テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

秋にも《怪》あり?

2017-10-01 22:10:23 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きのうはァ、おもしろかッたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!笑えたよね~!)

 こんにちは、ネーさです。
 9月30日夜にNHK・BSプレミアムで放送されたドラマ
 『京都人の密かな愉しみ』は怪作、いえ、快作でしたわ♪
 ドラマ好きさんはオンデマンド配信等でぜひ御覧あれ!
 さあ、では本日の読書タイムは、
 こちらの青春学園ミステリを、どうぞ~!

  



        ―― マツリカ・マトリョシカ ――



 著者は相沢沙呼(あいざわ・さこ)さん、2017年8月に発行されました。
 そろそろ文化祭の仕度を始めなくちゃ!
 いや僕は学校と県の代表としていま国体に参加中ですけど!
 というように、高校生活を満喫している皆さん、
 どうですか、
 貴方が通う学校には、ありませんか?

「ありませんかッてェ~??」
「ぐる??」(←訳:何が??)

 何が、って、
 もちろん《怪談》です。

「ぐわひゃッ!」
「がるる~!」(←訳:止めて~!)

 あら、どこの高校にも怪談の一つ二つは有るはずよ。
 ん? あるはず……なんですけど、
 私ネーさの行っていた高校にはなかったような……?
 でも小学校と中学では囁かれていたわね、
 それらしきお話が。

「あううッ」
「ぐるるっ」

 この物語の主人公であり、
 語り手でもある《僕》――
 柴山祐希(しばやま・ゆうき)くん。

 彼が通う高校にも、あるんです。
 怪しいお話が。

 或る部屋の天井に浮かんだ染み模様が、
 人間の女性の顔に見える……
 
 染み模様をよく観察すると
 見る者に何事かを語りかけてくる……?

「わあああゥ!」
「がるるぅ!」

 しかし。
 或る部屋、というのは
 運動部の部室棟女子テニス部の部室、となると
 柴山くんも困ってしまいます。

 その天井の染みを写真に撮ってこい!と
 知人さんから命令されている柴山くん、
 一応、男子生徒なのですから。

 女子テニス部の部室に
 まさかね、のこのこ入ってゆくなんて。

「できませんッ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:無茶だよぅ!)

 連日、部室棟を見上げては
 嘆息している柴山くんの耳に。
 
 一人の下級生が、新たな《怪談》を囁きます。

   知りませんか?
   この学校には
   誰にも開けられない《開かずの扉》なる部室があるんですよ。

「はッ、はつみみィでス!」
「がるぐるる!」(←訳:怪談多すぎ!)

 天井の染みよりも、
 よりリアルに感じられる《開かずの扉》の情報を、
 柴山くんは放っておけません。

 と、時を同じくして、
 《開かずの間》に異変が?!?

「うぎゃぎゃぎゃゥ~!」
「ぐるるるがるるー!」(←訳:今度こそ止めてー!)

 はい、ここから先はネタばれになっちゃいそうなので
 《開かずの間》に何が起きたのか、
 知りたい方々は、本屋さんで、図書館で、
 この御本を探してみてくださいね。

 本屋さんでは、たぶん、
 ミステリのコーナーに配架されていると思いますが、
 学園もの&青春ものがお好きな活字マニアさんも、ぜひ!

「こッ、こわいィおはなしはァ~」
「がるるぐぅるるるるる!」(←訳:夏限定じゃないんです!)

 

 
コメント
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