テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《彼》は、何処に? ~

2022-02-27 23:44:23 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ほわァ~♪ ぬくいィ~♫」

「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!気温上昇~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 朝はブルルッで、昼間はポカポカ……

 この気温の変動っぷりに、やったぜ!と

 春到来を実感しながら、

 さあ、本日はちょこっと目先を変えて、

 ↓こちらの映画作品を、どうぞ~!

  

 

 

   ―― ダ・ヴィンチは誰に微笑む ――

 

 

 監督はアントワーヌ・ヴィトキーヌさん、

 日本では2021年11月に公開されました。

 原題は『The Savoir For Sale』、

 2022年2月27日現在、

 関東では『シネマ・ジャック&ベティ』(横浜)、

 『シネマテークたかさき』(群馬)で公開されています。

 

「ちょうへんッえいがッ!」

「ぐるるぅるるぅるがる!」(←訳:ノンフィクションだよ!)

 

 2017年――

 或る美術品が、4億5000万ドル(約510億円)という

 世界最高額で落札されました。

 

 『Salvator Mundi(サルヴァトール・ムンディ)』。

 

 レオナルド・ダ・ヴィンチさん作とされる絵画です。

 

「どこにィ~あるのッ??」

「がるぐるるるる!」(←訳:只今行方不明中!)

 

 レオナルドさん作、と鑑定されているとはいえ、

 未だ疑問も多いこの作品に、

 4億5000万ドルという莫大なお金を

 ポイっと支払った落札者とは、何者か。

 

 それはアラブの王族――

 某国の皇太子さまの意向を受けた

 アブダビ文化観光省であろうと

 オークション終了直後から囁かれていました。

 

 『サルヴァトール・ムンディ』は中東へ移送され、

 オープンしたばかりのアブダビルーブル美術館で

 大々的に公開されるのだろうと。

 

「ところがァ~…」

「ぐるがるっる??」(←訳:全部嘘だった??)

 

 アブダビ文化観光省などというお役所は、

 存在しなかった……!

 

 『サルヴァトール・ムンディ』が

 アブダビルーブルで公開される兆しすらない……!

 

 レオナルドさん没後500年を記念する特別展への

 『サルヴァトール・ムンディ』出展の密約を交わしていたという

 パリルーヴル美術館の首脳陣は、

 もう呆然……!

 

「むなしいィ~…」

「がるぐる~…」(←訳:脱力だね~…)

 

 1500年頃、フランス王ルイ12世のために

 描いたと言われる

 『サルヴァトール・ムンディ』――

 

 『世界の救世主』と名付けられた作品は、

 数百年の時を経て、

 ようやく日の目を見たと思う間もなく、

 闇の中に逆戻り。

 

 私ネーさが数週間前にネットで読んだ記事には、

 『サルヴァトール・ムンディ』は

 アラブの富豪のヨットから

 スイスの私設美術館へ

 運び込まれたらしいとありましたが……

 

 この時期に?

 よりにもよって、

 欧州で戦争が起きるかもしれないこの時期に、

 永世中立国スイスへ?

 

「あやしィ!」

「ぐるがるる!」(←訳:怪し過ぎる!)

 

  絵は、何処に消えたのか。

 

 『サルヴァトール・ムンディ』の真贋と売買をめぐる

 映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は、

 5月にブルーレイ/DVDが発売予定です。

 アート好きな方々、

 レオナルドさんのファンの方々は、

 ぜひ、チェックしてくださいね♪

 

 

コメント
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