テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ ミネストローネは、どんな色? ~

2022-02-09 23:34:18 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ほかほかッ♪」

「がるる!ぐるぅ!」(←訳:虎です!熱々ぅ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 明日2月10日は雨が雪になる寒さ!とのこと……

 そんな日の読書タイムは

 何はともあれ身体を温めるべく、

 さあ、↓こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

    ―― パリの“食べる”スープ ――

 

 

 著者は辻仁成(つじ・ひとなり)さん、

 2021年10月に発行されました。

 『一皿で幸せになれる』と副題が付されています。

 

「あれッきゆいじィ~ぬゥ!」

「ぐるるるる~る!」(←訳:いただきま~す!)

 

 作家、ミュージシャン、映画監督、として知られる

 著者・辻さんは、もう一つの顔をお持ちです。

 そう、料理研究家さん!

 

 この御本には、

 『dancyu WEB』連載の《パリ・スープ》に加筆修正した

 26のスープのレシピが収録されています。

 

「ふむふむゥ! このォあじわいィはァ~…」

「がーるるぐるる!」(←訳:ワールドワイド!)

 

 パリ在住の辻さんが、

 パリのお家のキッチンで

 パリの食材を使って作るスープは、

 生粋のフランス料理ばかり……とは限りません。

 例えば。

 

 ハンガリーの『グヤーシュ・スープ』、

 ウクライナの『ボルシチ』、

 イタリアの『ミネストローネ』、

 韓国味噌と唐辛子を使った『韓国風味噌スープ』

 といったレシピは、

 実に国際色豊かですね。

 

「なぜならァ~」

「ぐるがるる!」(←訳:パリだから!)

 

 掲載されているスープのお写真、

 レシピの数々には、

 と~っても食欲をそそられます。

 

 そして、レシピにも増して面白いのが、

 お辻さんがウクライナや韓国のスープと

 出会った経緯。

 

 『ボルシチ』を教えてくれたのは、

 ウクライナ人のルパさん。

 ルパさんいわく、キャベツが大事!

 

 『ムール貝のサフラン風味のクリームスープ』

 を作るようになったのは、

 ベルギー旅行で『ムール・フリット』を

 食べたことがきっかけでした。

 

 『韓国風味噌鍋スープ』のヒントは、

 パリの韓国レストランで得たもの。

 

 そして、

 『ミネストローネ』は……

 南イタリアに旅した25年前、

 ふらっと入ったトラットリアの味。

 

 そのトラットリアで食べた『ミネストローネ』は、

 赤くなくて、

 緑色に近かったのですけれど、

 さて、オリジナルを追求した辻さん版『ミネストローネ』の

 色合いは?

 

「むふふゥ! おいしそうゥ~♫」

「がるるぐっるる!」(←訳:野菜がいっぱい!)

 

 作って、食べて、ほっこり。

 読んで、眺めて、うっとり。

 パリに住んでいるからこそ辿りついた

 スープの味。

 

 お料理好きな方々に、

 エッセイ好きな方々にも

 おすすめのレシピブックです。

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

 

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