テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 王道の、京都名所案内本 ~

2023-07-23 23:10:15 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あれにィみえるゥはァ~…!」

「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!桔梗の旗印!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマ『どうする家康』第28話で描かれたのは、

 令和解釈版《本能寺の変》……

 その余韻に浸りながらの本日の読書タイムは、

 さあ、こちらの新書作品をどうぞ~♪

  

 

 

        ―― 古典と歩く大人の京都 ――

 

 

 著者は適菜収(てきな・おさむ)さん、

 2023年4月に発行されました。

 日本に於ける殆どの古典文学作品の舞台となっているのは、

 ええ、もちろん、京都です。

 

 この御本では、

 

 第一章『洛東への旅』

 第二章『洛北への旅』

 第三章『嵐山を歩く』

 第四章『洛外へ行く』

 

 の4章に分けて、

 古典と結びつく京都の名所を紹介してゆきますよ。

 

「きぶんはァ~しゅうがくゥりょこうゥ!」

「ぐるがるるぐる!」(←訳:旅のしおり必携!)

 

 各章で取り上げられているのは、

 清水寺や、

 三十三間堂、

 鹿苑寺(金閣寺)、

 比叡山延暦寺など、

 修学旅行の訪問先候補として

 お馴染みの場所ばかり。

 

 そういったお寺社さんを訪れてみれば、

 著者・適菜さんのこころに湧きあがるのは、

 かつて学んだ和歌や、

 名作文学の一節――

 

 伏見稲荷大社では『枕草子』を。

 野宮神社では『源氏物語』を。

 鹿ヶ谷では『平家物語』を。

 

「かいだんッのぼッてェ~」

「がるぐる~!」(←訳:青息吐息~!)

 

 『わりなう苦しき』に、

 『涙も落ちて』。

 

 伏見稲荷大社にお参りした清少納言さん、

 キツい坂を登るのに苦労した、と

 書き記しておられるんですね。

 装束や履物のせいで

 思うように動けなかったのでしょうか。

 

「おしえてェあげたいィ!」

「ぐぅーるるがるーるー!」(←訳:ジャージにスニーカー!)

 

 もう修学旅行なんて忘れちゃったわ~という御方にも、

 これから修学旅行に行くんです!という学生さんにも、

 京都好きな方々にもおすすめの《京都本》です。

 

 信長さんや家康さんも

 かつて、この橋を渡って京都に入り、

 この大通りを歩いて御所へ向かったのか……

 などと想像しながら、

 ぜひ、一読してみてくださいね♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする