「こんにちわッ、テディちゃでス!
おやぶんさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるがるる~る!」(←訳:虎です!小松の親分さ~ん!)
こんにちは、ネーさです。
小松政男さんが亡くなったとの報道に、
寂しさを禁じ得ません……
20世紀の日本を代表するエンターテイナーさんを
心からの感謝と拍手で見送りながら、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 二百十番館にようこそ ――
著者は加納朋子(かのう・ともこ)さん、
2020年8月に発行されました。
『ななつのこ』『トオリヌケキンシ』
『いつかの岸辺に跳ねてゆく』など、
こころ優しくもミステリアスな作品で知られる
加納さんの最新作は――
「むむゥ! まさかッ!」
「ぐるがる~??」(←訳:本当なの~??)
《あれよあれよという間に、
俺は親に捨てられてしまった》
という、
えっ?えええ~っ?な一文から、
物語は始まります。
何だ何だ何なんだ、いったい?
《俺》の身に、
いったい何が起きたんでしょうか?
「それはァ、ようするにィ~」
「がるる!」(←訳:大変化!)
実は、理由があったんです、
《捨てられてしまった》ことの背景には。
ネトゲ廃人の自宅警備員、
要するに無職のニートだってこと。
と、《俺》くんは
自分を分析し、表現します。
こんな《俺》だから、
島に捨てられちゃったんだよな……と。
「しまァ??」
「ぐる??」(←訳:島に??)
ええ、或る日、
《俺》くん宛に配達されてきたのは、
弁護士事務所からの手紙でした。
文面によれば、
亡くなった伯父さんが遺産を残してくれた、
ついては手続きが必要なので、
弁護士と共に現地へ来てほしい……。
「そッ、それはァ~」
「がるぐる!」(←訳:眉にツバ!)
なんか怪しいなぁ?
と思いはしても、
弁護士事務所に問い合わせれば
嘘ではない、と言うし。
ならば、
行ってみようか、島へ。
「……ふァいッ! それならァ~」
「ぐるがるるるる!」(←訳:もう止めません!)
漠然とした淡い期待を胸に。
弁護士さんに連れられて、
《俺》、
いえ、ネットのゲーム仲間には
【刹那】というハンドルネームで知られている彼が
目にしたのは。
離島?
しかも、住人はわずかで?
ネットなんて使えるの?
「やぱりィ、だまされたァのでス!」
「がるるるるるる!」(←訳:捨てられたんだ!)
捨てられた……ええ、
確かに捨てられたのだとしても。
《俺》こと【刹那】くんには、
伯父さんの遺産がありました。
これはね、本当のことだったんです。
以前は保養所のような使われ方をしていた、
二階建て鉄筋コンクリートの館。
「おッ! ひろいィ~!」
「ぐるる!」(←訳:頑丈だ!)
捨てられただとか、
ニートだとか、
一見、ネガティブな要素ばかり?な
【刹那】くんの内部で、
いつしか、
スイッチがONになります。
《俺》はここで、
この島で、
生きてゆくことが出来るのか――?
「おッ?」
「がるっ!」(←訳:おおっ!)
【刹那】くんの、
絶望と希望、
荒天と晴天が
くるくる入れ替わるような物語は、
どこへ向かうのか。
都会好きな方々にも
島ライフが好きな方々にも
おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
おやぶんさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるがるる~る!」(←訳:虎です!小松の親分さ~ん!)
こんにちは、ネーさです。
小松政男さんが亡くなったとの報道に、
寂しさを禁じ得ません……
20世紀の日本を代表するエンターテイナーさんを
心からの感謝と拍手で見送りながら、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 二百十番館にようこそ ――
著者は加納朋子(かのう・ともこ)さん、
2020年8月に発行されました。
『ななつのこ』『トオリヌケキンシ』
『いつかの岸辺に跳ねてゆく』など、
こころ優しくもミステリアスな作品で知られる
加納さんの最新作は――
「むむゥ! まさかッ!」
「ぐるがる~??」(←訳:本当なの~??)
《あれよあれよという間に、
俺は親に捨てられてしまった》
という、
えっ?えええ~っ?な一文から、
物語は始まります。
何だ何だ何なんだ、いったい?
《俺》の身に、
いったい何が起きたんでしょうか?
「それはァ、ようするにィ~」
「がるる!」(←訳:大変化!)
実は、理由があったんです、
《捨てられてしまった》ことの背景には。
ネトゲ廃人の自宅警備員、
要するに無職のニートだってこと。
と、《俺》くんは
自分を分析し、表現します。
こんな《俺》だから、
島に捨てられちゃったんだよな……と。
「しまァ??」
「ぐる??」(←訳:島に??)
ええ、或る日、
《俺》くん宛に配達されてきたのは、
弁護士事務所からの手紙でした。
文面によれば、
亡くなった伯父さんが遺産を残してくれた、
ついては手続きが必要なので、
弁護士と共に現地へ来てほしい……。
「そッ、それはァ~」
「がるぐる!」(←訳:眉にツバ!)
なんか怪しいなぁ?
と思いはしても、
弁護士事務所に問い合わせれば
嘘ではない、と言うし。
ならば、
行ってみようか、島へ。
「……ふァいッ! それならァ~」
「ぐるがるるるる!」(←訳:もう止めません!)
漠然とした淡い期待を胸に。
弁護士さんに連れられて、
《俺》、
いえ、ネットのゲーム仲間には
【刹那】というハンドルネームで知られている彼が
目にしたのは。
離島?
しかも、住人はわずかで?
ネットなんて使えるの?
「やぱりィ、だまされたァのでス!」
「がるるるるるる!」(←訳:捨てられたんだ!)
捨てられた……ええ、
確かに捨てられたのだとしても。
《俺》こと【刹那】くんには、
伯父さんの遺産がありました。
これはね、本当のことだったんです。
以前は保養所のような使われ方をしていた、
二階建て鉄筋コンクリートの館。
「おッ! ひろいィ~!」
「ぐるる!」(←訳:頑丈だ!)
捨てられただとか、
ニートだとか、
一見、ネガティブな要素ばかり?な
【刹那】くんの内部で、
いつしか、
スイッチがONになります。
《俺》はここで、
この島で、
生きてゆくことが出来るのか――?
「おッ?」
「がるっ!」(←訳:おおっ!)
【刹那】くんの、
絶望と希望、
荒天と晴天が
くるくる入れ替わるような物語は、
どこへ向かうのか。
都会好きな方々にも
島ライフが好きな方々にも
おすすめの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪