「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
なみびあァにィ、はくしゅゥ~!」
「がるる!ぐるがっるる!」(←訳:虎です!迫力あったね!)
こんにちは、ネーさです。
ラグビーW杯予選プールB、
オールブラックスに真っ向勝負を挑み
大喝采を浴びたナミビアチームは
ここ八王子のおとなり、
東京郊外の町田市で合宿中なのだそうです。
なんだか親近感が湧いちゃうなあ、
次のカナダ戦では幸運を!と祈りながら、
さあ、読書タイムもガンバりましょう♪
本日は、こちらの力作ミステリを、どうぞ~!
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―― カルカッタの殺人 ――
著者はアビール・ムカジーさん、原著は2016年に、
画像の日本語版は2019年7月に発行されました。
英語原題は『A RISING MAN』、
英国推理作家協会賞に輝くこの長編ミステリの舞台は……
「もッちろんッ!」
「ぐるるっるがるぅ!」(←訳;カルカッタでしょ!)
そう、インド東部の都市カルカッタ。
とは申しましても、
現代のカルカッタではありません。
1919年の4月初旬。
日本なら、桜が咲いている頃合いですね。
でもインドでは、
もう夏なんじゃない?と
カレンダーを疑いたくなるくらいの暑さ……
この土地に赴任してきたばかりの、
《わたし》の身には、
けっこう応えます。
「というゥことはァ~…」
「がるぐるがる?」(←訳:寒い土地育ち?)
物語の語り手である《わたし》――
サミュエル・ウィンダムさんは、
インド帝国警察の警部さんです。
生まれ育った英国で
警察官の職に就いていたウィンダムさん、
国が違ってはいても、
警察のお仕事には慣れ親しんでいるはず、
なのに。
「ちがいィすぎるのでスよゥ!」
「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:インドと英国だもんね!)
問題は、事件の被害者です。
英国人の政府高官。
英国は、
当時のインドの宗主国です。
現在よりもはるかに強大な権力・統治力を有する
“大英帝国”のお役人さまが
カルカッタの街角で
死体で発見されてしまうなんて、
あっていいことではない……!
「いッしょくゥ、そくはつゥ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:危険な状況だよ!)
専横的な英国人官僚たち、
インドの各地でくすぶる不満、
高まる独立運動への機運。
不安定極まる世情の中、
ウィンダムさんは、
危険な綱渡りをするようにして
捜査に臨みます。
インド生まれのインド人ながら、
英国の大学で学び、
ウィンダムさんよりも英国人らしい英語を話す
サレンドラナート・バネルジー部長刑事さんを
助手役に。
「ちからをォ、あわせてッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:解決しないと!)
英国人の警部として、
インド人の警察官として、
ふたりにはそれぞれの思いと
願いがあります。
はたして、事件の行方は――
「ひゃくねんまえェのォ、ものがたりィ!」
「ぐるがるるぐるる!」(←訳:でもとても現代的!)
1919年と2019年、
この100年の間に
いったいどれほどのことが
“進歩”したのか。
なぁんにも変わってないんじゃないのか。
そんな想いも抱かせる、
力強い歴史ミステリは、
ミステリ好きな方々だけではなく、
歴史好きな活字マニアさんにも
激おすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~!
なみびあァにィ、はくしゅゥ~!」
「がるる!ぐるがっるる!」(←訳:虎です!迫力あったね!)
こんにちは、ネーさです。
ラグビーW杯予選プールB、
オールブラックスに真っ向勝負を挑み
大喝采を浴びたナミビアチームは
ここ八王子のおとなり、
東京郊外の町田市で合宿中なのだそうです。
なんだか親近感が湧いちゃうなあ、
次のカナダ戦では幸運を!と祈りながら、
さあ、読書タイムもガンバりましょう♪
本日は、こちらの力作ミステリを、どうぞ~!

―― カルカッタの殺人 ――
著者はアビール・ムカジーさん、原著は2016年に、
画像の日本語版は2019年7月に発行されました。
英語原題は『A RISING MAN』、
英国推理作家協会賞に輝くこの長編ミステリの舞台は……
「もッちろんッ!」
「ぐるるっるがるぅ!」(←訳;カルカッタでしょ!)
そう、インド東部の都市カルカッタ。
とは申しましても、
現代のカルカッタではありません。
1919年の4月初旬。
日本なら、桜が咲いている頃合いですね。
でもインドでは、
もう夏なんじゃない?と
カレンダーを疑いたくなるくらいの暑さ……
この土地に赴任してきたばかりの、
《わたし》の身には、
けっこう応えます。
「というゥことはァ~…」
「がるぐるがる?」(←訳:寒い土地育ち?)
物語の語り手である《わたし》――
サミュエル・ウィンダムさんは、
インド帝国警察の警部さんです。
生まれ育った英国で
警察官の職に就いていたウィンダムさん、
国が違ってはいても、
警察のお仕事には慣れ親しんでいるはず、
なのに。
「ちがいィすぎるのでスよゥ!」
「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:インドと英国だもんね!)
問題は、事件の被害者です。
英国人の政府高官。
英国は、
当時のインドの宗主国です。
現在よりもはるかに強大な権力・統治力を有する
“大英帝国”のお役人さまが
カルカッタの街角で
死体で発見されてしまうなんて、
あっていいことではない……!
「いッしょくゥ、そくはつゥ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:危険な状況だよ!)
専横的な英国人官僚たち、
インドの各地でくすぶる不満、
高まる独立運動への機運。
不安定極まる世情の中、
ウィンダムさんは、
危険な綱渡りをするようにして
捜査に臨みます。
インド生まれのインド人ながら、
英国の大学で学び、
ウィンダムさんよりも英国人らしい英語を話す
サレンドラナート・バネルジー部長刑事さんを
助手役に。
「ちからをォ、あわせてッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:解決しないと!)
英国人の警部として、
インド人の警察官として、
ふたりにはそれぞれの思いと
願いがあります。
はたして、事件の行方は――
「ひゃくねんまえェのォ、ものがたりィ!」
「ぐるがるるぐるる!」(←訳:でもとても現代的!)
1919年と2019年、
この100年の間に
いったいどれほどのことが
“進歩”したのか。
なぁんにも変わってないんじゃないのか。
そんな想いも抱かせる、
力強い歴史ミステリは、
ミステリ好きな方々だけではなく、
歴史好きな活字マニアさんにも
激おすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~!