「こんにちわッ、テディちゃでス!
かうんとォだうんッほんのうじィ~!」
「がるる!ぐるが~る!」(←訳:虎です!信長さ~ん!)
こんにちは、ネーさです。
大河ドラマ『どうする家康』第26回では
本能寺の変カウントダウンが始まってしまいました……
どうにか悲劇を避けるすべはないものかと模索しつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪
―― 永遠の映画大国 イタリア名画120年史 ――
著者は古賀太(こが・ふとし)さん、2023年2月に発行されました。
日本で公開される作品は多くはないながらも、
確固たる人気を誇る《イタリア映画》――
この御本では、19世紀から現代まで続く120年の歴史を辿り、
約800作品をガイドしてゆきます。
「ひゃくゥにじゅうゥねんッ?」
「ぐるがるぐる~!」(←訳:長い歴史だね~!)
序章+8つの章で構成される本文は、
サイレント時代から、
ファシズム政権下で映画産業が整備されたこと、
ネオレアリズモの登場と変容、
若手監督たちの登場と”鉛の時代”、
そして、《イタリア映画》の黄昏と
21世紀の《イタリア映画》が語られています。
正直に言ってしまいますと、
古い時代の《イタリア映画》は、
探し出すのも、観るのも、
難しいものですよね……。
私たちが比較的容易に観賞できる《イタリア映画》は、
やはり、
フェリーニさんの『道』(1954年)
あたりから、でしょうか。
「めいさくゥ、たくさんッありまスゥ!」
「がぅるるぐるる!」(←訳:ファンも多いし!)
『道』、『甘い生活』(1960年)、『8 1/2』(1963年)
といった作品を送り出すフェリーニさんがいて、
もうひとり、世界的な人気を獲得していたのは。
ルキノ・ヴィスコンティさん。
『夏の嵐』(1954年)、『山猫』(1963年)他、
現代では豪華なセットも衣装も再現不可能とされる作品は、
ヴィスコンティさんの独壇場でした。
「まだまだァ、ありまスよゥ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:素晴らしい作品が!)
ヴィットリオ・デ・シーカさん、
ピエル・パオロ・パゾリーニさん、
パオロさんとヴィットリオさんのタヴィアーニ兄弟、
ナンニ・モレッティさん、
それから……
ジュゼッペ・トルナトーレさん。
「わほほゥ!」
「がるぐる!!」(←訳:トトくん!!)
『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)は、
音楽の美しさも相まって、
今も大人気の作品ですよね。
「とびきりのォ、めいさくゥ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:大好きだよ~!)
黄昏、と形容されたりしつつも、
いやいや、《イタリア映画》は今後も長~く生き残って、
これからも名作を生み出してくれそうです。
欧州の映画が好きで、
イタリア語の響きやイタリアらしい美男美女が好きさ!
という映画好きさんや、
映画ならジャンル年代関係なしに観まくってます!
という映画マニアさんにもおすすめの一冊ですよ。
ぜひ、探してみてくださいね~♪