「こんにちわッ、テディちゃでス!
……すこしずつゥ~なれてェきましたでス!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!いやまだまだ!)
こんにちは、ネーさです。
NHKの朝ドラ『おちょやん』にも、
少しずつ少しず~つ馴染んできつつ……あるような?
子役の女の子の上手さ、
トータス松本さんのダメ親父っぷりに
讃嘆の拍手を送りながら、
さあ、読書タイムですよ♪
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― ヴァルモンの功績 ――
著者はロバート・バーさん、
原著は1892年から1906年にかけて、
日本語版は2020年11月に発行されました。
『The TRIUMPHS OF EUGÈNE VALMONT』と
英語題名が付されています。
「むゥ! とッてもォ~くらしッくゥ!」
「ぐぃるるるるるがる!」(←訳:ヴィクトリアンだね!)
コナン・ドイルさんによる
シャーロック・ホームズ探偵譚の第一作
『緋色の研究』が
『ビートンのクリスマス年鑑』に掲載されたのは
1887年11月のことでした。
当初はあまり評判にはならなかったものの、
1890年に『四つの署名』が刊行された頃から
徐々に話題を呼び、
1891年には
『ストランド』誌上での連載が始まります。
「われらがァ、めいたんていィ!」
「がるるぐる!」(←訳:金字塔です!)
1862年6月、
『シャーロック・ホームズの冒険』刊行。
ミステリ史上の金字塔たる名作が世に出、
探偵ホームズさんの名は
世界に知れ渡り、
同時に――
真似っ子も続出!
「たんていさんがァ、わんさかッ!」
「ぐるるる!」(←訳:雨後の筍!)
超人的な探偵さん、
武闘派に無骨派、
大泥棒やら聖職者さんやら、
ホームズさんに影響されたミステリ作品が
数多誕生することになって。
この物語の主人公にして語り手の
ウジェ―ヌ・ヴァルモンさんも、
そんな《シャーロック・ホームズのライヴァル》の一人、
と申せましょう。
「でもねッ、ちょッとねッ」
「がるっるるるる!」(←訳:変わってるんだ!)
《吾輩はウジェ―ヌ・ヴァルモンである》
と、『《ダイヤの頸飾り》事件』冒頭で、
颯爽と名乗りを上げるヴァルモンさん、
フランス国家警察のパリ警視庁で
刑事局長を務める敏腕警察官です。
いずれは警視総監か大臣か、と
将来を嘱望されるヴァルモンでしたが……
ああ、あの悪名高い
《王妃の頸飾り》にかかわってしまったのが、
運のツキ!
「……みんなァ、ふこうゥにィ~なるゥ~…!」
「ぐるるる!」(←訳:怖ろしや!)
王妃マリー・アントワネット、
御用宝石商、
宝石売却で利益を得たとされるラ・モット=ヴァロア伯爵夫人、
そして
長く行方不明になっていた頸飾り入りの宝石箱を
ショーモン城で発見した人夫さんまで、
かかわる者すべてに不幸をもたらす
《ダイヤの頸飾り》。
新たに《頸飾り》の持ち主となったフランス政府は、
厄介払いしてしまえ、とばかり、
競売の開催を決定しました。
大小500顆(か)のダイヤからなる
最高級の頸飾りの売上金は、
国の金庫を
大いに潤してくれるに違いありません。
一方で、
高価な頸飾りを狙い、
犯罪者たちも大挙押し寄せてくるでしょう。
「けいびィ、しなくちゃッ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:担当はもちろん!)
ヴァルモン刑事局長、出動。
《ダイヤの頸飾り》をめぐる
火花散る世紀の攻防は、
はたして――?
「しィッ! それはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:秘密です!)
この御本には、
ヴァルモンさんが活躍する
短編8作品と、
”最初期のホームズ・パロディ“とされる
短編2作品が収録されています。
巻末の解説に記されていますが、
著者・バーさんとコナン・ドイルさんは
友人だったそうです。
つまり、ドイルさん公認の
パロディ作品、という訳ですね。
「なかなかァ、ゆかいィ~♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:愉快でヘンテコ!)
オールドスタイルで、
クラシカルで、
けれど、
活き活きとして楽しさ無類、
最良の時代の探偵小説。
エラリー・クイーンさん激賞!
江戸川乱歩さんもお気に入り!
というヴァルモンさんの傑作集は、
ミステリ好きな方々に、
英米文学好きな活字マニアさんに、
おすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいな~♪
……すこしずつゥ~なれてェきましたでス!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!いやまだまだ!)
こんにちは、ネーさです。
NHKの朝ドラ『おちょやん』にも、
少しずつ少しず~つ馴染んできつつ……あるような?
子役の女の子の上手さ、
トータス松本さんのダメ親父っぷりに
讃嘆の拍手を送りながら、
さあ、読書タイムですよ♪
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― ヴァルモンの功績 ――
著者はロバート・バーさん、
原著は1892年から1906年にかけて、
日本語版は2020年11月に発行されました。
『The TRIUMPHS OF EUGÈNE VALMONT』と
英語題名が付されています。
「むゥ! とッてもォ~くらしッくゥ!」
「ぐぃるるるるるがる!」(←訳:ヴィクトリアンだね!)
コナン・ドイルさんによる
シャーロック・ホームズ探偵譚の第一作
『緋色の研究』が
『ビートンのクリスマス年鑑』に掲載されたのは
1887年11月のことでした。
当初はあまり評判にはならなかったものの、
1890年に『四つの署名』が刊行された頃から
徐々に話題を呼び、
1891年には
『ストランド』誌上での連載が始まります。
「われらがァ、めいたんていィ!」
「がるるぐる!」(←訳:金字塔です!)
1862年6月、
『シャーロック・ホームズの冒険』刊行。
ミステリ史上の金字塔たる名作が世に出、
探偵ホームズさんの名は
世界に知れ渡り、
同時に――
真似っ子も続出!
「たんていさんがァ、わんさかッ!」
「ぐるるる!」(←訳:雨後の筍!)
超人的な探偵さん、
武闘派に無骨派、
大泥棒やら聖職者さんやら、
ホームズさんに影響されたミステリ作品が
数多誕生することになって。
この物語の主人公にして語り手の
ウジェ―ヌ・ヴァルモンさんも、
そんな《シャーロック・ホームズのライヴァル》の一人、
と申せましょう。
「でもねッ、ちょッとねッ」
「がるっるるるる!」(←訳:変わってるんだ!)
《吾輩はウジェ―ヌ・ヴァルモンである》
と、『《ダイヤの頸飾り》事件』冒頭で、
颯爽と名乗りを上げるヴァルモンさん、
フランス国家警察のパリ警視庁で
刑事局長を務める敏腕警察官です。
いずれは警視総監か大臣か、と
将来を嘱望されるヴァルモンでしたが……
ああ、あの悪名高い
《王妃の頸飾り》にかかわってしまったのが、
運のツキ!
「……みんなァ、ふこうゥにィ~なるゥ~…!」
「ぐるるる!」(←訳:怖ろしや!)
王妃マリー・アントワネット、
御用宝石商、
宝石売却で利益を得たとされるラ・モット=ヴァロア伯爵夫人、
そして
長く行方不明になっていた頸飾り入りの宝石箱を
ショーモン城で発見した人夫さんまで、
かかわる者すべてに不幸をもたらす
《ダイヤの頸飾り》。
新たに《頸飾り》の持ち主となったフランス政府は、
厄介払いしてしまえ、とばかり、
競売の開催を決定しました。
大小500顆(か)のダイヤからなる
最高級の頸飾りの売上金は、
国の金庫を
大いに潤してくれるに違いありません。
一方で、
高価な頸飾りを狙い、
犯罪者たちも大挙押し寄せてくるでしょう。
「けいびィ、しなくちゃッ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:担当はもちろん!)
ヴァルモン刑事局長、出動。
《ダイヤの頸飾り》をめぐる
火花散る世紀の攻防は、
はたして――?
「しィッ! それはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:秘密です!)
この御本には、
ヴァルモンさんが活躍する
短編8作品と、
”最初期のホームズ・パロディ“とされる
短編2作品が収録されています。
巻末の解説に記されていますが、
著者・バーさんとコナン・ドイルさんは
友人だったそうです。
つまり、ドイルさん公認の
パロディ作品、という訳ですね。
「なかなかァ、ゆかいィ~♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:愉快でヘンテコ!)
オールドスタイルで、
クラシカルで、
けれど、
活き活きとして楽しさ無類、
最良の時代の探偵小説。
エラリー・クイーンさん激賞!
江戸川乱歩さんもお気に入り!
というヴァルモンさんの傑作集は、
ミステリ好きな方々に、
英米文学好きな活字マニアさんに、
おすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいな~♪