「こんにちわッ、テディちゃでス!
きたさんぶらッくゥ、やりましたでス!」
「がるる!ぐるがるるぐる~!」(←訳:虎です!秋の天皇賞勝利~!)
こんにちは、ネーさです。
馬券を買ったこともないのですが、
キタサンブラックくんの春秋連覇に拍手いたしましたよ♪
本日の読書タイムは、その勢いをありがたくいただいて、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 竜宮城と七夕さま ――
著者は浅田次郎(あさだ・じろう)さん、2017年6月に発行されました。
時代小説も現代小説も、
キタサンブラックくんを乗りこなす武豊さんのように
鮮やかに書き綴る著者・浅田さん――
昨年からはTVドラマ化された『一路』が好評、
文庫版『一路』もまた大好評となっていますけれど、
こちらの御本は、全40編から成るエッセイ集です。
「わらえまスゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:大笑いです!)
小説作品の端々に、いえ、そこここに
くすり、うふふ、と
つい笑ってしまう要素を織り込んでいる浅田さん。
どうやらエッセイになると、
堂々と胸を張って
読み手を笑わせようと企んでいるようです。
たとえば、こちら――本文46ページの
『続・しろくま綺譚』
なんていかがでしょうか。
「むゥ? しろくまッてェ?」
「がるぅるるぐるがる!」(←訳:熊じゃないクマだよ!)
そう、浅田さんの思考を占領しているのは、
鹿児島名物のかき氷《しろくま》です。
5年前のこと、
夏の鹿児島市を訪れた浅田さんは
食べたくて食べたくてたまらなかった《しろくま》を、
悲しいかな、食べそびれてしまいました……
「くやしィ!」
「ぐるるる!」(←訳:恨めしい!)
あの日の恨みつらみを、今こそ晴らそうではないか。
5年の歳月は浅田さんの《しろくま》への想いを減ずるどころか、
むしろ熱く掻き立てていたのでした。
食べる! 今回こそ食べる!と
隣県を訪問した後、
《しろくま》を食べるためだけに、
ただそれだけのために、
鹿児島市へと足を延ばします。
ふんわり白いかき氷に、
フルーツが盛られ、
お店オリジナルの練乳で有名な《しろくま》の本家
『天文館むじゃき』。
駅からのアクセス、確認。
営業時間も、しっかり確認しました!
「よォしッ! ゆきィましょうゥ!」
「がるぐるるぅる!」(←訳:注文しましょう!)
ターゲット、ロックオン!
はたして、浅田さんは五年越しの願いを叶え、
《しろくま》を食すことが出来るのか――
「えッせいィなのにィ?」
「ぐるるるる?」(←訳:サスペンス?)
一方、表題作品『竜宮城と七夕さま』で
浅田さんが深く深~く考察するのは、
《浦島太郎は竜宮城で何を食ったのか》。
「あれッ? そういえばァ~」
「がるぐるるるるがるる?」(←訳:それ聞いたことないね?)
ここでも、読み手を笑わせながら
こっそり、ひっそり、浅田さんは提示します。
浦島太郎の説話・伝説の、本質。
“ものがたり”とは、どういうものなのかを。
「たのしみかたァ、いろいろッ♪」
「ぐるるるがる!」(←訳:面白さも色々!)
浅田さんの小説は読んだことあるけど
エッセイは読んだことないわ、という御方も
どうか、ぜひぜひ一読を。
激おすすめの逸品ですよ~♪
きたさんぶらッくゥ、やりましたでス!」
「がるる!ぐるがるるぐる~!」(←訳:虎です!秋の天皇賞勝利~!)
こんにちは、ネーさです。
馬券を買ったこともないのですが、
キタサンブラックくんの春秋連覇に拍手いたしましたよ♪
本日の読書タイムは、その勢いをありがたくいただいて、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 竜宮城と七夕さま ――
著者は浅田次郎(あさだ・じろう)さん、2017年6月に発行されました。
時代小説も現代小説も、
キタサンブラックくんを乗りこなす武豊さんのように
鮮やかに書き綴る著者・浅田さん――
昨年からはTVドラマ化された『一路』が好評、
文庫版『一路』もまた大好評となっていますけれど、
こちらの御本は、全40編から成るエッセイ集です。
「わらえまスゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:大笑いです!)
小説作品の端々に、いえ、そこここに
くすり、うふふ、と
つい笑ってしまう要素を織り込んでいる浅田さん。
どうやらエッセイになると、
堂々と胸を張って
読み手を笑わせようと企んでいるようです。
たとえば、こちら――本文46ページの
『続・しろくま綺譚』
なんていかがでしょうか。
「むゥ? しろくまッてェ?」
「がるぅるるぐるがる!」(←訳:熊じゃないクマだよ!)
そう、浅田さんの思考を占領しているのは、
鹿児島名物のかき氷《しろくま》です。
5年前のこと、
夏の鹿児島市を訪れた浅田さんは
食べたくて食べたくてたまらなかった《しろくま》を、
悲しいかな、食べそびれてしまいました……
「くやしィ!」
「ぐるるる!」(←訳:恨めしい!)
あの日の恨みつらみを、今こそ晴らそうではないか。
5年の歳月は浅田さんの《しろくま》への想いを減ずるどころか、
むしろ熱く掻き立てていたのでした。
食べる! 今回こそ食べる!と
隣県を訪問した後、
《しろくま》を食べるためだけに、
ただそれだけのために、
鹿児島市へと足を延ばします。
ふんわり白いかき氷に、
フルーツが盛られ、
お店オリジナルの練乳で有名な《しろくま》の本家
『天文館むじゃき』。
駅からのアクセス、確認。
営業時間も、しっかり確認しました!
「よォしッ! ゆきィましょうゥ!」
「がるぐるるぅる!」(←訳:注文しましょう!)
ターゲット、ロックオン!
はたして、浅田さんは五年越しの願いを叶え、
《しろくま》を食すことが出来るのか――
「えッせいィなのにィ?」
「ぐるるるる?」(←訳:サスペンス?)
一方、表題作品『竜宮城と七夕さま』で
浅田さんが深く深~く考察するのは、
《浦島太郎は竜宮城で何を食ったのか》。
「あれッ? そういえばァ~」
「がるぐるるるるがるる?」(←訳:それ聞いたことないね?)
ここでも、読み手を笑わせながら
こっそり、ひっそり、浅田さんは提示します。
浦島太郎の説話・伝説の、本質。
“ものがたり”とは、どういうものなのかを。
「たのしみかたァ、いろいろッ♪」
「ぐるるるがる!」(←訳:面白さも色々!)
浅田さんの小説は読んだことあるけど
エッセイは読んだことないわ、という御方も
どうか、ぜひぜひ一読を。
激おすすめの逸品ですよ~♪