テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 語り手は、とめどなく ~

2022-02-18 22:53:26 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 さッちもォさァ~んッ!」

「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!最高でした!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日2月18日のNHK『あさイチ』での

 金子隆博さん×外山喜雄さん×井上陽介さんによる

 『On the Sunny Side of the Street』は素晴らしかった~!!

 しまった!見逃しちゃった!という方々は

 NHKの配信をご覧になってくださいね。

 さあ、ここからは読書タイムです。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

  

 

 

   ―― ミステリと言う勿れ 4 & 5 ――

 

 

 著者は田村由美(たむら・ゆみ)さん、

 4巻は2019年2月に、

 5巻は2019年9月に発行されました。

 現在フジTV系で放送中のドラマ

 『ミステリと言う勿れ』の原作コミックから、

 今回は第4巻と第5巻を御紹介いたしますよ。

 

「ととのうゥくんッ、でばんでスよゥ~!」

「ぐっるがっるぐるる!」(←訳:喋って喋って喋ろう!)

 

 久能整(くのう・ととのう)くん、大学生。

 

 なぜか度々“事件”に巻き込まれる整くん、

 この第4巻と第5巻には、

 広島で起きた“事件”の解決編、

 記憶喪失の爆弾魔の“事件”、

 病院で同室になった老刑事さんの“事件”、

 温室で見つけた暗号の“事件”、

 などが収録されています。

 

 多くの活字マニアさんにとって魅力的なのは、

 三好達治さんの詩歌がリフレインする

 爆弾魔の“事件”――

 episode5『雨は俎上に降る』でしょうか。

 

「ふァいッ! すてきィでス!」

「がるるるる!」(←訳:乳母車の詩!)

 

 そして、

 第4巻の各エピソードを伏線にして

 第5巻で展開する物語は、

 ただただ圧巻、読み手を圧倒します……!

 

 TVドラマ版では前後編の2話構成となっていて、

 2月14日に放送された前編、

 2月21日に放送予定の後編を、

 ネタバレにならぬよう、

 少しだけお話しますと――

 

 爆弾魔の“事件”の余波で

 入院する羽目になった整くんは、

 暗号を駆使する不思議な女性と知り合います。

 

 その女性――ライカさんから示唆されたのは、

 火事に見舞われた家々で発見される

 奇妙な落書きの存在。

 

「らくがきィ?」

「ぐるるがるる?」(←訳:単なる落書き?)

 

 壁に残された落書きは、

 落書きがどれもよく似た形をしているのは、

 偶然なのか、それとも。

 

 整くん、

 進んで“事件”の渦中に

 飛び込もうとした訳ではないのに、

 気付けば危険の真っ只中にいます。

 

「ととのうゥくんッ、しッかりィ!」

「がるるるる~!」(←訳:逃げ出そう~!)

 

 児童虐待をテーマとする物語は、

 読んでいて息苦しくなるほどですが、

 整くんとともに

 巨大な流れに引き込まれ、

 やがて辿り着く“事件”の結末は……?

 

 ドラマで初めて『ミステリと言う勿れ』を知った、

 という方々に、

 原作コミックもドラマもまだ知らない、

 という方々にも、

 激おすすめ、いえ、超絶おすすめの作品ですよ。

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

コメント
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