「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぱなそにッくゥ、つよしィ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!神戸製鋼も!)
こんにちは、ネーさです。
ラグビーのトップリーグは、第5節終了時点で
首位パナソニックを神戸製鋼が追い、
ヤマハ、クボタ、東芝も猛追!という様相です。
次節では神戸と東芝が激突!
選手さんたちスタッフさんたちに声援を送りながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 《死に森》の白いオオカミ ――
著者はグリゴーリー・ディーコフさん、
原著は2013年に、日本語版は2019年12月に発行されました。
《死に森》……というと、
2018年の読書界で大きな話題を呼んだ
『死に山:世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』
を連想する方々もおられるでしょうが、
いえいえ、これは、まったく別の物語なんです。
「やまァ、じゃなくてェ~」
「ぐるるるがるぐる1」(←訳:ロシアの森林だよ!)
それは、昔むかしのこと。
まあでも、紀元前のような大昔ではなくて、
ピョートル大帝の頃の昔――17~18世紀の昔。
ロシアの広大な森林の、
川沿いの或る場所に
小さな村が拓かれようとしていました。
ヴィソツコエ村と名付けられたその村は、
5つばかりの家から始まり、
少しずつ人数が増えていって、
そうなると……
「もッとォ、とちィをォ!」
「がるぐるるる!」(←訳:開拓しないと!)
村の周りの森を焼き払って、
土地を広げていっても、
まだ足りない。もっと欲しい。
川のこちら側はすっかりきれいにしてしまったから、
そうだ、むこう岸も切りひらいて、
麦をまこうじゃないか。
もし麦がだめでも、
牧場にして、牛でも放てばいいさ。
「もッとォ、ゆたかァにィ!」
「ぐっるがっる!」(←訳:もっともっと!)
腕自慢力自慢の村人10人が、
舟を漕ぎ、むこう岸へと渡ります。
静かな、霧深い森に
火が放たれ、
黒く焼け焦げた跡地は
《死に森》と呼ばれるようになりましたが……
しばらくして、
本格的な開墾に乗り出した村人たちの身に
災厄が?
「あれはァ、おおかみィ~…!」
「がっるるぐるるる!」(←訳:こっちを見てるよ!)
わからずやの村人たちに、
知恵ある古老、
機転がきく勇敢な若者と、
《死に森》のヌシともいうべき白いオオカミ。
さながら、ロシア版『遠野物語』?
と言いたくなる展開に、
魅力的なキャラクターが加わって、
ストーリーの規模も拡大してゆきます。
「ふしぎなァ、たびびとさんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:放浪の異国者!)
《死に森》の“魔”に魅入られた
ヴィソツコエ村の運命は?
古老の知恵は活かされるのか?
放浪の異国者が果たす役割とは?
書店さんや図書館では
児童書のコーナーに配されているこの御本、
大人の活字マニアさんにもおすすめですよ。
特に、欧州史好きな方々は
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
ぱなそにッくゥ、つよしィ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!神戸製鋼も!)
こんにちは、ネーさです。
ラグビーのトップリーグは、第5節終了時点で
首位パナソニックを神戸製鋼が追い、
ヤマハ、クボタ、東芝も猛追!という様相です。
次節では神戸と東芝が激突!
選手さんたちスタッフさんたちに声援を送りながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 《死に森》の白いオオカミ ――
著者はグリゴーリー・ディーコフさん、
原著は2013年に、日本語版は2019年12月に発行されました。
《死に森》……というと、
2018年の読書界で大きな話題を呼んだ
『死に山:世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』
を連想する方々もおられるでしょうが、
いえいえ、これは、まったく別の物語なんです。
「やまァ、じゃなくてェ~」
「ぐるるるがるぐる1」(←訳:ロシアの森林だよ!)
それは、昔むかしのこと。
まあでも、紀元前のような大昔ではなくて、
ピョートル大帝の頃の昔――17~18世紀の昔。
ロシアの広大な森林の、
川沿いの或る場所に
小さな村が拓かれようとしていました。
ヴィソツコエ村と名付けられたその村は、
5つばかりの家から始まり、
少しずつ人数が増えていって、
そうなると……
「もッとォ、とちィをォ!」
「がるぐるるる!」(←訳:開拓しないと!)
村の周りの森を焼き払って、
土地を広げていっても、
まだ足りない。もっと欲しい。
川のこちら側はすっかりきれいにしてしまったから、
そうだ、むこう岸も切りひらいて、
麦をまこうじゃないか。
もし麦がだめでも、
牧場にして、牛でも放てばいいさ。
「もッとォ、ゆたかァにィ!」
「ぐっるがっる!」(←訳:もっともっと!)
腕自慢力自慢の村人10人が、
舟を漕ぎ、むこう岸へと渡ります。
静かな、霧深い森に
火が放たれ、
黒く焼け焦げた跡地は
《死に森》と呼ばれるようになりましたが……
しばらくして、
本格的な開墾に乗り出した村人たちの身に
災厄が?
「あれはァ、おおかみィ~…!」
「がっるるぐるるる!」(←訳:こっちを見てるよ!)
わからずやの村人たちに、
知恵ある古老、
機転がきく勇敢な若者と、
《死に森》のヌシともいうべき白いオオカミ。
さながら、ロシア版『遠野物語』?
と言いたくなる展開に、
魅力的なキャラクターが加わって、
ストーリーの規模も拡大してゆきます。
「ふしぎなァ、たびびとさんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:放浪の異国者!)
《死に森》の“魔”に魅入られた
ヴィソツコエ村の運命は?
古老の知恵は活かされるのか?
放浪の異国者が果たす役割とは?
書店さんや図書館では
児童書のコーナーに配されているこの御本、
大人の活字マニアさんにもおすすめですよ。
特に、欧州史好きな方々は
ぜひ、一読してみてくださいね~♪