テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 懸賞金ハンター、登場! ~

2020-12-24 22:39:41 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はッぴィ~ほりでィ~♪♫」
「がるる!ぐるーがるるるる!」(←訳:虎です!メリークリスマス!)

 こんにちは、ネーさです。
 ハッピーメリークリスマス!
 お家でのんびり過ごす2020年の聖夜は、
 さあ、ちょっとだけ読書タイムです。
 今回は、華やかなお祝いの日に相応しい
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



       ―― ネヴァー・ゲーム ――



 著者はジェフリー・ディーヴァーさん、
 原著は2019年に、
 日本語版は2020年9月に発行されました。
 英語原題は『THE NEVER GAME』、
 《”懸賞金ハンター”コルター・ショウ》シリーズの
 第一作です。

「おおおッ! しんしりィーずゥ!」
「ぐるる~!」(←訳:大歓迎~!)

 著者・ディーヴァーさんの代表作といえば、
 NYを舞台とする《リンカーン・ライム》シリーズ、
 西海岸が中心の《キャサリン・ダンス》シリーズが
 よく知られていますね。

 新シリーズの主人公として
 この御本で颯爽と登場するのは、
 コルター・ショウさん。
 
 ”懸賞金ハンター“って、
 聞き慣れない言葉ですけれど――

「しょうきんかせぎィ??」
「がぅるるるる?」(←訳:じゃないんだ?)

 賞金稼ぎ(バウンティハンター)は、
 保釈金の専門業者から保釈金を借りたものの、
 返済を拒否して
 逃げ出した被疑者を捜索し、
 連れ戻すお仕事、ですね。

 懸賞金ハンターの方は、
 捜索の対象者が
 もっと広範囲なんです。

 事件性の有無とは関係なく、
 迷子になってしまった子どもや老人、
 ある日ふっと姿を消した大人などの
 《失踪者》
 《行方不明者》を探し出す。

 その報酬として受け取るのは、
 行方不明者の親族や恋人が出す
 懸賞金……という次第です。

「きほんはァ、ひとさがしィ~!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:なかなか大変そう!)

 ショウさんは現在、
 シリコンヴァレーに住む男性からの依頼で
 ひと探しに取り組み始めたところ、です。

 行方不明になった娘さんは、
 19歳で、学生。

 警察には
 既に通報してあるんですけれども……

「むゥ? さがしてェくれないィのでスかァ?」
「がるー!」(←訳:なぜー!)

 行方不明者が十代の後半で、
 拉致の証拠が見当たらないとき、
 米国の捜査機関は
 即座に捜査を開始することはない、んですって。

 当面は家出人として扱い、
 静観する……ということは。

 もしも、
 事故に遭って
 身動き取れない状態なのだとしたら?

 犯罪に巻き込まれていたとしたら?

「ぴんちィ、なのでス!」
「ぐるるるるるー!」(←訳:助けてあげてー!)

 警察は動かない、
 娘のソフィーを探してくれない。

 そう悟った父親は、
 懸賞金を準備し、
 情報を募りましたが、
 有力な手掛かりを得るには
 到っていません。

 これといった手掛かりがない中、
 ショウさんは消えたソフィーさんを
 探し出すことが出来るのか……?

「きッとォ、めをォこらせばァ~…」
「がるるるぐるるる!」(←訳:どこかにヒントが!)

 NYのアパートメントに
 どっしり腰を据えるリンカーン・ライムさんと違い、
 コルター・ショウさんは動く動く!

 リンカーン・ライムさんの
 “不動“ぶりに慣れている方々が
 呆気に取られるくらいアクティブな
 “懸賞金ハンター”コルター・ショウさんの物語を、
 ディーヴァーさんのファンの皆さん、
 読み逃さないでくださいね♪

「ねんまつゥねんしのォ、どくしょたいむゥにィ~!」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:おすすめですよ~!)


 
コメント
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