「こんにちわッ、テディちゃでス!
せいいッぱいィのォ、はくしゅゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!有難うなのです!)
こんにちは、ネーさです。
英国では現在、お医者さん、救急隊員さんや看護師さん、
研究者さん、技師さんたち医療従事者さんたちに
感謝と敬意の拍手を送ることが
定例になっているようです。
私たちも、日本の、世界の、全医療従事者さんに
心からの拍手を送りながら、
さあ、気力を奮い起こして読書タ~イム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/1c/509784266c4fe1ed68b4ee8fb947a1a6.jpg)
―― ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画 ――
監修は佐藤直樹(さとう・なおき)さん、
2020年1月に発行されました。
『Vilhelm Hammershøi The Paintings of Silence』
と英語題名が付されています。
2020年1月21日~3月26日は東京都美術館にて、
4月7日~6月7日は山口県立美術館にて開催される
『ハマスホイとデンマーク絵画』展にあわせ
刊行された関連本、なのですが……。
「かなしィでスゥ~…」
「ぐるるがるる~…」(←訳:溜め息だよう~…)
東京展は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、
会期半ばで中止となってしまいました。
なので、実物とお会いすることは出来ぬものの、
代わりにこうして、
書物の中でハマスホイさんの作品を
鑑賞してみましょう♪
あ、でもね、
御本の題名に騙されちゃダメですよ。
「えッ? だまされるゥ??」
「がるるるぐる?」(←訳:どういうこと?)
『沈黙の絵画』――
と、題名にはあります。
この、沈黙、とか、
静謐、静寂、という言葉は、
ハマスホイさんの作品を形容するに際して、
英語圏でも日本でもしばしば用いられているものですが。
本当に、そうなのかしら?
私ネーさの眼には、むしろ、
雄弁、饒舌、という言葉の方が
しっくり来るように映るんです。
「いろあいィ、しぶいィのでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:題材も身近!)
ヴィルヘルム・ハマスホイさん(1864~1916)。
ハマスホイさんの作品は、
御本の表紙になっている
『手紙を読むイーダ』にも見られるように、
白や灰色を基調とする
“落ち着いた色合い”が特徴であると申せましょうか。
しかし、“落ち着いた色合い”の奥に、
ハマスホイさんは熱い感情と、
抑えきれない情熱を潜ませています。
ここは、どこなのか。
画面の中の、
横顔の彼女は、
あるいは、後ろ姿の女性は、
何をし、何を想っているのか。
画布に描き取られた”一瞬”が過ぎたとき、
彼女はどこへ向かうのか。
前へ? 後ろへ?
ゆっくり、部屋を出てゆくのか?
それとも、こちらを振り返り、
表情をあらわにするのか。
その顔に浮かんでいるのは、
幸せな微笑みか、
重苦しい怒りか、
ぼんやりした悲しみか……
「そうぞうりょくゥ!」
「がるるるぐるるぅる!」(←訳:ぐんぐん働いちゃう!)
序章『ハマスホイ――コペンハーゲンのスキャンダル』
1章『時代のはざまで パリとロンドンに現れたデンマークの異端児』
2章『メランコリー 誰もいない部屋』
3章『静かな部屋――沈黙する絵画』
そして、ハマスホイさんにまつわるコラム、
ハマス法さんの略年譜、
コペンハーゲンの地図なども収録されたこの御本は、
展覧会へ行きそびれてしまった方々はもちろん、
ハマスホイさんをまだ知らない方々にも
おすすめですよ。
《北欧のフェルメール》とも呼ばれる、
けれどもフェルメールさんとはまた異なる
唯一無二の画家さんの世界へ、
皆さま、ぜひ♪
せいいッぱいィのォ、はくしゅゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!有難うなのです!)
こんにちは、ネーさです。
英国では現在、お医者さん、救急隊員さんや看護師さん、
研究者さん、技師さんたち医療従事者さんたちに
感謝と敬意の拍手を送ることが
定例になっているようです。
私たちも、日本の、世界の、全医療従事者さんに
心からの拍手を送りながら、
さあ、気力を奮い起こして読書タ~イム!
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/1c/509784266c4fe1ed68b4ee8fb947a1a6.jpg)
―― ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画 ――
監修は佐藤直樹(さとう・なおき)さん、
2020年1月に発行されました。
『Vilhelm Hammershøi The Paintings of Silence』
と英語題名が付されています。
2020年1月21日~3月26日は東京都美術館にて、
4月7日~6月7日は山口県立美術館にて開催される
『ハマスホイとデンマーク絵画』展にあわせ
刊行された関連本、なのですが……。
「かなしィでスゥ~…」
「ぐるるがるる~…」(←訳:溜め息だよう~…)
東京展は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、
会期半ばで中止となってしまいました。
なので、実物とお会いすることは出来ぬものの、
代わりにこうして、
書物の中でハマスホイさんの作品を
鑑賞してみましょう♪
あ、でもね、
御本の題名に騙されちゃダメですよ。
「えッ? だまされるゥ??」
「がるるるぐる?」(←訳:どういうこと?)
『沈黙の絵画』――
と、題名にはあります。
この、沈黙、とか、
静謐、静寂、という言葉は、
ハマスホイさんの作品を形容するに際して、
英語圏でも日本でもしばしば用いられているものですが。
本当に、そうなのかしら?
私ネーさの眼には、むしろ、
雄弁、饒舌、という言葉の方が
しっくり来るように映るんです。
「いろあいィ、しぶいィのでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:題材も身近!)
ヴィルヘルム・ハマスホイさん(1864~1916)。
ハマスホイさんの作品は、
御本の表紙になっている
『手紙を読むイーダ』にも見られるように、
白や灰色を基調とする
“落ち着いた色合い”が特徴であると申せましょうか。
しかし、“落ち着いた色合い”の奥に、
ハマスホイさんは熱い感情と、
抑えきれない情熱を潜ませています。
ここは、どこなのか。
画面の中の、
横顔の彼女は、
あるいは、後ろ姿の女性は、
何をし、何を想っているのか。
画布に描き取られた”一瞬”が過ぎたとき、
彼女はどこへ向かうのか。
前へ? 後ろへ?
ゆっくり、部屋を出てゆくのか?
それとも、こちらを振り返り、
表情をあらわにするのか。
その顔に浮かんでいるのは、
幸せな微笑みか、
重苦しい怒りか、
ぼんやりした悲しみか……
「そうぞうりょくゥ!」
「がるるるぐるるぅる!」(←訳:ぐんぐん働いちゃう!)
序章『ハマスホイ――コペンハーゲンのスキャンダル』
1章『時代のはざまで パリとロンドンに現れたデンマークの異端児』
2章『メランコリー 誰もいない部屋』
3章『静かな部屋――沈黙する絵画』
そして、ハマスホイさんにまつわるコラム、
ハマス法さんの略年譜、
コペンハーゲンの地図なども収録されたこの御本は、
展覧会へ行きそびれてしまった方々はもちろん、
ハマスホイさんをまだ知らない方々にも
おすすめですよ。
《北欧のフェルメール》とも呼ばれる、
けれどもフェルメールさんとはまた異なる
唯一無二の画家さんの世界へ、
皆さま、ぜひ♪