「こんにちわッ、テディちゃでス!
こうちゃにィ、しまスかァ~?」
「がるる!ぐーるーがる?」(←訳:虎です!コーヒーかな?)
こんにちは、ネーさです。
お食事の後に、
紅茶やコーヒー、緑茶といっしょにいただくのは、
そう、甘いもの!ですね。
本日の読書タイムは、
甘いもの好き♪お菓子大好き♪な方々におすすめの、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
―― 図説 デザートの歴史 ――
著者はジェリ・クィンジオさん、
原著は2018年に、日本語版は2020年1月に発行されました。
英語原題は『DESSERT:A Tale of Happy Endings』、
《食事の最後の甘い至福、デザート》の歴史を考察する
ノンフィクション作品です。
「でざーとォ、それはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:人類の友!)
そうねえ、少なくとも現代社会では、
美味しいデザートは人類の友であると
言えなくもありませんが。
著者・クィンジオさんは
御本の序章『デザートに心奪われて』の中で、
こう記しています。
歴史的に言えば、
デザートを単独で供するのは
昔からあった慣習ではない。
デザートという言葉は
14世紀のフランスで使われていたが、
当時は甘いものだけでなく
辛い料理を意味することも多かったようだ。
そして、『オックスフォード英語辞典』によれば、
英語にデザートという言葉が生まれたのはもっと後、
1600年以降のこと、であると。
「ええェ? そのォあたりィ?」
「がるるるぐるるる?」(←訳:関ヶ原の闘いの頃?)
デザートの歴史はずずずい~っと古代ローマに遡り……
なんていう展開を想像していた私ネーさ、
あっさり肩透かしを喰らいました。
古代ギリシアでもローマでも中世でもない、って、
では、そのの歴史が
どこから始まったのかを探せば。
19世紀?
「ほわわッ! そんなにィさいきんッ??」
「ぐっるる!」(←訳:びっくり!)
クィンジオさんいわく。
19世紀まで、
デザートという語は単に
前の料理が下げられた後に出される料理
という意味で使われていた――
ふうむ、なるほど、
つまりは産業革命の時代は
食文化の転換期でもあったってことかしら。
「やぱりィ、さんぎょうゥかくめいィでスかァ~」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:歴史の山場なんだね!)
第1章『古代から中世の食習慣』
第2章『目で味わう』
第3章『乳製品のよろこび』
第4章『デザートの夢と現実』
第5章『進化するデザート』
第6章『編かは永遠に』
と、6つの章で構成されるデザートの歴史、
私ネーさは本文80ページで触れられている
アントワーヌ・カレームさんのお話に
ノックアウトされましたよ。
“お菓子の父”とされる名パティシエ、カレームさん。
フランス革命の災禍にも負けず、
一心に突き進んでゆく
カレームさんの本格的な伝記を読んでみたくなりました!
また、著者・クィンジオさんは御本の終盤で、
ヌーベルキュイジーヌの中でのデザートの変化、
スペインの名店『エル・ブリ』(現在は閉店中)が
もたらした余波や新技術など、
現代のデザートの傾向をも
大胆に分析しています。
変化し続けるデザートは、
この先、どこへ……?
「おいしさにィ~」
「ぐるがる?」(←訳:限界なし?)
甘~い美味し~いデザートは、元気の源!
マザー・グースに登場するお菓子たち、
クィンジオさんのお家に伝わるデザートのレシピ、
イラストや写真など多数の図版資料も楽しめるこの御本、
お料理好きな方々はもちろん、
歴史好きな方々にもおすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
こうちゃにィ、しまスかァ~?」
「がるる!ぐーるーがる?」(←訳:虎です!コーヒーかな?)
こんにちは、ネーさです。
お食事の後に、
紅茶やコーヒー、緑茶といっしょにいただくのは、
そう、甘いもの!ですね。
本日の読書タイムは、
甘いもの好き♪お菓子大好き♪な方々におすすめの、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
―― 図説 デザートの歴史 ――
著者はジェリ・クィンジオさん、
原著は2018年に、日本語版は2020年1月に発行されました。
英語原題は『DESSERT:A Tale of Happy Endings』、
《食事の最後の甘い至福、デザート》の歴史を考察する
ノンフィクション作品です。
「でざーとォ、それはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:人類の友!)
そうねえ、少なくとも現代社会では、
美味しいデザートは人類の友であると
言えなくもありませんが。
著者・クィンジオさんは
御本の序章『デザートに心奪われて』の中で、
こう記しています。
歴史的に言えば、
デザートを単独で供するのは
昔からあった慣習ではない。
デザートという言葉は
14世紀のフランスで使われていたが、
当時は甘いものだけでなく
辛い料理を意味することも多かったようだ。
そして、『オックスフォード英語辞典』によれば、
英語にデザートという言葉が生まれたのはもっと後、
1600年以降のこと、であると。
「ええェ? そのォあたりィ?」
「がるるるぐるるる?」(←訳:関ヶ原の闘いの頃?)
デザートの歴史はずずずい~っと古代ローマに遡り……
なんていう展開を想像していた私ネーさ、
あっさり肩透かしを喰らいました。
古代ギリシアでもローマでも中世でもない、って、
では、そのの歴史が
どこから始まったのかを探せば。
19世紀?
「ほわわッ! そんなにィさいきんッ??」
「ぐっるる!」(←訳:びっくり!)
クィンジオさんいわく。
19世紀まで、
デザートという語は単に
前の料理が下げられた後に出される料理
という意味で使われていた――
ふうむ、なるほど、
つまりは産業革命の時代は
食文化の転換期でもあったってことかしら。
「やぱりィ、さんぎょうゥかくめいィでスかァ~」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:歴史の山場なんだね!)
第1章『古代から中世の食習慣』
第2章『目で味わう』
第3章『乳製品のよろこび』
第4章『デザートの夢と現実』
第5章『進化するデザート』
第6章『編かは永遠に』
と、6つの章で構成されるデザートの歴史、
私ネーさは本文80ページで触れられている
アントワーヌ・カレームさんのお話に
ノックアウトされましたよ。
“お菓子の父”とされる名パティシエ、カレームさん。
フランス革命の災禍にも負けず、
一心に突き進んでゆく
カレームさんの本格的な伝記を読んでみたくなりました!
また、著者・クィンジオさんは御本の終盤で、
ヌーベルキュイジーヌの中でのデザートの変化、
スペインの名店『エル・ブリ』(現在は閉店中)が
もたらした余波や新技術など、
現代のデザートの傾向をも
大胆に分析しています。
変化し続けるデザートは、
この先、どこへ……?
「おいしさにィ~」
「ぐるがる?」(←訳:限界なし?)
甘~い美味し~いデザートは、元気の源!
マザー・グースに登場するお菓子たち、
クィンジオさんのお家に伝わるデザートのレシピ、
イラストや写真など多数の図版資料も楽しめるこの御本、
お料理好きな方々はもちろん、
歴史好きな方々にもおすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪