テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

長編、初見参!

2017-10-24 22:12:01 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふうぎりィはァ、もうすぐゥでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!期待と心配と!)

 こんにちは、ネーさです。
 大々々好きな映画の続編『ブレードランナー2049』が
 10月27日に公開されます、が……
 ええ、ファンとしては非常に不安です。
 心配でハラハラしております。
 なので、せめて本日の読書タイムでは、
 “保証付きの続編”を御紹介いたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪
 
  



        ―― 化学探偵Mr.キュリー 6 ――



 著者は喜多喜久(きた・よしひさ)さん、2017年6月に発行されました。
 科学ならぬ化学ミステリを謳う《Mr.キュリー》シリーズ、
 その第六作品目となるこの御本は
 初の長編作品です!

「ほわわッ! ちょうへんッ?!?」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:あの先生が長編!)

 四宮(しのみや)大学の理学部の准教授、
 沖野春彦(おきの・はるひこ)さんは
 『キュリー』という名字のフランス人を祖父に持つことから、
 Mr.キュリーと呼ばれています。

 沖野さん自身は、あんまりね、
 そのニックネームが好きじゃないんですけれど、
 お祖父ちゃんの遺伝なのでしょう、
 彫の深い顔立ち、
 高い鼻梁は――

「おにあいィでスよゥ!」
「がぅるーっるぐるるる!」(←訳:キュリーって呼び名は!)

 もちろん、沖野さんの頭脳も
 ニックネームに相応しい切れ味を度々発揮し、
 四宮大学の庶務課の
 七瀬舞衣(ななせ・まい)さんが持ち込む
 珍現象やら、
 厄介事やらを
 解決してくれたりもします。

「たへんッなんでスよねェ~」
「ぐるるがるるぐる~」(←訳:いつもご苦労さま~)

 では、今回は、どんな面倒事が
 沖野准教授の研究室に持ち込まれ、
 いえ、歩いてきたかというと。

「あるいてェ?」
「がるるぐるる?」(←訳:歩いて来たの?)

 ええ、歩いてきたんですよ、彼女は。

 もっと正確に言うなら、
 飛行機に乗って、
 アメリカの大学から四宮大学へやって来たのでした。

 お名前はエリー・マイヤーズさん。

 飛び級で大学に進学したので、
 年齢はまだ16歳、という
 優秀な学生さんです。

「……それにィしてはァ??」
「ぐるるがる?」(←訳:様子がヘン?)

 エリーさん、
 超がつきそうな人嫌い?
 七瀬さんと、沖野先生とも
 目を合わそうとしません。

 しかも、すぐ迷子になっちゃう?

「それはァ、まさしくゥ~」
「がるるぐる!」(←訳:事件の予感!)

 なぜ、優秀な学生さんが、
 留学先に、他でもない四宮大学を選んだのか。

 そこには何か、深遠な理由があるのか。

 七瀬さんの好奇心が動き出します――

「つきとめないィとねッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ホントのことを!)

 ネタをばらしてしまうことになるので
 これ以上は記せませんが、
 科学&化学好きな理系さんにも
 ミステリ好きな文系さんにも
 楽しく読めるミステリ作品です。

 長編初挑戦となる沖野先生の活躍を、
 秋の読書タイムに、
 皆さま、ぜひ、一読を~♪

  
 
コメント
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