「こんにちわッ、テディちゃでス!
あううううううゥ~…!」
「がるる!ぐるるるるぅ~…!」(←訳:虎です!あううううぅ~…!)
こんにちは、ネーさです。
ブレイブブロッサムの皆さん、
選手さんもスタッフさんも、お疲れさまでした。
素晴らしい試合、
重圧をはね返しての素晴らしい走りとタックルを、
ありがとうございます。
準決勝に残った4チームの健闘を祈りつつ、
さあ、どうにかこうにか呼吸を整えたら、
読書タイムもしっかりと!ということで、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
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―― イギリスのお茶と暮らし ――
著者は北野佐久子(きたの・さくこ)さん、
2019年9月に発行されました。
題名からお分かりのように、
この御本のテーマは
お茶大国である英国の《お茶と暮らし》……ではありますが、
もうひとつ、
或る“裏テーマ”が仕掛けられています。
それは――
「いちもくゥりょうぜんッ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:あの赤い実~!)
そう、それは、丸くて赤い、
おっと、黄色や緑色のものもあるんですけど、
まあ一般的には、赤色でイメージされる
バラ科の植物である、
リンゴ。
英国に住む方々が何より愛する
《心の果実》――それがリンゴ。
いえ、《魂の果実》というべきでしょうか。
「みィ~んなァだいすきィ、なのでス!」
「がるるぐぅるる!」(←訳:パイもチャツネ!)
日本でお料理用のリンゴといえば、
先ず思い浮かぶのは、紅玉(こうぎょく)。
対して、
英国でお料理用のリンゴといったら、
第一に挙げられるのは
ブラムリー(BRAMLEY)という品種のリンゴです。
色合いは、赤ではなくて、
明るいグリーン。
形は、やや歪(いびつ)な丸型。
人気はとても高くて、
イギリスのリンゴ生産量20万トンのうち、
45%を占めているそうです。
「そのォとくちょうゥはァ~…」
「ぐるるるがるる!」(←訳:交配種にあらず!)
ブラムリー誕生の経緯というのが
ちょっと変わっています。
これとこれの品種を交配させて新種を、と
計算して造り出されたのではなく、
1809年頃の、或る日のこと。
英国ノッティンガム州、
サウスウェルの町のチャーチ・ストリートのコテージで、
メアリー・アン・ブレイスフォードさんという女の子が、
お母さんが切ったリンゴの種を貰って、
鉢に播きました。
どんなリンゴの種であったかも分からないという
その種が、やがて芽を出し、
庭に植え替えて大きくなって、
実をつけますが。
ブレイスフォード一家は引っ越してしまうのです。
名もなきリンゴの樹を、
庭にそのままにして。
「なごりィ、おしいィけどォ~…」
「がるるぐるるる!」(←訳:さらばリンゴよ!)
事態が大きく動くのは、1846年。
ブレイスフォード一家が引っ越した後、
コテージを買い取ったのは
精肉店主のマシュー・ブラムリーさん。
そうして、ブラムリーさん宅のリンゴに
苗業者のヘンリー・メイウェザーさんが目を付けました。
「これェ、くださいィ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:この実の苗木を!)
苗木を作る穂木の提供を、
ブラムリーさんは承諾しました。
品種名に自分の名前を付けることを条件に。
「それがァ、いまやッ!」
「がるる~!」(←訳:45%~!)
不思議な偶然が重なって、
英国を代表するまでに成長したリンゴ――ブラムリー。
この御本には、
上記のようなブラムリー誕生のエピソード、
ブラムリーを用いたリンゴ料理のレシピ、
イギリス各地のリンゴ農家さんの様子など、
英国の暮らしと切り離せない
“リンゴの物語”が
全編にちりばめられています。
さらに、時を経て。
「りんごはァ、うみをォわたッたのでス!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:信州に来たんだ!)
ええ、ブラムリー種のリンゴは、
現在、長野県内でも栽培が行われているんですよ。
流通量はまだ多くないらしいんですけど、
皆さま、長野県のPRショップや
スーパーマーケットでブラムリーを見かけたら、
台風で被害を受けたリンゴ農家さんを応援するためにも、
手に取ってみてくださいね。
もちろん、ブラムリーと英国のお料理について
たっぷり教えてくれるこの御本、
お料理好きな方々にも
英国文化好きな方々にも
おすすめですよ。
ぜひ、一読を♪
あううううううゥ~…!」
「がるる!ぐるるるるぅ~…!」(←訳:虎です!あううううぅ~…!)
こんにちは、ネーさです。
ブレイブブロッサムの皆さん、
選手さんもスタッフさんも、お疲れさまでした。
素晴らしい試合、
重圧をはね返しての素晴らしい走りとタックルを、
ありがとうございます。
準決勝に残った4チームの健闘を祈りつつ、
さあ、どうにかこうにか呼吸を整えたら、
読書タイムもしっかりと!ということで、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
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―― イギリスのお茶と暮らし ――
著者は北野佐久子(きたの・さくこ)さん、
2019年9月に発行されました。
題名からお分かりのように、
この御本のテーマは
お茶大国である英国の《お茶と暮らし》……ではありますが、
もうひとつ、
或る“裏テーマ”が仕掛けられています。
それは――
「いちもくゥりょうぜんッ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:あの赤い実~!)
そう、それは、丸くて赤い、
おっと、黄色や緑色のものもあるんですけど、
まあ一般的には、赤色でイメージされる
バラ科の植物である、
リンゴ。
英国に住む方々が何より愛する
《心の果実》――それがリンゴ。
いえ、《魂の果実》というべきでしょうか。
「みィ~んなァだいすきィ、なのでス!」
「がるるぐぅるる!」(←訳:パイもチャツネ!)
日本でお料理用のリンゴといえば、
先ず思い浮かぶのは、紅玉(こうぎょく)。
対して、
英国でお料理用のリンゴといったら、
第一に挙げられるのは
ブラムリー(BRAMLEY)という品種のリンゴです。
色合いは、赤ではなくて、
明るいグリーン。
形は、やや歪(いびつ)な丸型。
人気はとても高くて、
イギリスのリンゴ生産量20万トンのうち、
45%を占めているそうです。
「そのォとくちょうゥはァ~…」
「ぐるるるがるる!」(←訳:交配種にあらず!)
ブラムリー誕生の経緯というのが
ちょっと変わっています。
これとこれの品種を交配させて新種を、と
計算して造り出されたのではなく、
1809年頃の、或る日のこと。
英国ノッティンガム州、
サウスウェルの町のチャーチ・ストリートのコテージで、
メアリー・アン・ブレイスフォードさんという女の子が、
お母さんが切ったリンゴの種を貰って、
鉢に播きました。
どんなリンゴの種であったかも分からないという
その種が、やがて芽を出し、
庭に植え替えて大きくなって、
実をつけますが。
ブレイスフォード一家は引っ越してしまうのです。
名もなきリンゴの樹を、
庭にそのままにして。
「なごりィ、おしいィけどォ~…」
「がるるぐるるる!」(←訳:さらばリンゴよ!)
事態が大きく動くのは、1846年。
ブレイスフォード一家が引っ越した後、
コテージを買い取ったのは
精肉店主のマシュー・ブラムリーさん。
そうして、ブラムリーさん宅のリンゴに
苗業者のヘンリー・メイウェザーさんが目を付けました。
「これェ、くださいィ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:この実の苗木を!)
苗木を作る穂木の提供を、
ブラムリーさんは承諾しました。
品種名に自分の名前を付けることを条件に。
「それがァ、いまやッ!」
「がるる~!」(←訳:45%~!)
不思議な偶然が重なって、
英国を代表するまでに成長したリンゴ――ブラムリー。
この御本には、
上記のようなブラムリー誕生のエピソード、
ブラムリーを用いたリンゴ料理のレシピ、
イギリス各地のリンゴ農家さんの様子など、
英国の暮らしと切り離せない
“リンゴの物語”が
全編にちりばめられています。
さらに、時を経て。
「りんごはァ、うみをォわたッたのでス!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:信州に来たんだ!)
ええ、ブラムリー種のリンゴは、
現在、長野県内でも栽培が行われているんですよ。
流通量はまだ多くないらしいんですけど、
皆さま、長野県のPRショップや
スーパーマーケットでブラムリーを見かけたら、
台風で被害を受けたリンゴ農家さんを応援するためにも、
手に取ってみてくださいね。
もちろん、ブラムリーと英国のお料理について
たっぷり教えてくれるこの御本、
お料理好きな方々にも
英国文化好きな方々にも
おすすめですよ。
ぜひ、一読を♪