「こんにちわァ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)
こんにちは、ネーさです。
あらためまして、台風19号の被害に遭われた方々に
お見舞い申し上げます。
ここ東京・八王子市も大雨のために
河川敷がこんな状態に……
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市内を流れる浅川は濁流と化し、
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堤防に沿って作られていた
遊歩道/サイクリングロードの
アスファルト舗装は流されてしまいました……。
「でもォ、きッとォ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:たて直すのさ!)
そうね、
このまま終わらせないぜ!の気概を込めて、
さあ、読書タイムを始めますよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
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―― 漫画映画 漂流記 ――
著者は小田部羊一(こたべ・よういち)さん、
2019年9月に発行されました。
『おしどりアニメーター 奥山玲子と小田部羊一』
と副題が付されています。
「わおゥ! なつぞらァ!」
「がるるるぐるぅ!」(←訳:モデルの人だぁ!)
はい、そうです、
この御本は、
2019年9月まで放送されていた
NHKの朝ドラ『なつぞら』のモデルとされる
奥山玲子(おくやま・れいこ)さんの夫君
小田部羊一さんへのロング・インタビューと、
奥山さん&小田部さんのお仕事仲間さんからの
寄稿とインタビュー、
写真・スケッチなどの
図版資料から構成されています。
「このォおかたがァ~…?」
「ぐっるぅる……?」(←訳:なっちゃん……?)
ドラマの主人公“なっちゃん”と、
実在のアニメーター・奥山玲子さん(1935~2007)は、
まったくの別人、と考えてくださいな。
“なっちゃん”は東京生まれの北海道育ちでしたが、
奥山んは、宮城県の仙台市生まれ。
東北大学教育学部を中退して、
1957年に東映動画(現:東映アニメーション)入社、
お写真も掲載されておりまして……
あらぁ、背が高くてスラリとした美人さんですよ♪
「ふくそうゥもォ、おしゃれッ♫」
「がるるるるるる!」(←訳:ヘアスタイルも!)
日本のアニメーションの歴史において、
女性アニメーターの先駆者のひとりであった奥山さんは、
いったいどういう御方であったのか――
聞き手の藤田健司(ふじた・けんじ)さんに問われ、
小田部さんは語ります。
子どもの頃は病弱であったらしいこと、
学校もよく休んだりして、
文学全集とかを読みふけっていたこと、
大学を2年で辞めて、
家出同然で東京に出てきちゃったこと。
東京に来て、
たまたま映画撮影所と関係のあった親戚から
東映動画の募集を教えてもらったこと。
けれど実は奥山さん、
『動画』ではなくて、
『童画』だと
カン違いしていた?
「あちゃちゃッ!」
「ぐるる~!」(←訳:うわあ~!)
『童画』なら
絵本などのお仕事ができる、
と思っていた奥山さん、
本当はファッションや語学関連の職に
就きたかったのだとか。
しかし、このカン違いが
奥山さんを“数奇な運命”へと導いたのでした。
絵は、独学。
先輩アニメーターの大塚康生さんが
1日に20枚30枚と描くのに負けじと、
私も!と描きに描く。
自分で布を裁断して縫って、
毎日ちがう服を着て。
モダンジャズを聴いて、
フォーレのレクイエムを聴いて。
「ますますゥ~」
「がるぅるる!」(←訳:おしゃれだ!)
小田部さんから見た奥山さん。
同僚であったひこねのりおさん、
宮崎朱美さんから見た奥山さん。
『なつぞら』の“なっちゃん”とは別人であれど、
ドラマで使用された小道具――
アニメ制作用のデスクや
室内を彩っていた60~70年代の雑貨、
ファッションを思い返しながら読み進むのは
とても楽しいものでした。
ドラマが終了してしまって、
「おじいィさァ~んッ!」
「ぐるるるが~る!」(←訳:てんようく~ん!)
と、『なつそら』ロスに陥っている方々、
アニメ史好きな方々は
ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめですよ♪
「がるる!」(←訳:虎です!)
こんにちは、ネーさです。
あらためまして、台風19号の被害に遭われた方々に
お見舞い申し上げます。
ここ東京・八王子市も大雨のために
河川敷がこんな状態に……
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市内を流れる浅川は濁流と化し、
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堤防に沿って作られていた
遊歩道/サイクリングロードの
アスファルト舗装は流されてしまいました……。
「でもォ、きッとォ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:たて直すのさ!)
そうね、
このまま終わらせないぜ!の気概を込めて、
さあ、読書タイムを始めますよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― 漫画映画 漂流記 ――
著者は小田部羊一(こたべ・よういち)さん、
2019年9月に発行されました。
『おしどりアニメーター 奥山玲子と小田部羊一』
と副題が付されています。
「わおゥ! なつぞらァ!」
「がるるるぐるぅ!」(←訳:モデルの人だぁ!)
はい、そうです、
この御本は、
2019年9月まで放送されていた
NHKの朝ドラ『なつぞら』のモデルとされる
奥山玲子(おくやま・れいこ)さんの夫君
小田部羊一さんへのロング・インタビューと、
奥山さん&小田部さんのお仕事仲間さんからの
寄稿とインタビュー、
写真・スケッチなどの
図版資料から構成されています。
「このォおかたがァ~…?」
「ぐっるぅる……?」(←訳:なっちゃん……?)
ドラマの主人公“なっちゃん”と、
実在のアニメーター・奥山玲子さん(1935~2007)は、
まったくの別人、と考えてくださいな。
“なっちゃん”は東京生まれの北海道育ちでしたが、
奥山んは、宮城県の仙台市生まれ。
東北大学教育学部を中退して、
1957年に東映動画(現:東映アニメーション)入社、
お写真も掲載されておりまして……
あらぁ、背が高くてスラリとした美人さんですよ♪
「ふくそうゥもォ、おしゃれッ♫」
「がるるるるるる!」(←訳:ヘアスタイルも!)
日本のアニメーションの歴史において、
女性アニメーターの先駆者のひとりであった奥山さんは、
いったいどういう御方であったのか――
聞き手の藤田健司(ふじた・けんじ)さんに問われ、
小田部さんは語ります。
子どもの頃は病弱であったらしいこと、
学校もよく休んだりして、
文学全集とかを読みふけっていたこと、
大学を2年で辞めて、
家出同然で東京に出てきちゃったこと。
東京に来て、
たまたま映画撮影所と関係のあった親戚から
東映動画の募集を教えてもらったこと。
けれど実は奥山さん、
『動画』ではなくて、
『童画』だと
カン違いしていた?
「あちゃちゃッ!」
「ぐるる~!」(←訳:うわあ~!)
『童画』なら
絵本などのお仕事ができる、
と思っていた奥山さん、
本当はファッションや語学関連の職に
就きたかったのだとか。
しかし、このカン違いが
奥山さんを“数奇な運命”へと導いたのでした。
絵は、独学。
先輩アニメーターの大塚康生さんが
1日に20枚30枚と描くのに負けじと、
私も!と描きに描く。
自分で布を裁断して縫って、
毎日ちがう服を着て。
モダンジャズを聴いて、
フォーレのレクイエムを聴いて。
「ますますゥ~」
「がるぅるる!」(←訳:おしゃれだ!)
小田部さんから見た奥山さん。
同僚であったひこねのりおさん、
宮崎朱美さんから見た奥山さん。
『なつぞら』の“なっちゃん”とは別人であれど、
ドラマで使用された小道具――
アニメ制作用のデスクや
室内を彩っていた60~70年代の雑貨、
ファッションを思い返しながら読み進むのは
とても楽しいものでした。
ドラマが終了してしまって、
「おじいィさァ~んッ!」
「ぐるるるが~る!」(←訳:てんようく~ん!)
と、『なつそら』ロスに陥っている方々、
アニメ史好きな方々は
ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめですよ♪