともいえる画題でもありましたが、
うっすらユーモアをまぶしながらも
比類なき“真に迫る怖さ”を
最晩年まで描き続けた芳年さん――
「きッとォ、おふらんすゥでもォ、うけまスゥ!」
「ぐるがるるるぐるるる~…」(←訳:次に世界進出するのは~…)
「よしとしィさんッ??」
江戸アート好きな方々に
おすすめしたいこの御本、
本屋さんのアートブックのコーナーで
探してみてくださいね♪