「こんにちわッ、テディちゃでス!
へんこうゥはァ、らいねんッからァ、なのでス!」
「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!一日ずれるよ~!)
こんにちは、ネーさです。
既に修正いたしましたが、
私ネーさ、昨日は勘違いして、
2月3日が立春などと書いてしまいました。
暦の周期の関係で、2月3日が立春になるのは
来年(2021年)のことなんですね。
いまここで、あらためて、
今日2月4日は立春!春が来た!と浮かれながら、
本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― いつかの岸辺に跳ねていく ――
著者は加納朋子(かのう・ともこ)さん、
2019年6月に発行されました。
デビュー作『ななつのこ』以来、
ミステリ好きな活字マニア諸氏を魅了し続ける知者・加納さんの、
こちらの最新長編作品は、
はたして、ミステリなのか?
それともファンタジーなのか??
「もしかァしたらァ?」
「ぐる?」(←訳:SF?)
物語は、ふたつのパート――
前半部分の『フラット』と、
後半部分の『レリーフ』
から成っています。
『フラット』の語り手は、
《俺》こと森野護(もりの・まもる)くん。
護くんをひと言で形容しちゃうと、
“気は優しくて、力持ち”。
身体が大きくて、運動神経が良くって、
でも、それをかさに着て
威張ったり怒鳴ったりは決してしない、
穏やかな性格。
そんな護くんには、
幼なじみがひとり、いるんですけど……
「こまッちゃッるんでスゥ!」
「がるぐるがるるるるる!」(←訳:もうワケわかんなくて!)
護くんの幼なじみの、
平石徹子(ひらいし・てつこ)ちゃんは、
家が近所で、幼稚園から中学までは同じ学校に通い、
同じクラスになることも多くて、
なのに、そうして一緒にいる割に
護くんは徹子ちゃんの行動に
戸惑わされてばかりいます。
急にクラスメイトの手をつかんで歩きだしたり。
知らないおばあちゃんに抱きついたり。
授業中、ぽろぽろと泣き出したり。
「ふァ~…ほんとゥにィ~…」
「ぐっるぅる!」(←訳:参っちゃう!)
戸惑いはしても、優しい護くんは
徹子ちゃんを突き放したりはしません。
変わり者と見られ、
周囲から浮き上がりがちな徹子ちゃんを、
陰に日向に、一生懸命フォローして、
あれこれと心配して。
「がくせいィ~せいかつゥ、ッてェ!」
「がるぐるるるる!」(←訳:大変なんだもん!)
雨風も吹く日があれば、
花も咲く日も、
寒い日もあれば
暖かな日もある、
護くんと徹子ちゃんの生活は、
別の高校に通い、
大学、社会人、と進むにつれ、
少しずつ距離が生じてゆきます。
それでも、
微笑ましくもココロ和まされる、
護くんの物語は……
後半の、
『レリーフ』に入るや、
どすんと一転?!?
「でんぐりィがえしィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:ツバメ返し!)
『レリーフ』では、
語り手が変わり、
必然的に物事への視点も変わります。
一転、一変した物語の先に
何が起こり、
何が終わって何が始まるのか。
それは……
「よんでのォおたのしみィ、なのでス!」
「がるぐるるがるぐるる!」(←訳:これ以上は秘密だよん!)
護くんと、徹子ちゃん。
ふたりの運命の振り子の、
揺れる先にあるものは?
読み手の予想を裏切り、
同時にまた、
見事に読み手の期待に応えてみせるエンタ作品であり、
ミステリの要素も
ファンタジーの要素も備えたスペシャルな作品を、
皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね~♪
へんこうゥはァ、らいねんッからァ、なのでス!」
「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!一日ずれるよ~!)
こんにちは、ネーさです。
既に修正いたしましたが、
私ネーさ、昨日は勘違いして、
2月3日が立春などと書いてしまいました。
暦の周期の関係で、2月3日が立春になるのは
来年(2021年)のことなんですね。
いまここで、あらためて、
今日2月4日は立春!春が来た!と浮かれながら、
本日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― いつかの岸辺に跳ねていく ――
著者は加納朋子(かのう・ともこ)さん、
2019年6月に発行されました。
デビュー作『ななつのこ』以来、
ミステリ好きな活字マニア諸氏を魅了し続ける知者・加納さんの、
こちらの最新長編作品は、
はたして、ミステリなのか?
それともファンタジーなのか??
「もしかァしたらァ?」
「ぐる?」(←訳:SF?)
物語は、ふたつのパート――
前半部分の『フラット』と、
後半部分の『レリーフ』
から成っています。
『フラット』の語り手は、
《俺》こと森野護(もりの・まもる)くん。
護くんをひと言で形容しちゃうと、
“気は優しくて、力持ち”。
身体が大きくて、運動神経が良くって、
でも、それをかさに着て
威張ったり怒鳴ったりは決してしない、
穏やかな性格。
そんな護くんには、
幼なじみがひとり、いるんですけど……
「こまッちゃッるんでスゥ!」
「がるぐるがるるるるる!」(←訳:もうワケわかんなくて!)
護くんの幼なじみの、
平石徹子(ひらいし・てつこ)ちゃんは、
家が近所で、幼稚園から中学までは同じ学校に通い、
同じクラスになることも多くて、
なのに、そうして一緒にいる割に
護くんは徹子ちゃんの行動に
戸惑わされてばかりいます。
急にクラスメイトの手をつかんで歩きだしたり。
知らないおばあちゃんに抱きついたり。
授業中、ぽろぽろと泣き出したり。
「ふァ~…ほんとゥにィ~…」
「ぐっるぅる!」(←訳:参っちゃう!)
戸惑いはしても、優しい護くんは
徹子ちゃんを突き放したりはしません。
変わり者と見られ、
周囲から浮き上がりがちな徹子ちゃんを、
陰に日向に、一生懸命フォローして、
あれこれと心配して。
「がくせいィ~せいかつゥ、ッてェ!」
「がるぐるるるる!」(←訳:大変なんだもん!)
雨風も吹く日があれば、
花も咲く日も、
寒い日もあれば
暖かな日もある、
護くんと徹子ちゃんの生活は、
別の高校に通い、
大学、社会人、と進むにつれ、
少しずつ距離が生じてゆきます。
それでも、
微笑ましくもココロ和まされる、
護くんの物語は……
後半の、
『レリーフ』に入るや、
どすんと一転?!?
「でんぐりィがえしィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:ツバメ返し!)
『レリーフ』では、
語り手が変わり、
必然的に物事への視点も変わります。
一転、一変した物語の先に
何が起こり、
何が終わって何が始まるのか。
それは……
「よんでのォおたのしみィ、なのでス!」
「がるぐるるがるぐるる!」(←訳:これ以上は秘密だよん!)
護くんと、徹子ちゃん。
ふたりの運命の振り子の、
揺れる先にあるものは?
読み手の予想を裏切り、
同時にまた、
見事に読み手の期待に応えてみせるエンタ作品であり、
ミステリの要素も
ファンタジーの要素も備えたスペシャルな作品を、
皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね~♪