「こんにちわッ、テディちゃでス!
たぶんッ、かんちがいィ~♪」
「がるる!ぐるるるるがる♫」(←訳:虎です!聞き間違いかも♫)
こんにちは、ネーさです。
カン違いに聞き間違い、
見間違いに、記憶間違いも?
はい、本日の読書タイムは、
思わずぷふふっと笑ってしまう
↓こちらの楽し~い一冊を、さあ、どうぞ~!
―― 100万回死んだねこ ――
編著者は福井県立図書館の皆さん、
2021年10月に発行されました。
『覚え違いタイトル集』と副題が付されています。
「ちッがァ~うゥッのでスゥ!」
「ぐるがぅるるるぅ!」(←訳:それじゃないよぉ!)
あのぅ、
本を探してるんですけど――
と利用者さんからの相談を受け付けるのは、
全世界の図書館員さんたちの
使命であり宿命でもあります。
そして、どんな相談であれ、
書名、著者名、出版社名、刊行年など、
諸々のデータが明らかならば、
広大な書物の海から目的の一冊を探し出すことも
難しくはありません。
……ありませんが、しかし……?
「ちょしゃはァ、かふかさんッ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:題名はヘンタイ!)
あ、カフカさんの『変身』ですね。
「したまちのォ~…」
「ぐるっる!」(←訳:ロボット!)
それは、下町ロケット、でしょ。
「そうせきィせんせいィのォ~」
「がるぅる!」(←訳:僕ちゃん!)
夏目漱石さんの『坊ちゃん』、ですか。
なんて具合に、
クイズなの?と首を傾げたくなる難問奇問も
図書館員さんたちは解かねばなりません。
『ハーメルンの音楽隊』?
それは『ハーメルンの笛吹き男』と
『ブレーメンの音楽隊』が
ごっちゃになったカン違い。
村上春樹さんの『そば屋再襲撃』は、
そばでなくてパン、『パン屋再襲撃』ですよ。
「うふふふッ♪」
「ぐるる~♫」
空耳アワー的なカン違いは、
なぜかウキウキ、ココロがはずみます。
想えば、ええ、高校時代の私ネーさも
友人と言葉遊びをしたものでした……
『昔取った杵柄』→『毟り取った衣笠』とか、
『虐げられた人々』→『シイタケ食べた人々』とか、
『蓼食う虫も好き好き』→『縦カール無視はスキ焼』とか。
「…………」
「…………」
あの名作も、
あの人気作も、
カン違いの罠にかかると、
まるで《別人》に?
福井県立図書館のプロフェッショナルさんたちを
悩ませ、戸惑わせた《覚え違い》タイトル傑作選は、
ホッと一息つきたいリラックスタイムの読書に
おすすめですよ。
本好きな方々は、ぜひ、
手に取ってみてくださいね~♪