テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

愛猫家、《謎》を解く。

2017-10-12 22:19:50 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 がんばれェ、いたりあァ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!突破しよう!)

 こんにちは、ネーさです。
 ロシアW杯予選……アルゼンチンは通過しましたが、
 イタリアはそこそこピンチです(涙)。
 来月のプレーオフでの勝抜けを祈願しつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの小説作品を、どうぞ~♪

  



      ―― 名探偵傑作短篇集 火村英生 篇 ――



 著者は有栖川有栖(ありすがわ・ありす)さん、2017年8月に発行されました。
 はい、ここのことろノンフィクション作品が続きましたので、
 今回は思いっ切りフィクションです。
 
「めいたんていィ、とうじょうゥ!でスねッ」
「ぐるるるがる!」(←訳:名推理の連打!)

 講談社文庫さんから刊行されている
 《名探偵傑作短篇集》シリーズには
 島田荘司さん著『御手洗潔 篇』や
 法月綸太郎さん著『法月綸太郎 篇』もありますが、
 まずは、
 ミステリ初心者さんも上級者さんも満足♪な
 “教授&アリス”のミステリを御紹介いたしましょう。

「げんみつにィ~いうのならァ~」
「がるるぐる!」(←訳:助教授さん!)

 ええ、そうですね。
 京都の大学――英都大学の社会学部で
 犯罪社会学の講座を持つ若き助教授さん、
 それが火村英生(ひむら・ひでお)さんです。

 そして、名探偵・火村さんに対して
 ワトスン博士の訳を務めるのは、
 著者・有栖川さんと同名の、
 推理小説作家・有栖川有栖さん。

 難事件、奇妙な事件に遭遇した警察の捜査員さんが
 火村さんに協力を依頼し、
 それに火村さんの親友である有栖川も同行して、
 《謎》の解決にあたるわけですけれど――

「ひとすじィなわァではァ、ゆきませんッ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:狡賢いんだよ!)

 ホントにね、
 イマドキの犯人は簡単にシッポを出さないのよね。
 この御本には、

 『赤い稲妻』(1997年)
 『ブラジル蝶の謎』(1999年)
 『ジャバウォッキー』(2000年)
 『猫と雨と助教授と』(2002年)
 『スイス時計の謎』(2006年)
 『助教授の身代金(2008年)』

 という短編6作品が収録されていて、
 このうち『猫と雨と身代金』は
 火村さんの人となりがよく解る
 インターミッション的な掌編なんですけれども……
 
 ステキなんですよ、これが♪

「ほほえましィ~♪」
「がるる~♪」(←訳:可愛い~♪)

 火村助教授? 
 それだぁれ?
 という活字マニアさんは、
 愛猫家さんたちのハートを撃ち抜くこの作品から
 読んでみてはいかがでしょうか。

 私ネーさのおすすめは
 物語の進行とともに高まる緊迫感と推理が連動する
 『ジャバウォッキー』ですが、
 さて、皆さまのお好みは?

「どのおはなしもォ~」
「ぐるるるるがる!」(←訳:それぞれの良さ!)

 週末の読書タイムに、
 ぜひ、一読を♪
 
 
 
コメント
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