「こんにちわッ、テディちゃでス!
うゥ、さみしィ~でスゥ~…」
「がるる!ぐるるるがるるぐる~!」(←訳:虎です!お別れしたくない~!)
こんにちは、ネーさです。
イラストレーターでありアニメ作家、
映画監督にエッセイ、絵本、翻訳も……と
活字マニア諸氏にもお馴染みのアーティスト
和田誠さんの訃報を受け、
しょんぼりしております……
星新一さんのショートショートやマザー・グース、
三谷幸喜さんのエッセイに添えられたイラストは、
本当に本当に素晴らしかった!!
和田さんの面影を偲びながらの
本日の読書タイムは、
さあ、こちらを、どうぞ~!
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―― 世界をおどらせた地図 ――
著者はエドワード・ブルック=ヒッチングさん、
原著は2018年に、日本語版は2019年10月に発行されました。
英語原題は『THE GOLDEN ATLAS』、
『欲望と蛮勇が生んだ冒険の物語』と日本語副題が付されています。
「わおォ! あんてィ~くゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:古地図だね!)
古地図――
地図専門店さんのウィンドウにディスプレイされていたり、
額装して自宅の壁に掛けたり、
っていうくらいなら、
まあいいんですけど。
経度も緯度も大雑把、
国名もあやふや、
制作者もはっきりしない、
そんな地図を拠り所に
何かをしようという場合は、
もうタイヘンです。
「だいぼうけんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:無茶で無謀!)
そう、もしもその紙切れに、
《黄金郷に至る図》
《桃源郷への行き方》
なんていうキャプションが付けられていたら、
やっぱりね、
見る側は、こころ穏やかではいられなくなっちゃいます。
まさかなぁ……いや、
有り得ないとは思うけどさ、
万が一にも、
この地図が本物だったら……?
「きたいィ、しちゃうゥのでス!」
「ぐるるるる!」(←訳:万が一をね!)
地図に魅せられて
荒れる大海原へ乗り出す者もいれば、
それとは反対に、
未知の土地を踏破した者が
冒険後に描いた地図も存在します。
この御本に収録されているのは、
そんな“危険な”香り漂う
美しい地図たち。
それは、例えば、
英国初の世界地図、
怪物たちがわしゃわしゃ泳ぐ北海の地図、
アレクサンドロス大王の征服地の地図、
15世紀の世界地図といわれる『ヴィンランド地図』、
マゼランの世界一周航海の地図、
ウォルター・ローリー卿のエルドラド探しの旅の地図、
リヴィングストン博士によるアフリカ大陸の地図……
「いちまいィのォ、ちずにィ~」
「がるるぐるるがるる!」(←訳:生命と未来を賭けて!)
御本の後半部分には、
『女性旅行家時代の幕開け』
『北極点到達競争』
『北西航路横断と南極点到達競争』など、
近代史好き&ノンフィクション好きな方々には
よく知られるエピソードも収められています。
「あわわッ、ほッきょくゥもォ~なんきょくゥもォ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:白銀の魔境だよ!)
成功と失敗、
歓喜と失望、
名声あるいは悪名――
地図が語る“ひとの道のり”のあかしを、
皆さまも、ぜひ。
うゥ、さみしィ~でスゥ~…」
「がるる!ぐるるるがるるぐる~!」(←訳:虎です!お別れしたくない~!)
こんにちは、ネーさです。
イラストレーターでありアニメ作家、
映画監督にエッセイ、絵本、翻訳も……と
活字マニア諸氏にもお馴染みのアーティスト
和田誠さんの訃報を受け、
しょんぼりしております……
星新一さんのショートショートやマザー・グース、
三谷幸喜さんのエッセイに添えられたイラストは、
本当に本当に素晴らしかった!!
和田さんの面影を偲びながらの
本日の読書タイムは、
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 世界をおどらせた地図 ――
著者はエドワード・ブルック=ヒッチングさん、
原著は2018年に、日本語版は2019年10月に発行されました。
英語原題は『THE GOLDEN ATLAS』、
『欲望と蛮勇が生んだ冒険の物語』と日本語副題が付されています。
「わおォ! あんてィ~くゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:古地図だね!)
古地図――
地図専門店さんのウィンドウにディスプレイされていたり、
額装して自宅の壁に掛けたり、
っていうくらいなら、
まあいいんですけど。
経度も緯度も大雑把、
国名もあやふや、
制作者もはっきりしない、
そんな地図を拠り所に
何かをしようという場合は、
もうタイヘンです。
「だいぼうけんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:無茶で無謀!)
そう、もしもその紙切れに、
《黄金郷に至る図》
《桃源郷への行き方》
なんていうキャプションが付けられていたら、
やっぱりね、
見る側は、こころ穏やかではいられなくなっちゃいます。
まさかなぁ……いや、
有り得ないとは思うけどさ、
万が一にも、
この地図が本物だったら……?
「きたいィ、しちゃうゥのでス!」
「ぐるるるる!」(←訳:万が一をね!)
地図に魅せられて
荒れる大海原へ乗り出す者もいれば、
それとは反対に、
未知の土地を踏破した者が
冒険後に描いた地図も存在します。
この御本に収録されているのは、
そんな“危険な”香り漂う
美しい地図たち。
それは、例えば、
英国初の世界地図、
怪物たちがわしゃわしゃ泳ぐ北海の地図、
アレクサンドロス大王の征服地の地図、
15世紀の世界地図といわれる『ヴィンランド地図』、
マゼランの世界一周航海の地図、
ウォルター・ローリー卿のエルドラド探しの旅の地図、
リヴィングストン博士によるアフリカ大陸の地図……
「いちまいィのォ、ちずにィ~」
「がるるぐるるがるる!」(←訳:生命と未来を賭けて!)
御本の後半部分には、
『女性旅行家時代の幕開け』
『北極点到達競争』
『北西航路横断と南極点到達競争』など、
近代史好き&ノンフィクション好きな方々には
よく知られるエピソードも収められています。
「あわわッ、ほッきょくゥもォ~なんきょくゥもォ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:白銀の魔境だよ!)
成功と失敗、
歓喜と失望、
名声あるいは悪名――
地図が語る“ひとの道のり”のあかしを、
皆さまも、ぜひ。