「こんにちわッ、テディちゃでス!
……かすかにィ、きんにくつゥ?」
「がるる!ぐる~…!」(←訳:虎です!足が~…!)
こんにちは、ネーさです。
連休中の運動会でガンバりすぎて、
ああ~脚や背中が痛いわぁ~という方々は、
はい、今週はもう無理をせずに過ごしましょう。
患部に湿布をペタペタッと貼ったら、
さあ、読書タイムで深呼吸を~♪
―― ヨーロッパの図像 花の美術と物語 ――
解説・監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、2017年8月に発行されました。
『ICON OF EUROPE THE STORY OF FLOWER ART』
と英語題名が付されています。
相変わらずの人気を誇る
《読むビジュアル・ブック》シリーズの最新刊のテーマは、
“花の美術”――
花鳥風月とともに在る私たちジャポネーゼにとっては
身近な主題、でしょうか。
「まるごとォ、おはなァ~づくしィ♪」
「ぐるがるる!」(←訳:華麗だよね!)
豪華絢爛、百花繚乱なこの御本でも、
監修者・海野さんとブックダザイナーの方々は
またしてもやってくれました。
シリーズ前作
『ヨーロッパの幻想芸術―世紀末デカダンスとファムファタール(宿命の女たち)』
と同じく、
本文のデザイン、構成、色使い、
凝りまくってます!
以前にも申し上げましたが、
美術展のカタログのような、
白地に絵や写真などの図版を印刷……なんていうページは
ひとつもありません。
「たいへんなァおしごとォ、でス!」
「がるぐるるがる!」(←訳:その凄さがいい!)
可憐であり、凄味も隠し持つ“花の美術”の物語は、
ヨーロッパ中世の花の絵画から始まります。
聖母子像――
マリアさまの背後に咲くバラの花々。
タペストリーの中に織り込まれた草花。
僧院の写本の中に描かれた花の装飾。
そして、ルネサンスの時代に目を向ければ、
きっと皆さま御存知の――
「はなのォめがみィさんッ!」
「ぐぅるるるぅるる!」(←訳:フィレンツェの美!)
サンドロ・ボッティチェリさん作
『ヴィーナスの誕生』
『プリマヴェーラ(春)』。
これぞ、西洋の美術が到達した
“花の描写”のひとつの頂点ともいえる不朽の名品でしょう。
「いぎィなしでス!」
「がるる~!」(←訳:大賛成~!)
近代、いえ、近世なのかしら、
次に“花の美術”がドカンと咲くのは。
ルドゥーテさんによるバラの図譜に象徴される
草花の博物画、
テキスタイル(布地)の中の草花模様たち、
やがて日本美術の流入によって
アールヌーヴォーの花々も開いてゆく……
一連の“花の美”の変化(へんげ)は、
御本を手に取って、
ゆっくりページを捲ってゆけば、
よ~く分かります。
「よみものとォしてもォ~」
「ぐるるがる!」(←訳:楽しい博学!)
海野さんによる解説の文章が充実していることは
言うまでもありません♪
とくに、巻末の『花の文学10選』は
全活字マニアさんにおすすめですよ。
どんな作品・作家さんが『花の文学』に選出されているのか、
御自身の眼で確かめて、
なぁるほど!とニンマリしてくださいね。
「きれいなァ、だけじゃないィ~」
「がるーる!」(←訳:花アート!)
眼福の一冊を、
皆さまも、ぜひ。
……かすかにィ、きんにくつゥ?」
「がるる!ぐる~…!」(←訳:虎です!足が~…!)
こんにちは、ネーさです。
連休中の運動会でガンバりすぎて、
ああ~脚や背中が痛いわぁ~という方々は、
はい、今週はもう無理をせずに過ごしましょう。
患部に湿布をペタペタッと貼ったら、
さあ、読書タイムで深呼吸を~♪
―― ヨーロッパの図像 花の美術と物語 ――
解説・監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、2017年8月に発行されました。
『ICON OF EUROPE THE STORY OF FLOWER ART』
と英語題名が付されています。
相変わらずの人気を誇る
《読むビジュアル・ブック》シリーズの最新刊のテーマは、
“花の美術”――
花鳥風月とともに在る私たちジャポネーゼにとっては
身近な主題、でしょうか。
「まるごとォ、おはなァ~づくしィ♪」
「ぐるがるる!」(←訳:華麗だよね!)
豪華絢爛、百花繚乱なこの御本でも、
監修者・海野さんとブックダザイナーの方々は
またしてもやってくれました。
シリーズ前作
『ヨーロッパの幻想芸術―世紀末デカダンスとファムファタール(宿命の女たち)』
と同じく、
本文のデザイン、構成、色使い、
凝りまくってます!
以前にも申し上げましたが、
美術展のカタログのような、
白地に絵や写真などの図版を印刷……なんていうページは
ひとつもありません。
「たいへんなァおしごとォ、でス!」
「がるぐるるがる!」(←訳:その凄さがいい!)
可憐であり、凄味も隠し持つ“花の美術”の物語は、
ヨーロッパ中世の花の絵画から始まります。
聖母子像――
マリアさまの背後に咲くバラの花々。
タペストリーの中に織り込まれた草花。
僧院の写本の中に描かれた花の装飾。
そして、ルネサンスの時代に目を向ければ、
きっと皆さま御存知の――
「はなのォめがみィさんッ!」
「ぐぅるるるぅるる!」(←訳:フィレンツェの美!)
サンドロ・ボッティチェリさん作
『ヴィーナスの誕生』
『プリマヴェーラ(春)』。
これぞ、西洋の美術が到達した
“花の描写”のひとつの頂点ともいえる不朽の名品でしょう。
「いぎィなしでス!」
「がるる~!」(←訳:大賛成~!)
近代、いえ、近世なのかしら、
次に“花の美術”がドカンと咲くのは。
ルドゥーテさんによるバラの図譜に象徴される
草花の博物画、
テキスタイル(布地)の中の草花模様たち、
やがて日本美術の流入によって
アールヌーヴォーの花々も開いてゆく……
一連の“花の美”の変化(へんげ)は、
御本を手に取って、
ゆっくりページを捲ってゆけば、
よ~く分かります。
「よみものとォしてもォ~」
「ぐるるがる!」(←訳:楽しい博学!)
海野さんによる解説の文章が充実していることは
言うまでもありません♪
とくに、巻末の『花の文学10選』は
全活字マニアさんにおすすめですよ。
どんな作品・作家さんが『花の文学』に選出されているのか、
御自身の眼で確かめて、
なぁるほど!とニンマリしてくださいね。
「きれいなァ、だけじゃないィ~」
「がるーる!」(←訳:花アート!)
眼福の一冊を、
皆さまも、ぜひ。