テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― このために、ガンバっちゃう? ―

2020-02-25 22:02:13 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くんッ? くんくんくんくんッ!」
「がるる!ぐるがるるぐるる~!」(←訳:虎です!いい香りがするよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 交通量の多い国道沿いの歩道で、
 ふんわりと流れてくる香りの源は……と探せば、
 おお! ロウバイ(蠟梅)がこんなところに!
 しばし花香る夢の世界にトリップしながら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



   ―― 伊藤まさこの 買いものバンザイ! ――



 著者は伊藤まさこさん、2019年8月に発行されました。
 ああ、お買いもの!
 これもまた、ひとつの夢の世界と申せましょう♫

「ふァいッ! はちみつゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:いいねハチミツ!)

 美味しいもの、
 オシャレですてきな衣服、
 かわいい食器や雑貨。
 そういったものに鼻が利き、目も利くのは、
 人気スタイリストの、伊藤まさこさん。

 この御本では、
 
 《こだわりなくして
  スタイリストはやってられない仕事でもある》

 と言う伊藤さんの、
 “買いもの論”と“買いもののコツ“が紹介され、
 “買いものにまつわるエッセイ”も収録されています。

「ひとはァ、なぜェ~…」
「がるるるるぐるるる?」(←訳:買いものをするのか?)

 買いものの仕方は、人それぞれ。
 本文16ページの、
 『買いものDNA?
  父、ワニを買う。』
 というエッセイは、
 著者・伊藤さんのお父様の思い出を綴った文章です。

 そう、『飼う』ではなく『買う』。
 
 伊藤さんのお父様の買いものっぷりは、
 強引で、豪快で。
 洗濯機やテレビがまだ珍しかった頃、
 ささっと買い入れて、
 プロポーズの言葉代わりにしちゃう。
 土地を買ったときも、
 あっけらかんと事後報告。

 あげくに、或る日、ワニを買ってきちゃった!
 それも、2匹も!

「わわッ! ちいさいィけどォ~!」
「ぐるるる~!」(←訳:生きてる~!)

 伊藤さんが生まれる前のお話、だそうですが、
 うふふふっ、見てみたいものですねえ。
 爬虫類マニアでもない一般家庭に、
 ひょっこりと現れる小ワニたち……。

 そうして、
 お父様の血をしっかりと受け継いでいる伊藤さん、
 ↓こんな信念を抱いてお買いものに臨みます。

 《旅の出会いは一期一会。
  重さなんかにゃ負けられない。》

 《市場で買う。》

 《30年ぶりに買う。》

 《失敗を恐れずに買う。》

 《通販でついポチリと買う。》

 《街を買い尽くす。》などなど。

「えェッ? まちィをォ??」
「ががるぐるぅ?」(←訳:ムリでしょ?)

 ご安心あれ、
 街を買うっていうのはね、
 《中華街&元町90分勝負!》
 《台湾、雑貨と食材満腹旅》という
 お買いものミッション企画なんです。

 これは分かるわぁ♪
 ちょうどいま(2020年2月25日現在)、
 『元町チャーミングセール』をやってるのよね。
 楽しいのよ、チャーミングセールって。
 元町エリアのお店が、
 一斉に大セール! お買い得品がいっぱい!

「ふァ~…」(←呆れています)
「ぐる~…」(←同じく呆れています)

 世にあふれる、
 たくさんの《モノ》たち。

 その中から、
 何を、
 どんな思いで、
 どうやって、
 我が家に連れて帰ってくるのかを、
 伊藤さんは語ります。

 中でも、
 活字マニアの皆さまにグッと来るのは、
 街を買い尽くすミッション③の、
 《神保町、古本屋巡りとおいしいもの》
 のページで間違いないでしょう。

 仕事の打ち合わせのために
 出版社を訪れた伊藤さんが、
 その後に必ず寄るのは
 神保町の古書店街。
 古書、新刊、ランチの名店に喫茶店……
 
「あるあるゥ!」
「がーるるるるーるる!」(←訳:ゴールデンルートだ!)

 ずっと欲しかったもの。
 やっと手に入れたもの。
 これから手に入れるために
 ガンバってお金をためていたり、
 探していたり。

 お買いものの楽しみ方とともに、
 自分にとって大事なモノ、
 自分なりの買いものの工夫や信念とは何だろうか、と
 考えさせてくれる一冊を、
 皆さま、ぜひ♪


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