「こんにちわッ、テディちゃでス!
あれにィみえるゥはァ~…!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!桔梗の旗印!)
こんにちは、ネーさです。
大河ドラマ『どうする家康』第28話で描かれたのは、
令和解釈版《本能寺の変》……
その余韻に浸りながらの本日の読書タイムは、
さあ、こちらの新書作品をどうぞ~♪
―― 古典と歩く大人の京都 ――
著者は適菜収(てきな・おさむ)さん、
2023年4月に発行されました。
日本に於ける殆どの古典文学作品の舞台となっているのは、
ええ、もちろん、京都です。
この御本では、
第一章『洛東への旅』
第二章『洛北への旅』
第三章『嵐山を歩く』
第四章『洛外へ行く』
の4章に分けて、
古典と結びつく京都の名所を紹介してゆきますよ。
「きぶんはァ~しゅうがくゥりょこうゥ!」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:旅のしおり必携!)
各章で取り上げられているのは、
清水寺や、
三十三間堂、
鹿苑寺(金閣寺)、
比叡山延暦寺など、
修学旅行の訪問先候補として
お馴染みの場所ばかり。
そういったお寺社さんを訪れてみれば、
著者・適菜さんのこころに湧きあがるのは、
かつて学んだ和歌や、
名作文学の一節――
伏見稲荷大社では『枕草子』を。
野宮神社では『源氏物語』を。
鹿ヶ谷では『平家物語』を。
「かいだんッのぼッてェ~」
「がるぐる~!」(←訳:青息吐息~!)
『わりなう苦しき』に、
『涙も落ちて』。
伏見稲荷大社にお参りした清少納言さん、
キツい坂を登るのに苦労した、と
書き記しておられるんですね。
装束や履物のせいで
思うように動けなかったのでしょうか。
「おしえてェあげたいィ!」
「ぐぅーるるがるーるー!」(←訳:ジャージにスニーカー!)
もう修学旅行なんて忘れちゃったわ~という御方にも、
これから修学旅行に行くんです!という学生さんにも、
京都好きな方々にもおすすめの《京都本》です。
信長さんや家康さんも
かつて、この橋を渡って京都に入り、
この大通りを歩いて御所へ向かったのか……
などと想像しながら、
ぜひ、一読してみてくださいね♪