テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《イタリア映画》、その歴史 ~

2023-07-10 22:08:09 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 かうんとォだうんッほんのうじィ~!」

「がるる!ぐるが~る!」(←訳:虎です!信長さ~ん!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマ『どうする家康』第26回では

 本能寺の変カウントダウンが始まってしまいました……

 どうにか悲劇を避けるすべはないものかと模索しつつ、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪

  

 

 

     ―― 永遠の映画大国 イタリア名画120年史 ――

 

 

 著者は古賀太(こが・ふとし)さん、2023年2月に発行されました。

 日本で公開される作品は多くはないながらも、

 確固たる人気を誇る《イタリア映画》――

 この御本では、19世紀から現代まで続く120年の歴史を辿り、

 約800作品をガイドしてゆきます。

 

「ひゃくゥにじゅうゥねんッ?」

「ぐるがるぐる~!」(←訳:長い歴史だね~!)

 

 序章+8つの章で構成される本文は、

 サイレント時代から、

 ファシズム政権下で映画産業が整備されたこと、

 ネオレアリズモの登場と変容、

 若手監督たちの登場と”鉛の時代”、

 そして、《イタリア映画》の黄昏と

 21世紀の《イタリア映画》が語られています。

 

 正直に言ってしまいますと、

 古い時代の《イタリア映画》は、

 探し出すのも、観るのも、

 難しいものですよね……。

 

 私たちが比較的容易に観賞できる《イタリア映画》は、

 やはり、

 フェリーニさんの『道』(1954年)

 あたりから、でしょうか。

 

「めいさくゥ、たくさんッありまスゥ!」

「がぅるるぐるる!」(←訳:ファンも多いし!)

 

 『道』、『甘い生活』(1960年)、『8 1/2』(1963年)

 といった作品を送り出すフェリーニさんがいて、

 もうひとり、世界的な人気を獲得していたのは。

 

 ルキノ・ヴィスコンティさん。

 『夏の嵐』(1954年)、『山猫』(1963年)他、

 現代では豪華なセットも衣装も再現不可能とされる作品は、

 ヴィスコンティさんの独壇場でした。

 

「まだまだァ、ありまスよゥ!」

「ぐるるるるがるる!」(←訳:素晴らしい作品が!)

 

 ヴィットリオ・デ・シーカさん、

 ピエル・パオロ・パゾリーニさん、

 パオロさんとヴィットリオさんのタヴィアーニ兄弟、

 ナンニ・モレッティさん、

 それから……

 ジュゼッペ・トルナトーレさん。

 

「わほほゥ!」

「がるぐる!!」(←訳:トトくん!!)

 

 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)は、

 音楽の美しさも相まって、

 今も大人気の作品ですよね。

 

「とびきりのォ、めいさくゥ!」

「ぐるるがる~!」(←訳:大好きだよ~!)

 

 黄昏、と形容されたりしつつも、

 いやいや、《イタリア映画》は今後も長~く生き残って、

 これからも名作を生み出してくれそうです。

 

 欧州の映画が好きで、

 イタリア語の響きやイタリアらしい美男美女が好きさ!

 という映画好きさんや、

 映画ならジャンル年代関係なしに観まくってます!

 という映画マニアさんにもおすすめの一冊ですよ。

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

 

コメント
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