「こんにちわッ、テディちゃでス!
うりきれェ、ぞくしゅつゥなのでス!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!当然でしょ!)
こんにちは、ネーさです。
風邪引きの身ゆえ、本屋さんへは行けませんが、
カズオ・イシグロさんの著作が各地で完売、
目下大急ぎで増版中!って頼もしいニュースですわね。
盛り上がる読書の秋に、
さあ、本日ご紹介いたしますのは、こちらのSF作品です~♪
―― スペース・オペラ ――
著者はジャック・ヴァンスさん、2017年5月に発行されました。
『Space Opera』と英語原題が付されています。
以前に、著者・ヴァンスさんの代表作と言える
『宇宙探偵マグナス・リドルフ』が
SFにしては異例の売れ行きを見せている!というお報せとともに
そのハチャメチャな世界観を御案内いたしました♪
そして、こちらの『スペース・オペラ』も……
「すッとんきょゥ~!」
「ぐるる!」(←訳:大混乱!)
そもそも、題名からして
ヴァンスさんらしい遊びゴコロが香ります。
文学の世界で《スペース・オペラ》といえば、
《宇宙を舞台にした冒険活劇!》といった意味合いで、
例えるなら、
映画『スター・ウォーズ』のような、
宇宙船とビームがビシバシ飛び交い、
助けを求める美女と
勇敢な正義のヒーローが無双の活躍をする物語、
なのですけれど。
「ここではァ、もじどおりィ~」
「がるーるるぐるる!」(←訳:スペースのオペラ!)
スペースは、宇宙。
オペラは、歌劇団。なので、
『歌劇団、宇宙を行く』
とでも笑いながら意訳したいこの御本、
『宇宙探偵マグナス・リドルフ』と同じく、
けっこうなハチャメチャぶりを見せてくれます。
主人公のひとりは、
デイム・イサベル――
デイムというのは女性に贈られる爵位ですから、
つまり、名士さんなんですね、イサベルさんは。
「そしてェ、おかねもちィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:オペラ好き!)
もうひとりの主人公、ロジャー・ウールさんは
デイム・イサベルの甥っ子さんです。
或る朝、新聞を目にしたロジャーさんは
大慌てで伯母に映話することになりました。
イサベル伯母さんが歌劇団を組織して
遠方の惑星へ公演旅行に出発、って……
嘘だろぉ?!?
「うむむゥ、それがァ~」
「がるるぐるるるる~」(←訳:ホントなんだよね~)
富豪の伯母さんと
ちょっとヘナチョコな甥っ子、というのは
英文学における一つのスタイルになっているのですが、
この御本でも
イサベル伯母さんとロジャーくんのズレた会話、
お金持ちな伯母さんの非常識ぶり、
ロジャーくんの焦燥っぷりが
笑いのアクセントになっています。
イサベル伯母さんが率いる歌劇団を
宇宙で待ち受けるのは、
はたして、どんなトラブルとアクシデントなのか――
「うちゅうゥ、だもんねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:先行き霧中!)
御本の前半には
長編作品『スペース・オペラ』、
後半部分には
中短編4作品が収録されています。
ヘンテコだけれど、
読めば愛さずにはいられなくなる
ヴァンスさんの傑作集は
SF上級者さんにもビギナーさんにも
おすすめの一冊ですよ。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪
うりきれェ、ぞくしゅつゥなのでス!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!当然でしょ!)
こんにちは、ネーさです。
風邪引きの身ゆえ、本屋さんへは行けませんが、
カズオ・イシグロさんの著作が各地で完売、
目下大急ぎで増版中!って頼もしいニュースですわね。
盛り上がる読書の秋に、
さあ、本日ご紹介いたしますのは、こちらのSF作品です~♪
―― スペース・オペラ ――
著者はジャック・ヴァンスさん、2017年5月に発行されました。
『Space Opera』と英語原題が付されています。
以前に、著者・ヴァンスさんの代表作と言える
『宇宙探偵マグナス・リドルフ』が
SFにしては異例の売れ行きを見せている!というお報せとともに
そのハチャメチャな世界観を御案内いたしました♪
そして、こちらの『スペース・オペラ』も……
「すッとんきょゥ~!」
「ぐるる!」(←訳:大混乱!)
そもそも、題名からして
ヴァンスさんらしい遊びゴコロが香ります。
文学の世界で《スペース・オペラ》といえば、
《宇宙を舞台にした冒険活劇!》といった意味合いで、
例えるなら、
映画『スター・ウォーズ』のような、
宇宙船とビームがビシバシ飛び交い、
助けを求める美女と
勇敢な正義のヒーローが無双の活躍をする物語、
なのですけれど。
「ここではァ、もじどおりィ~」
「がるーるるぐるる!」(←訳:スペースのオペラ!)
スペースは、宇宙。
オペラは、歌劇団。なので、
『歌劇団、宇宙を行く』
とでも笑いながら意訳したいこの御本、
『宇宙探偵マグナス・リドルフ』と同じく、
けっこうなハチャメチャぶりを見せてくれます。
主人公のひとりは、
デイム・イサベル――
デイムというのは女性に贈られる爵位ですから、
つまり、名士さんなんですね、イサベルさんは。
「そしてェ、おかねもちィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:オペラ好き!)
もうひとりの主人公、ロジャー・ウールさんは
デイム・イサベルの甥っ子さんです。
或る朝、新聞を目にしたロジャーさんは
大慌てで伯母に映話することになりました。
イサベル伯母さんが歌劇団を組織して
遠方の惑星へ公演旅行に出発、って……
嘘だろぉ?!?
「うむむゥ、それがァ~」
「がるるぐるるるる~」(←訳:ホントなんだよね~)
富豪の伯母さんと
ちょっとヘナチョコな甥っ子、というのは
英文学における一つのスタイルになっているのですが、
この御本でも
イサベル伯母さんとロジャーくんのズレた会話、
お金持ちな伯母さんの非常識ぶり、
ロジャーくんの焦燥っぷりが
笑いのアクセントになっています。
イサベル伯母さんが率いる歌劇団を
宇宙で待ち受けるのは、
はたして、どんなトラブルとアクシデントなのか――
「うちゅうゥ、だもんねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:先行き霧中!)
御本の前半には
長編作品『スペース・オペラ』、
後半部分には
中短編4作品が収録されています。
ヘンテコだけれど、
読めば愛さずにはいられなくなる
ヴァンスさんの傑作集は
SF上級者さんにもビギナーさんにも
おすすめの一冊ですよ。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪