テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ お城の数だけ、個性あり? ~

2020-03-26 22:34:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しちょうりつゥ、じょうしょうゥちゅゥ!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!評価も上昇~!)

 こんにちは、ネーさです。
 染谷将太さん演じる信長さまが
 物語の中心に躍り出て以降の大河ドラマ『麒麟がくる』、
 数字も評価も好調なのが嬉しいですね。
 さあ、そこで!
 本日の読書タイムは、
 ↓こ~んな“異界”へお出掛けしてみましょう♪

  



      ―― ヘンテコ城めぐり ――



 著者は長谷川ヨシテルさん、2020年1月に発行されました。
 歴史ナビゲーター、歴史作家、《れきしクン》のニックネームで
 タレントとしても活躍する著者・長谷川さんが、
 『ポンコツ武将列伝』『ヘッポコ征夷大将軍』に続いて世に問う
 《歴史》ジャンルの新作は――

「おしろォ、でスゥ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:たくさんあるんだ!)

 驚くことに日本には、
 全国に4~6万の城址がある、のだそうです。
 長谷川さんはそんなお城&城址たちを、

   第一章『ヘンテコエピソードで城めぐり!』
   第二章『エンジョイ!お城は“テーマパーク”だ』
   第三章『現代にアジャスト、“マチナカ“のお城たち!』
   第四章『気分はお殿様?戦国へ“タイムスリップ”!』
   第五章『知られざる”お城のブラザーズ“』
   第六章『“アレ”もお城?“コレ”もお城?』
   第七章『“現存天守“のここがヘンテコ!』

 の7章に分けて踏破してゆきます。

「さくらのォめいしょッ?」
「がるるぐる?」(←訳:聖なる土地?)

 お城!
 というと、やっぱりね、
 安土城とか、姫路城、大阪城などの、
 ガッツリ石垣が組まれていて、
 天守が空を背景にそびえたっていて……みたいな風景が
 脳裏に浮かんできちゃうんですけれど。

 実際のお城は、
 割と地味で、
 割と実利優先で、
 割と……残ってません。

「もッたいィないィ~!」
「ぐっるるるがるっるるる!」(←訳:とっとけばよかったのに!)

 もう建物が残っていない城址から、
 再建・復元されたお城、
 お江戸の時代の姿を今に伝えるお城まで、
 長谷川さんは目配りを怠りません。

 水堀、土塁、柵がめぐらされ、
 見張りのための物見やぐらまで備えた
 吉野ケ里遺跡の巨大な環濠集落。

 見た目はお寺であっても、
 足利将軍家の居館であった『足利氏館』。

 遊園地『としまえん』は、
 練馬城という石神井城の支城の跡地にある。

 明治維新後に創建された”日本最後の城”、松尾城。

 戦国のお城の見本?のような、
 信州の古城・荒砥城(あらとじょう)。

「こせいィてきィ!」
「がっるるぐる~!」(←訳:けっこう広い~!)

 個性という点で
 ニヤリとさせられたのは、
 京都の園部城(そのべじょう)。

 このお城が、
 『スーパーマリオブラザーズ』誕生のヒントになった?

「おおおォ!」
「ぐるるるぅ?」(←訳:ホントにぃ?)

 星の形のお城といえば、
 北海道の五稜郭……じゃなくて。

 長野県の佐久市にも、
 ひっそりと五稜郭が!

「うむッ、たしかにィ!」
「がるるぐるるぅ!」(←訳:星の形してるぅ!)

 城めぐり基礎知識やコラムを読めば、
 どんどん深まってゆくお城学。
 ページを捲れば、
 きっとそこに貴方好みのお城が……?

「さがしてェみてねッ!」
「ぐるがる!」(←訳:マイお城!)

 大河ドラマのマニアさんに、
 歴史好きな活字マニアさんに、
 おすすめですよ。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 

コメント
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