テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 一瞬だけど、永遠で ~

2020-03-16 22:19:25 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やまぐちさんッ、おめでとうゥございまス~!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!やんやの拍手!)

 こんにちは、ネーさです。
 マンガ大賞2020は、山口つばささん著
 『ブルーピリオド』に決定~!
 おめでとうございます山口さん!
 惜しくも2位となった遠藤達也さん著『SPY×FAMILY』にも
 心からの拍手を贈りながら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 名画の中の恋人たち ――


 
 監修は永井龍之介(ながい・りゅうのすけ)さん、
 2019年12月に発行されました。

 《観る者の心を震わせる、
  天才画家たちの
  26の恋愛エピソード》

 と、表紙の見返し部分にありますように、
 この御本のテーマは、
 画布に封じ込まれた
 巨匠さんたちの《恋》の伝説?

「まずはァ、あのォおかたッ!」
「ぐるるるがるっ!」(←訳:クリムトさんっ!)

 御本の表紙を飾っているのは、
 グスタフ・クリムトさん(1862~1918)の
 『接吻』(1908年)。
 
 クリムトさんの代表作、というより、
 オーストリア美術界の至宝というべき名作の、
 モデルは誰なのか……ではなく。

 監修者・永井さんは、
 『接吻』の中に
 作者・クリムトさんの“真の恋人”として知られる
 エミーリエ・フレーゲさんの面影を探します。
 クリムトさんの“まごころ”は、
 常に彼女に、
 彼女にのみ捧げられていた、と……。

「こちらのォ、じょせいィもォ~!」
「がるるるるぐぅーる!」(←訳:画家さんのミューズ!)

 映画好きな御肩は、
 『モンパルナスの灯』という
 恋愛映画を思い浮かべることでしょう。
 
 アメデオ・モディリアーニさん(1884~1920)にとっての
 運命の女性は、
 ジャンヌ・エビュテルメさん。

 理想のモデルにして最愛の妻、
 けれどモディリアーニさんの身に病魔が迫り……

「あううゥ! むごいィでス!」
「ぐるるがるぐるるっる……」(←訳:長生きしてほしかった……)

 ルネサンス時代としては長生き、といえるのは、
 レオナルド・ダ・ヴィンチさん(1452~1519)。

 巨匠レオナルドさんには、しかし、
 人には言えぬ秘密があった……?

 まあね、研究書や伝記などでは
 既に明らかにされていますけれども、
 レオナルドさんの恋人というのが――

「かおはァ、きれいィだけどォ!」
「がるる!」(←訳:問題児!)

 はたしてレオナルドさんは、
 彼が問題児であるゆえに愛していたのか、
 彼の性格や行動よりも
 ただ外見を愛していたのか、
 それとも……?

「むむゥ、むずかしィでスゥ!」
「ぐるるるるがるぐるる!」(←訳:巨匠さんも人間だもん!)

 第1章『運命のひとを追いかけて』
 第2章『愛の秘めごと』
 第3章『さまざまな家族のカタチ』
 第4章『普通じゃない色恋の世界』

 と、4つの章で構成される
 恋人たちのエピソード集は、
 アート好きさんに、
 歴史好きさんにもおすすめです。
 今後も長く語り継がれる
 熱き出会いと別れの名場面を、
 ぜひ、覗いてみてくださいね~♫
 
  
コメント
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