「こんにちわッ、テディちゃでス!
ほかほかッ♪」
「がるる!ぐるぅ!」(←訳:虎です!熱々ぅ!)
こんにちは、ネーさです。
明日2月10日は雨が雪になる寒さ!とのこと……
そんな日の読書タイムは
何はともあれ身体を温めるべく、
さあ、↓こちらの御本を、どうぞ~♪
―― パリの“食べる”スープ ――
著者は辻仁成(つじ・ひとなり)さん、
2021年10月に発行されました。
『一皿で幸せになれる』と副題が付されています。
「あれッきゆいじィ~ぬゥ!」
「ぐるるるる~る!」(←訳:いただきま~す!)
作家、ミュージシャン、映画監督、として知られる
著者・辻さんは、もう一つの顔をお持ちです。
そう、料理研究家さん!
この御本には、
『dancyu WEB』連載の《パリ・スープ》に加筆修正した
26のスープのレシピが収録されています。
「ふむふむゥ! このォあじわいィはァ~…」
「がーるるぐるる!」(←訳:ワールドワイド!)
パリ在住の辻さんが、
パリのお家のキッチンで
パリの食材を使って作るスープは、
生粋のフランス料理ばかり……とは限りません。
例えば。
ハンガリーの『グヤーシュ・スープ』、
ウクライナの『ボルシチ』、
イタリアの『ミネストローネ』、
韓国味噌と唐辛子を使った『韓国風味噌スープ』
といったレシピは、
実に国際色豊かですね。
「なぜならァ~」
「ぐるがるる!」(←訳:パリだから!)
掲載されているスープのお写真、
レシピの数々には、
と~っても食欲をそそられます。
そして、レシピにも増して面白いのが、
お辻さんがウクライナや韓国のスープと
出会った経緯。
『ボルシチ』を教えてくれたのは、
ウクライナ人のルパさん。
ルパさんいわく、キャベツが大事!
『ムール貝のサフラン風味のクリームスープ』
を作るようになったのは、
ベルギー旅行で『ムール・フリット』を
食べたことがきっかけでした。
『韓国風味噌鍋スープ』のヒントは、
パリの韓国レストランで得たもの。
そして、
『ミネストローネ』は……
南イタリアに旅した25年前、
ふらっと入ったトラットリアの味。
そのトラットリアで食べた『ミネストローネ』は、
赤くなくて、
緑色に近かったのですけれど、
さて、オリジナルを追求した辻さん版『ミネストローネ』の
色合いは?
「むふふゥ! おいしそうゥ~♫」
「がるるぐっるる!」(←訳:野菜がいっぱい!)
作って、食べて、ほっこり。
読んで、眺めて、うっとり。
パリに住んでいるからこそ辿りついた
スープの味。
お料理好きな方々に、
エッセイ好きな方々にも
おすすめのレシピブックです。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪